おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

どうなる「新規制庁」

2012年06月12日 | Weblog

午前9時の気温は、プラス20度。初夏の風が爽やかでござる。

いい季節です。ではありますが、おぢはきのう一日、うだうだ、ゴロゴロしておりましたです。

おととい、あちこちドライブした疲れが出たのでしょう。加えて、先月半ば以来、体調が今一つでござる。

ハニーさんもきのう、野の花診療所で造血剤を注射したりして。

いい季節というのに、夫婦して困ったものでござる。

さて、

国会では、「原子力規制委員会」の設置関連法案をめぐり、事故を起こした原子炉への緊急時の対応について、民主、自民、公明の3党が、「首相の指示権による介入を認めない」方向で合意した、などときょうの新聞などが伝えておる。

つまり「原子炉に関する対応は規制委が専門的、技術的に判断する。」ということ。

カン総理が、なんだかんだ、わけ判ってるんだか、ないんだか、狂気のドタバタ劇を繰り広げたフクシマ原発事故の轍を踏まないために、至極当然の結論でござる。

新規制庁、まずは第一段階はまともにクリアしたらしい。

この規制庁についての最大問題はというと、過日も指摘したように「国家行政組織法第3条に基づく独立性の高い組織」となるかどうか。

こうなるか、ならないかでは、大違い。

もしこうなってくれれば、原発は、ようやく安全確保に向けて、まともな第一歩を踏み出すわけで、国際的にも評価できるものとなる。

ここをしっかり見ておかないと、フクシマ過酷事故による県民の悲劇が生かされない。

皆さんもご承知かと思いますけど、ニッポン国では、ある場所で交通事故が起きると、信号が付いたり、道路が拡幅されたり、中央分離帯が出来たりする。

つまり、事故の起きた道路は、命の対価が支払われて、ようやく安全になる。

苦い経験は、なんとか生かされるのじゃ。

ところが、こと原発の規制庁について、政府・民主党が提出している法案はというと、環境省の下にぶら下がる組織で、なんのことはない旧態然、官僚さまの支配下。

経産省支配から環境省に利権が移るだけ。

しかも、旧態然の役人が行き来出来るシステムで、これだと単なるアマチュア利権集団。

これでは故郷を捨てた福島県民、これから甲状腺がんが続出する福島県の子どもたちに申し訳が立たない。

そんなことで、是が非でも 「国家行政組織法第3条に基づく独立性の高い組織」にしていただかなければなりません。

新規制庁に関するニュース、しっかりチェックしてないと、ヤバイです!!