おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

鶏胸肉、柔らかく美味に…

2016年04月30日 | Weblog

 

午前6時の気温は零度。

きのうの予報ではきょう午前中は雪またはみぞれとなってましたが、いまはスカッと晴れのお天気でござる。

デッキには霜とも雪ともつかないモノのが、サッと積もっておる。

寒いけど、清々しい朝なのでござる。

荒れ模様だった北海道のお天気は、ご当地周辺ではなんとか治まったようです。

それでも風が強くて外で作業といった気分には到底ならないゴールデンウイーク2日目の朝でござる。

ところで、

鶏胸肉を柔らかくする方法ですけど、きのう晩ご飯でさっそく試してみたのです。

メニューは過日朝のフジテレビで放送しておった「鶏胸肉のカツレツ ローズマリー風味」。

まずは胸肉を繊維に直角になるよう薄切りに。

マイタケを刻んで、水と、砂糖、塩と混ぜて90分、密閉したビニール袋でなじませます。

90分も経ったら、確かに硬い胸肉が柔らかくなる。

でもってこれを上記レシピ通りに料理したのですが、従来の胸肉とは丸きり別モノ。

この料理、今回で3回目ですけど、今回はずいぶん柔らかい上にマイタケの味も匂いもしないのには驚いた。

この料理を美味しくするコツはどうやら「湯せんしたバターの上澄み」を使うこと。

たっぷり使うバターで風味がよろしく、サクサクした衣と柔らかくなった胸肉にオーロラソース、これバツグンの組み合わせでござる。

カロリーはメチャ高そうですけど、旨いのです。

さて、

今週号の週刊文春に「全国48原発チェックリスト」が載っておる。

公開資料や専門家の意見を参考に、抱えるリスクを「大」「中」「小」でランク付けしておる。

3.11以前は、電気事業連合会(電事連)の広告を定期的に載せており、すっかり原子力ムラに組していると思っておった週刊文春ですが、方向転換したか?

電力自由化の影響で、これまで権勢を誇ってきた電事連も、電力各社の売り上げ減少に伴って、これまでのような潤沢な資金も減り、文春への広告もなくなったのか?

いずれにせよ、文春さん、メデタイ転向でござる。

安倍政権に対する文春の姿勢も従来から変化しており、「潮目が変わった」気がする今日この頃でござる。

話は戻って原発リスクですけど、ご当地の泊原発は活断層が「小」で、津波が「中」、火山が「大」となっておる。

全国の他の原発に比べりゃリスクが低いようにも見える。

とはいえ、泊原発には「フィルター付きベント」はないし「免震重要棟」もない。

亡くなった福島第一原発の吉田所長が生前「事故のときに免震重要棟があって助かった!」と申しておったにもかかわらず、その後はどこの原発もこれを設置しておりません。

再稼動した川内原発も建設を見送った。

加えて泊原発には、核燃料が溶け落ちても地下にまで落ちないようにと、最新の原発では設置されておる「コアキャッチャー」は、もちろんない。

さらに最新の原発は、飛行機によるテロに備えて、格納容器は二重となっておるけど、そんなもんもない。

だけど「テロ対策は万全」などというから困る。

小型飛行機が原発に突っ込むテロが起きたなら、格納容器はアジャパーで北海道は札幌まで放射能まみれ。

そしてなにより、冬場に過酷事故が起きた際には、逃げ道の確保がままならん。

猛吹雪の最中に、全電源喪失の事故があれば、我々住民は身動きが取れません。

原発事故の現場方向に向かって、誰が除雪車を走らせるというのか?

その前に道路は大渋滞で身動き取れないような気もしますわ。

話は「全国48原発チェックリスト」に戻りますが静岡大防災総合センター教授の小山眞人さんは以下のように述べておる。

「原発の審査は火山学者がほぼ不在の状況で論議が進められており、火山リスクは活断層リスクに比べてあいまいな基準となっていることが問題です。~中略~他に大規模噴火リスクがあるのは、泊、東通、伊方、玄海。

過去12~13万年の間に泊は一度、東通は二度届いていることが確実です。伊方、玄海には阿蘇カルデラの大規模火砕流が届いた可能性があります」だそうな。

再稼動の流れを止めないようにしたい原子力ムラでしょうけど、ここんとこの熊本や大分の地震を見る限り、地震大国ニッポンにおける原発の再稼動は、シロウト考えでもムリがある気がします。