現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

野口雨情 「昭和枯れすすき(船頭小唄)」

2020-02-02 18:45:23 | 虚無僧日記

ある大会社の社長が、カラオケで好んで歌うのは『船頭小唄(別名:昭和枯れススキ)』だという。

企業戦士としてトップまで上り詰めた人でも「心の底」に「どうせ咲かない枯れススキ」があるのだ。「それが、自分を支える生きるチカラになった」とも。

この歌は、1921年(大正10野口雨情が作詞、中山晋平が作曲した。雨情39歳。

それまでの雨情は貧乏のどん底。この歌に最後の望みをかけたが、「こんな暗い歌は流行らないだろう」と誰もが思った。

翌年「昭和枯れすすき」では暗すぎるというので、「船頭小唄」として売り出された。その後 関東大震災が起こり、家財を失った人々の心情を映して、大ヒットした。

そして、この歌は明仁上皇お気に入りの曲とか。

 

 


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