現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

プロとアマ

2016-12-31 21:09:54 | 虚無僧日記

TVで、AかBか、どちらがホンモノか?。あるいは高価か?を

有名芸能人が当てるクイズ番組をやっていた。

100万円のワインをはじめ、42問全問正解のガクトには驚嘆。

その中で、シュトラスバリウスのバイオリン2丁とチェロ、総額32億円と

初心者用のバイオリン、チェロとの弾き比べ。そしてまた、

プロの吹奏楽団と大学生のアマチュア吹奏楽との演奏の比較。

音楽に関わる芸能人でも答が半半に別れた。32億円の価値が

判らないのだ。またプロとアマの演奏の違いが判らない。

これは由々しき事と考えさせられた。

私の200万の(価値のある)尺八と 3000円のエスロンパイプの尺八でも

一般の方には違いが判らないようだ。

だが、尺八の演奏だけは、プロと素人とは断然違う。プロは アマとは

断然違う差を見せつけるべきだ。

しかしプロとアマの境がはっきりしないのも事実。私などは尺八では

事実食べていけないのだからプロではないか。

 

 

 


現実大肯定

2016-12-31 20:41:05 | 虚無僧日記

引っ越しで 膝を痛め、正座ができなくなった。

左手の小指、薬指、中指の三本が曲がらなくなってきた。

私の尺八生命は終わった。

加えて、検査で5cmもの胆石があることが判った。いつ

激痛に襲われ入院手術することになるやもしれない。

今後の仕事はすべて断ることにしよう。

と暗くなっていたら、TV番組で、やはり左手の指三本が

マヒしてきたという若いピアニスト。「動かない指に執着するより、

現実を受け止め、動く指で弾けるように努力しよう」と、

7本の指でピアノを弾く姿に万来の拍手。

はてさて、7本の指で吹ける曲を探そうか。

ところで、来年の運勢は「大きく転換する年」だそうだ。

尺八に固執せず、別のことで才能を発揮するか。


ゆく年 くる年

2016-12-31 20:11:04 | 虚無僧日記

今年は平成何年だっけ?  ようやく28年と覚えたと思ったらもう終わり。

「人生はトイレットペーパーの如し」とは うまい譬えだ。

子供の頃は、一年がずいぶん長かった気がする。だんだん

一年が短く感じられるようになり、この年になると

1回転があっという間。

そう、トイレットペーパーの1回転が速くなるのと同じ。

そして、突然 紙が切れて終わる。人生も同じか。

今年1年の活動。37回の有料公演、そして57回のボランティア演奏。

計94回。記録的な数。特急列車の如く、スッ飛ばしてきた。

日々に追われて、いちいち覚えていない。

来年は「記録に残るより、記憶に残る演奏」にシフトしたい。