おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「集団的自衛権」は他人のケンカを買いに行くこと

2014年08月03日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス17度。

あたりは朝霧に覆われて、視界不良でござる。

きょうも暑くなるんだろなぁ、、、

さて、

元経企庁長官でご尊敬申し上げる田中秀征さんの政権ウォッチ「自衛隊の不安と戸惑いをどうすべきか」にフムフムいたしました。

集団的自衛権行使に反対する余命1年の元自衛官はこう申しておるそうな。

「『自衛隊の仕事は日本を守ること。見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが仕事なわけがない』と怒る。一方で彼は、『自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。安心してください』と誇らしく語っている」という。

田中さんは「『集団的自衛権は他人のけんかを買いに行くこと』という彼の認識は正しい」としておる。

集団的自衛権行使容認のポイントはそこだ。

ニッポンに直接関係のない戦争に、有無を言わせず加担させられるってこと。

見知らぬ国で殺し殺されるなんて自衛隊の「仕事ではない」というのは大いに納得できる。

田中さんはこうも言う。

「私は当初から本欄で、集団的自衛権の行使容認が、逆に日本の防衛力を弱める可能性が強いことを指摘してきた。狼の群れはときに羊の群れにかなわないこともある。それは大義と士気(覚悟)、それに結束力で著しく劣る場合だ。ベトナム戦争はその好例だろう」。

自衛隊員は、もちろん国を守る覚悟はあるでしょう。

だけど、アメリカ人にとってのベトナム戦争のように「大義なき戦争」に参加なせられるのでは、士気は衰え、えん戦気分も膨れる。

だから防衛力を弱めると田中さんは言うのだ。

そしてこう締めくくる。

「集団的自衛権の行使によって、反日ばかりか反米の容赦ない矛先もこの日本に向いてくる。テロに無防備な日本は絶好の標的になるに違いない」。

怖いのはまさにそこ!!

これまでは安心して世界のあちこちを旅行できたニッポン人ですけど、アメリカと一緒に戦争することになれば、ニッポン人もアメリカ人と同様にテロのターゲット。

海外旅行、チョーヤバイです。

ですからそうなる前に、余命1年の元自衛官の泥憲和(どろ・かずのり)さんの命を懸けたガンバリとその活動をおぢも応援いたします。

ガンバレ泥さん!!