午前6時の気温は、プラス20度。今朝もどんよりとした曇り空でございます。おぢもハニーさんも、ここんとこ寝苦しい夜を過ごしておりますけれど、元気でござる。
とはいえ、夏の暑さにも、冬の寒さにも弱いのが、道産子。涼しい秋がなんとも恋しいきょうこのごろでございます。写真は、過日、岩内町で行われた新潟物産展で買い求めた「ぶなの露」。ワイングラスで呑む酒だそうですけど、大した美味かったです。
さて、原発に関する国の統一見解が11日、出されたそうな。安全新基準に関する「政府の統一見解」ということだけど、一体全体、いままで何やっていたのかね。
フクシマで原発事故が起きて、その事故が収拾するメドが立っているとは到底思えぬ、ムニャムニャの中、他の原発をスイスイ簡単に動かそうというのが、そもそもおかしい。
「経産省のパシリ」と化した海江田大臣が、「国が責任を持つ」から、「原発動かしてよ」と言い出すこと自体が不可思議。それこそ、ストレステストでも何でもやって、それからさて、どうしようというのなら、わかりますが、対応はメチャメチャでちぐはぐ。小学校の学級会並みでござる。
そもそも、原発を監督するのは、経産省にぶら下がる原子力安全・保安院だけしかない。東電は、この監督官庁である歴代の経産省幹部の天下りを受け入れておるという。つまり、東電は、経産省をしっかり丸め込んでおるってことだ。
たとえば、今年1月、経産省資源エネルギー庁の前長官だった石田徹とかいう官僚は、退官してわずか4か月後に東電の顧問に天下っておるそうな。こういう天下りの見返りとして、安全基準だのなんだのといった原発管理は、ゆるゆるに甘くなる。
津波がどうの、地震がどうので、「想定外」で起きたとする原発事故の背景には、監督官庁がまるきり機能してこなかったという問題があるってことじゃ。ようは「東電による監督官庁の骨抜き」です。
そこを変えるには、まずは、原子力安全・保安院を経産省から切り離し、独立させて、それからさて、「原発のストレステストをどうするか」ってのが順序だろう。経産省のパシリ・海江田も、どもこもならんけど、ついこの間まで海江田発言を追認していたカン総理も何してんだか。
こんなだから、官僚にも舐められる。だれも協力などいたしませぬ。総理がもしここで一発逆転を図るなら、一つだけ手がある。そう、改革派官僚の古賀茂明さんを事務次官に抜擢することじゃ。
そうすりゃどの官庁の官僚も、とたんに総理にひれ伏すだろう。なにせ人事権がだれにあるか、それしか官僚は見ていないからじゃ。次期総理にはぜひとも古賀さんを事務次官に抜擢していただきたいね。
昨夜のTVタックル、原発がテーマでしたけど、なんか妙なところがありました。皆さん言いたいことを言っているようで、はっきり言えてない感じ。それが「発送電の分離」。この国の古いエネルギーシステムを根本から変えるには、どうしてもこの「発送電の分離」が必要じゃ。
これをしないと、電力業界へ新規参入はできませぬ。エネルギー産業は活性化しないし、電気料金も高止まり。化石のような10電力会社による寡占に終止符を打たねばなりませぬ。
そんな大事な「発送電分離」を大きな声で言えないのは、これが「トラの尾」だからに違いない。カン総理が、これを言い出した途端に「追い詰められた」という話も、まことしやかに流れておる。
発送電分離を言い出した途端、守旧派は全力で阻止にかかる。これは怖い。しかし、それができないとニッポン国の復活もござりません。ニッポン国、大丈夫か? ダメなような気もしますです、嗚呼!!