釈迦は説いた「欲を捨てれば 争い事はなくなる」と。
白楽天が「道林禅師」に尋ねた。「仏法の大意は何か」と。
道林禅師は「諸悪莫作(しょあくまくさ) 衆善奉行(しゅうぜんぶぎょう)」と答えた。「善いことを行い、悪いことはするな」という意味。
白楽天が「なんだ、そんな事なら、三歳の子供でも知っている」と言うと、道林禅師は「そうさ、三歳の子供でも知っているが、八十の翁でも、できない難しいことだ」と。
そう「戦争はいけない、人殺しはいけない」と子供でも知っているが、この世から戦争は無くならない。
「なぜ戦争は起きるのか」。
「古来すべての戦争は“利得を求める心”から起きたもの」だそうだ。
土地争い、作物の略奪。水利権、通行権、航行権、航空権、覇権をめぐる争い。宗教の版図拡大のための宗教戦争。みな起こす方にとっては「正義の戦争」だった。
太平洋戦争も、江戸時代3000万人だった日本人の人口が、文明開化で3培の9000万人までイッキに膨れたため、「食料無し、仕事無し」そして「石油などの資源無し」の窮状から大陸に活路を求めた故だった。やむにやまれぬ窮余の策だった。
「国際法」でも「戦争をしてはいけない」という法律は無いのだそうだ。「戦争を起こすのは国家の権利」として認められているとか。
中国は2050年までには、台湾も朝鮮も日本も征服するという目標を掲げているとか。かつて日本がやってきたことの仕返しだから、今の中国ならやりかねない。
戦前の朝鮮には軍隊が無かった。「8月15日、戦争に勝って、日本の植民地支配から独立した」と韓国では教えているらしいが、朝鮮には軍隊が無かったのだから、日本とは戦争をしていない。日本は武力で侵略したわけではない。
中国の国民党の軍隊も脆弱だった。軍備をもたなければ、他国に征服されるのは歴史が証明している。
中国の脅威に対抗して戦争ができるように憲法の改正が望まれている。