午前6時の気温はプラス17度。
今朝もパッとしないお天気でござる。
広島県では局地的な豪雨で39人が死亡だそうな。
ニッポン列島の気候、以前とはすっかり様変わりしております。
今回の土砂崩れは住宅地で発生しておる。
しかも、複数の場所で同時多発的に起きた。
裏に山のある我が家も、これまでは何事もなかったわけですが、今後は何が起こるか分かりません。
これまで経験したことのない局地的な豪雨が襲ってきて、一瞬にして土石流に流される、そんなことが起こりえる時代でござる。
今回、広島市の危機管理部長は「避難勧告が遅かった」と行政の怠慢を認めておる。
今年、我が家にも防災無線が付き、災害の危険があると、無線を通じて役場から連絡があるそうな。
ではありますが、広島市のように避難勧告が遅かったのでは、無線があっても何んの意味もないのです。
ハードを整備すればいいってもんではございません。
これをどう運用するか、いわばソフトが問題なのでござる。
でもって、広島市はそこがダメだった。
避難勧告ちゃんと出るのか、出ないのか、どうなんだ?
やっぱ自分で判断し、自力で逃げ出すしかないのでしょうなぁ、、、
役所に頼っておっては、命が危ない昨今なのでござる。
ところで、
同じ怖いものでも、いつ起きるか分かんない自然災害ではなくて、確実に怖いのが例のイスラム国じゃ。
新聞報道によると、拘束されておったアメリカ人ジャーナリスト、ジェームス・フォーリー氏とみられる男性が殺害される映像が、インターネット上に公開されたという。
イスラム国によってナイフで首を切られ処刑された。
一方、同じイスラム国に拘束されたニッポン人男性は、生存しておるらしく、解放される可能性もある。
同じイスラム国に拘束されたニッポン人とアメリカ人、この違いはなんだろか?
アメリカ人はジャーナリストで、ニッポン人は軍事経験がないとはいえ、民間軍事会社のCEOを名乗っておる。
国籍を別に考えれば、ニッポン人の方が圧倒的に危険な立場ですが、ニッポン人は処刑されていない。
イスラム世界から見れば、アメリカもニッポンも同じ「西側諸国」で「異教徒」だけど、結果をみれば「丸きり一緒」ってことではないような。
西洋人と東洋人の違いもあるのかしらんけど、戦後70年近く「平和外交」を続けてきたその蓄積が、アメリカ人とニッポン人の処遇の違いになっておるとおぢは思うのです。
戦後、ニッポン国が世界各地で進めてきた平和外交や各種の支援活動が、なんといおうともニッポンの「好印象を培ってきた」のです。
だからこそイスラム世界では、いまもアメリカとニッポンは決して「十把一絡げ」ではないのだと申しておきましょう。
これまでのニッポン外交を根底から覆しかねない安倍政権の「積極的平和主義」、いよいよニッポン人に危険が及ぶことになるのだと申しておきます。