日に日に緑が濃くなってまいりました。新緑ってのは、なんとも美しい。真夏の緑とは丸きり違う新鮮な色なのでござります。北海道は、春爛漫の季節を迎えたのじゃ。写真のように、お隣のスイセンも咲き誇ってます。我が家のはというと、まだつぼみばっかで、全然ダメですけど…
きのうは、お母さんニャンコが避妊手術から戻ってきましたです。ニャンはたいそう元気。病院にいる間は、とっても静かにしておったようで、「ネコをかぶる」というのは、こういうことなのかと妙に納得したのでござった。
手術痕は、たいそうきれいで、医師の正確な技術を物語っておりまする。技術料、高いですけど、それもせんないことか、シクシク… ニャンは首にエリザベスカラーとかいう妙なものを付けておって、これがないと傷口を舐めたりするそうな。
見ておっても、たいそう不自由そうじゃ。人間様が交通事故でつける首のコルセットより、はるかにしんどい感じか。元々が自由に暮らしておったノラだもんなぁ、どんだけしんどいか。ま、それも1週間の辛抱なのでござります。
さて、5月28日号の週刊現代で、久々に舛添要一さんが、吼えておる。すっかり影が薄くなった政治家ですけど、今回は、言ってることがまったく正しいことになっておる。
曰く「作業員が大量被爆しまった場合に備えて、僕は彼らの『造血幹細胞の事前採取と凍結保存』を訴えてきました」そうな。まことにごもっともじゃ。造血幹細胞とは血液を造る元になる細胞で、放射線をたくさん浴びると血液細胞が失われて病気を発症したり、死に至ったりするそうな。
ところがカン総理は、「それを頑なに拒んでいる」という。その理由とは「原子力安全委員会がその必要はないと言っている」「250ミリシーベルトを超える環境での作業は想定していない」「採取には時間がかる」「作業員の精神的、身体的負担になる」と、まことにトンチンカンな言い訳をしておるそうな。
原発の事故現場では、膨大な作業があって、このままだと作業員が浴びてよい放射線量を、あっという間に超えてしまいかねない勢いだそうな。早晩、作業できるお方がニッポンからいなくなる可能性もあるという。
それならば、作業員の方が心配のないように、『造血幹細胞の事前採取と凍結保存』をすべきじゃないのかね。今後に憂いない状態で仕事してもらうのが大事ではないのか。ニッポン国の命運は、これら命がけの作業員の手に委ねられているのではないのか。
カン総理がアホウなのはしょうがないけれど、アホウのおかげで命を取られたでのは、死んでも死にきれませぬ。これじゃぁ、舛添さんご指摘の通り、「旧日本軍の首脳そっくり」と言われてもしょうがない。
さらに舛添さんは、兵站についても触れておる。おぢが4月20日に書いたのと同じでござる。つまりは、先の大戦で、米軍が温かな食事していたのと対照的に、日本軍はトカゲ食べて飢えを凌いでいたわけ。原発事故現場でも同じだ指摘しておる。
昔の名前ででておるに過ぎない舛添さんではありますが、今回言っておることはまことに正しい。で、最後にこう述べておる。「菅さんが危険にさらしているのは、原発の作業員だけではない。今や国民全体の生命が、彼のリーダーとしての資質の欠如によって脅かされています。一刻も早く、総理の座から去ってもらう他はありません」。
ごもっとも!!