午前6時の気温はマイナス4度。
晴れの良いお天気でござる。
三寒四温とは、よく言ったものです。
こうしてまもなく本格的な春を迎えるのでしょう。
そういえば、
いきなり耳鳴りが発症したのは、去年3月のこと。
すでに1年が経過しておる。
最初の頃は、一体全体どうなることかと思いましたが、NHK「ためしてガッテン!」で放送しておったTRT療法のおかげでずいぶんと良化しておりまする。
サウンドジェネレーターという一見補聴器のようなモノを耳に装着すると、耳鳴りが緩和されるのです。
おかげで、これを付けなくても、耳鳴りがしない日もあったりして、大いに助かっておる。
読者の皆さんが、もし耳鳴りを発症した場合は、とにもかくにも1週間以内に耳鼻科に行って、ステロイド剤を投与してもらうことだ。
1週間以内だと、ステロイドの効果で治るそうだ。
それを過ぎてしまった場合は、もう治りません。
このTRT療法しかないのでござる。
サウンドジェネレーターを使うようになってからというもの、ずいぶん楽になりましたです。
ただし、この2~3日はやたらに大きな耳鳴りがしておる。
春のこの時期は、なにか体に異変が起きやすいときなのかもしれませぬ。
さて、
4月4日付の記事「電力自由化の盲点 再生エネルギーを送れぬ送電網」にそう書いてある。
電気事業連合会(電事連)によると、各電力会社が持つ発電設備の能力は10電力合計で2億1241万キロワット(14年度末)だそうな。
この数字には当然のことながら原発を含んでおる。
一方、国が15年11月時点で、電気の固定買取制度(FIT)として認定したのは、太陽光だけで7964万キロワット。
再生エネルギー全体では、8558万キロワットに達するそうな。
日経新聞は「出力だけで単純に比較するとで、電力会社の発電設備の4割に相当する」と書いておる。
原発による発電量は全体の約3割といわれておったから、再エネはすでに原発の発電量をはるかに凌ぐ。
そこをちゃんと書かないところが、原発推進派の日経新聞らしい。
だけど、発電設備の4割に相当する再生可能エネルギーと書いておる時点で、3割の原発はまったく不要だとわかる。
原発はいま、ほとんど動いておりませんからね。
記事では「太陽光などは日中に限られ、発電量としては少ないものの~中略~ピーク時の電力は余ることになる」としておる。
びっくりポンですが、原発がほとんど動いていないのに、電気はすでに余っておるのです。
また、製鉄会社は火力発電所を保有して売電している。
電力会社も石炭火力を中心に安価な設備を増強しておるとか。
石炭火力発電の新規計画は2000万キロワットを超えるというから、電力の余剰はさらに進むのだそうな。
くどいようですが、ニッポン国内の原発、ほとんど動いていないのに、電気は余るのです。
記事は「発電した電力を平等に買い入れて送電する仕組みが欠かせず、送電網にもイノベーション(技術革新)が求められている」と締めくくっておる。
送電線の柔軟性を高めて「再生エネの電気をどれだけ電力系統に導入できるようにするか、そこが重要だ」ということらしい。
どう考えても原発は不要ですという記事のような気がしますけど…
ご当地泊原発には、先日、丸川原子力防災担当大臣が視察に訪れるなど、再稼働に向けた動きが活発化してきた。
北電は、今月13日から「泊発電所の安全対策等に関する地域説明会」を開催するそうな。
再稼動へ向けて、ずんずん動き始めておるのです。
だけど、考えてくださいな。
ついこの間まで、北海道民はどうしても原発を所有する北電から電気を買わねばならんかった。
いまは曲りなりにも自由化され、様々な電力会社を選択できるようになった。
原発が嫌なら、別の電力が社を選択することができる。
全国の各電力会社の原発が、次々と再稼動してくると、原発の電気は買わないという「不買運動」が起きても不思議ない。
そろそろそういう形の「脱原発運動」が、全国各地で湧き起る可能性がある。
それもこれも、「自由化のなせる業」でござる。