『一番大変な時こそ 笑う力 忘れないで』
映画監督の「関口祐加」さんの話。
母親の日常にカメラを向けたドキュメンタリー映画『毎日が
アルツハイマー』は、老いや認知症という深刻なテーマを
「明るく前向きに捉えた」と評判になった。
「ドキュメンタリーは真面目に撮ると深刻になりがち、
それをコメディにするには、どうしたら良いだろうと、
試行錯誤の末できた」と。
「NHKビデオコンテスト」でドキュメンタリー賞をとった
私の『あつーい1日』も、受験地獄の中で“笑い”があった
のが「大賞」につながったと思える。あの“笑えるシーン”で、
審査員もみな目に涙をためていた。
「一番大変な時に笑うことは“生き抜く力”」と関口さん。
チャップリンの言葉に「人生はクローズアップで見ると悲劇、
ロングショットで見ると喜劇」と。
風呂嫌いな母に「お風呂はいろ」「いや絶対はいらない」と
毎日押し問答。介護する方も される方も必死なのだが、
はたから見れば、お風呂一つにバカバカしい争論。笑える
でしょと、関口祐加さん。
ほんとにその通り。“いじめ”にしても“体罰”にしても
本人は深刻でも、神様の視点でみれば「愚かしい」と笑える
のかも。そう思ったら解決の糸口はある。何も死ぬことはない。
この年になって そう思える。
ちょこちょこ現れてすみません。m(_ _)m