今日の学びは「暖簾(のれん)に胡坐(あぐら)かくな」です。
モーニングの お仲間は、名古屋に先代から住んでいる方ばかり。
「どこどこの店は、美味しい」とか、いろいろな情報
交換の場になっています。
今朝は、「老舗」の店が、2代目、3代目になると、
創業者の真摯な心が失われ、顧客離れが進んでいる
というような話が出ました。
「和菓子の○○の2代目は“暖簾(のれん)”に 胡坐
(あぐら)をかいて、客に対する態度が横柄」だとか、
「値段ばかり高くて、菓子の味も落ちた」と。
また、「ひつまぶし(鰻料理のひとつ)の△△は、
以前は、切った鰻(うなぎ)を きちんと きれいに
並べてあり、見た目にも美しかったが、今は、
ただご飯の上に乗せてあるだけ。そのご飯も
柔らかかったり、固かったり、冷たかったりで、
客が減った。
「客が減り、売り上げが落ちたのは、鰻の値段が
上がったから」と 社会環境のせいにするのではなく、
「高くとも、それに見合う“心配り”があれば、
客はついてゆく」との話しでした。なにせ、金持ち
の方は まだまだ多い名古屋です。顧客は“満足”に
見合った代金は払うのです。
私の家の近くの「トンカツのオゼキ」。住宅地の
中の目立たない、ごくありふれた店構えですが、
昼時は満員。中は結構広く、7~80人は入って
いるでしょうか。遠くからでも車や自転車で来る
リピーターがたくさんいるのです。店員の一人
ひとりが、明るく優しい応対で、店にはいった
瞬間、なにかホッとするものがあります。
こうして流行っている店と、そうでない店、
明暗がはっきりしてきているように思います。