午前7時の気温は、プラス3度。今朝もなんでこんなに寒いのよ。きょうも薪ストーブ、しっかり焚いてます。ではありますが、きのうの日中温かだったためでござろうか、お隣の桜が、写真のようにいきなり7分咲きでござる。
これ、例年より10日は遅いのです。どうなってんだこの春は。ここ数年見たことない寒い寒い春なのです、ブルブル。
さて、今朝の新聞の一面、見ましたぁ。まぁ、いまどき新聞見てる人もいないか。年寄りだけか。で、呆れてものが言えない大事件なのじゃ。な、な、なんと、フクシマ第1原発の「冷却装置」は、「津波が来る前に」停止していたというのじゃ。ジャンジャン怪しいことが、「後出しじゃんけん」で出てきますです。卑劣なヤツじゃねぇ、東電は。
世界史に残る、空前絶後のフクシマ原発事故は、「地震後の津波によって、タービン建屋内にある冷却用の『複水器』が故障して起きた」と、国民こぞって思っておった。ところが事実は丸きり違うというのじゃ。
地震直後に原発が緊急停止したまでは、よかったです。で、冷却装置の「非常用複水器」が動いて、冷却が始まったけど、それが10分足らずで停止したそうな。この複水器、8時間は動くような設計だったとか。そこへ、40分後の津波というわけ。
なんとまぁ、すばらしい安全神話!! 大ウソこきの東電、ここに極まれり、ってことでござる。想像できる事故原因は、素人でもいくつかありまする。
原発の緊急停止後、冷却用の複水器はとにもかくにも動いた。ここからは想像だけれど、たぶん、地震直後に原子炉建屋の中は、ぐちゃぐちゃに破壊された。原子炉格納容器はともかく、給水系のパイプらや何やらが、折れたり、壊れたり。原子炉を冷却しようにも、給水用のパイプなんかが、地震で壊れてバラバラだった可能性が大なのじゃ。「絶対安全原発」、お粗末の一言なのじゃ!!
で、そんなことなもんだから、まもなく複水器も壊れちゃった。そして、それからやってきた津波が、完全にタービン建屋ら何やらを破壊しちゃったんだろう。
そのあたりが真相に近いのではないかね。ま、素人考えですけど、たぶん、そんなとこ。素人でも考えが及ぶような、人災だったってことでござる。
ということは、事はそんな簡単なことではないということ。津波対策とか、高い壁を作るとか、浜岡原発もするそうだけど、それじゃぁ、ダメじゃんってことだ。津波以前に、原子炉建屋の耐震構造そのものに問題ありってことだ。
「津波対策さえ」すれば、「すべて大丈夫」なわけないってことじゃん!! これじゃぁ、動いておる全国の原発、どれもこれも止めないと危ないってことではないのかね???
ようは、原発の耐震構造などといっても、程度が知れてるってことじゃ。圧力容器こそ丈夫な構造かしらんけど、あとは積み木に毛が生えた程度の構造だったってことでしょう。酷いなぁ。
とはいえ、我がニッポンは地震国じゃ。で、「想定外」の巨大地震だったから起きた事故ってことで済ませては困りまする。ここは「絶対安全」をお経のように唱えておった、灯台教授、元へ、東大教授さまには、腹かっさばいて、お詫びしていただきたい。
大ウソこきやがって!! 我が家に帰ることも出来ない福島県民に塗炭の苦しみ与えた原発専門家の先生さまは、ひとりぐらい、死んでお詫びはしないのか??? 腹切ってお詫びしないのか??? どいつもこいつも、まことに腹立たしい。薄汚いことおびただしい。ここはおぢが福島県民になり代わって、原発村の皆々さまは、利権に群がった「腐れ外道」と申しておきましょう。