数年前から、近所の水路で「おたまじゃくし」を全く見なくなった。名古屋に来た頃(25年前|は、夜になればカエルの声もよく聞こえた。
蝉の声も去年から少ない。
そして「赤とんぼ」も全く見なくなった
原因は、休耕田が増え、宅地造成で田圃が無くなったこと。残る田圃も 新しい農薬のせいではと言われている。
童謡の「赤とんぼ」は子供達には全く意味不明の歌のようだ。
「夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれて・・・」は、「追いかけられて?」ではない。「背中におんぶされて見た」という意味だが、「背中におんぶされて」という経験も無いようだ。
「桑の実」も「小かご」も解らない。
「十五でねえやは 嫁にいき」も理解不能だろう。15歳では、まだ高校一年生だ。
「赤とんぼ」の作詞は山田耕作。「山の田んぼの耕作放棄で「赤とんぼ」も「まぼろし」と消えるか。
(1) 夕焼け小焼けの 赤とんぼ
負われて 見たのは
いつの日か
(2) 山の畑の 桑の実を
小かごに摘んだは
まぼろしか
(3) 十五でねえやは 嫁に行き
お里の 便りも
絶え果てた
(4) 夕焼け小焼けの 赤とんぼ
とまっているよ
竿(サオ)の先
今童謡「赤とんぼ」は「消えゆくもの」への哀愁の歌だ。だからか尺八によく合う曲だ。
赤とんぼ/尺八:宮田耕八朗・箏:野坂恵子
編曲:長沢勝俊、尺八:宮田耕八朗、箏:野坂恵子 録音:1974年 「Red Dragonflies」 Arranger:NAGASAWA ...
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