午前6時の気温はマイナス2度。
晴れの良いお天気でござる。
そしてきょうから4月、いよいよ電力自由化なんだなぁ~
遅ればせながら、我が家でも先日「コープさっぽろ」の電気、「トドック電力」の申し込みをしてまいりましたです。
そのトドック電力には2種類ある。
我が家は、水力、木質バイオマス、風力などでつくられた電気を中心とした「FIT電気」を選択。
この電気は、単独ならわずか0.5%しか電気代はお安くなりませんが、灯油の定期配送とセットなら北電に比べ2.5%安くなる。
FIT電力とは別に、お得な「ベーシック電気メニュー」というのもあって、これだと灯油とセットで北電より3%安くなる。
たいした割引率ではございませんが、コープさっぽろで使えるポイントも貯まるそうで、そこは嬉しいかも!!
この先コープさっぽろの「スマホ」にもしようと思っておるので、さらなる割引もあるかもしれんね。
「チリも積もれば…」ってことですわ。
いずれにせよ、電力会社を変更するには、カネはかからないけど、それなりに手続きがある。
見方を変えると、あれこれ手続するだけで、それなりにお安い電気だったり、お好みの電気だったりが買えるわけですから、なんだか気持ちいい。
我が家の場合は、特定のムラに所属しておれば、そこに群がる業者ばかりが儲かるという、恥知らずな「原発の電気」は使いたくなかったので、これでそこはスッキリだ。
道内では原発は動いておりませんから、いまは北電を選択しておっても原発由来の電気ではないですけど…
切り替えの手続きはまだ完了しておりませんが、すでに申し込みが終了した家庭でも、トドック電力の使用開始は6月からだそうな。
かつては、原発が止まったら、ニッポン経済が奈落の底に落ちるとか申しておった「原発推進の大ウソつき集団」がいた。
そんな大ウソが効果を発揮できたのは、電力が地域独占状態だったから。
なにせ電気を独占しておった大手電力会社が「電気は足りません」といえば、それまでだった。
3.11の原発事故後は、原発推進派が「大変だ!大変だ!」と大騒ぎして、電力不足を煽った。
消費者は、ウソかホントかよくわかんないまま、電力会社のいうことを「鵜呑み」にするしかなかった。
電気料金だって、なんだかんだいいつつ、経産省との打ち合わせで自由自在。
それが、「電力自由化」となったいま、それなりに競争原理が働くわけだから、透明性が増す。
大手電力会社は、2020年の「発送電分離」後も、電力に関しては大きな影響力を維持するのでしょうが、とにもかくにも風穴があいたのです。
共産国家みたいな電気の「地域独占」が、21世紀のいまも続いておったのが、そもそもおかしな話ではございましたけどね。
おかげさんで多くの利権がそこに群がった。
経費が増えれば増えるほど利益が上がるという、悪名高い「総括原価方式」も自由化で消滅した。
だから大手電力会社も余計な経費は削減して、否が応でも競争に対応しないとならん。
地域独占にあぐらをかいておった大手電力会社も「経費を削減して、効率化を図る」ことになる。
ようやくフツーの会社になるってわけだ。
これまでのように、原発さえ動けば、儲かる時代ではないと自覚せざるを得なくなるね。
消費者の方も選択肢が広がり、賢く選べる時代になりましたわ。
こと電気に関しては、ようやく共産主義から資本主義に移行したわけで、まことにけっこうな電力自由化初日なのでござる。