午前6時の気温は、プラスの12度。5時ごろ、玄関前でドタバタ。「ぎゃぁ!!」というネコの叫び声がいたしましたです。またもや、化け猫風の「シマ」が、我が家で大暴れしておったのです。
おぢが玄関ドアを開けると、チリリンと音がするもんだから、とたんにピューと逃げるのでござる。同じパターンで、ここんとこハニーさんは、深夜に起こされるのでござる。
ったくもう!! それにしてもですが、今朝は涼しいを通りこして、寒いほど。どないなことになっておるのか。作業するには、たいそうよろしい日和なわけで、薪の取り込み作業、再開しようかしらん…
さて、7月30日号の週刊現代「ジャーナリストの目」じゃ。魚住昭さんの、「越山会事件 愚劣な捜査はこの国に悪夢を見せた」がまことに興味深い。
そう、この事件の現在の肝は、北海道選出の国会議員、石川知裕議員の「小沢氏に4億円の虚偽記載を報告し、了承を得た」という調書が、「検事の威迫や利益誘導によって作られたものだ」として、全面否定されたことじゃ。
つまり、検察が描いた事件の構図が、ガラガラ音を立てて崩れたってことだ。これにより、検察審査会の議決で強制起訴された小沢一郎の無罪がほぼ確実になったと、魚住さんは書いておる。
我がニッポン国の優秀な官僚さまであったはずの東京地検特捜部だが、実はとんでもないでっち上げをしたってことじゃ。この判断に決定的な証拠となったのが、石川議員が検事の再聴取に応じた際のICレコーダーによる録音のやり取りだそうな。
公判で、石川議員は、「特捜部は恐ろしいところだ。何でもできるところだぞ。捜査の拡大がどんどん進んでいく」と脅され、小沢氏に累が及ばぬよう供述調書に著名せざるをえなかったとしていたけれど、これがICレコーダーに録音された検察官とのやり取りで、完全に裏付けられたのでござる。
裁判では、このやり取りが、しっかり認められておる。ようは東京地検特捜部は、小沢一郎の政治的失脚を狙い、「でっち上げで起訴した」ってことになるのじゃ。
とんでもない組織でござる。おかげさんで、民主党は先の参院選で大敗し、政権交代も無茶苦茶なことになってもうた。検察庁は、このニッポン国をどうしようというのかね?
しかもいまは、世界中に放射性物質やら何やらをばらまいておる東京電力の家宅捜索もなにもしておらん。おかしくはないかね。この国の官僚さまによる支配と、腐れ具合は深刻の極みでござる。
かつて、福島原発のプルサーマルに反対しておった、佐藤栄佐久福島県知事も、東京地検特捜部に逮捕されておる。この佐藤さん、霞ヶ関の原子力政策に、知事として唯一反旗を翻し、県民の支持も高かった。
それが2006年に実弟が、競争入札妨害で逮捕された。経営する会社が、水谷建設と不正な土地取引があったいうことじゃ。
で、その道義的責任を問われ、佐藤さんは辞職に追い込まれた。そして翌月、自身も東京地検により収賄容疑で逮捕。そして、そして、その翌年の秋、福島原発3号機のプルサーマル運転が開始されておる。
いやはや…考えてみれば、地検の暴走はこれにとどまらない。思い出していただきたいのは、「郵政不正事件」でござる。現職の厚労省の女性局長が逮捕された事件でござる。
これも、ご承知のようにまるきりでっち上げじゃ。ことほど左様にニッポンを牛耳る官僚さまの暴走は止まることを知りませぬ。正直、怖いです。
放射性物質を世界にばらまいた大公害企業、東電の起訴など、ないのか。この国に正義などありません。しみじみ怖い。