「武田康弘」氏のブログから、下記の記述を転載させていただきます。
「歴史家に聞けば山のようにあり」と書かれている通り、私も同意見です。
初詣は伝統? 神前結婚式は伝統? 見合い結婚は伝統? 天皇現人神は伝統?
いいえ、み~~~んな明治以降のお話です。
いまのような初詣が始まったのは、ようやく明治も中期からですし、
みな、明治維新を成し遂げた志士たちが、自らの権力を正当化する必要から
拵えた代物でしかないのです。 神道を排して仏教による国づくりをした聖徳太子とは
正反対の廃仏毀釈が、明治維新政府のイデオロギーでした。
こういう類の話は、歴史家に聞けば山のようにあり、大論文になってしまいますが、
肝心なことは、安倍首相の一派や日本会議にあつまる人々の言う日本の伝統なる話は、
元からデタラメで、みな明治維新政府の作成でしかない、という歴然たる事実を
明晰に自覚することです。
ついでに言うわせていたたくと、源平の戦い、桶狭間、長篠の合戦、関ケ原、
そして戊辰戦争の白虎隊の話など、みな明治に陸軍参謀が「忠心愛国、滅私奉公」を
植え付けるために都合よくでっちあげた「日本合戦史」によるもので、ほとんど
嘘であったことが近年、明らかにされつつあります。歴史は常にその時代の為政者に
よって都合良く書き直されるものであることを知って欲しいです。