おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

熊本地震で考えさせられる「住まい」

2016年04月19日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス1度。

ときおり小雨がぱらつく寒い朝でござる。

きょうは最高気温もプラス6度ほどにしか上がらんそうですわ。

雨のおかげで雪はどんどん減ってますが、近くの桜の木がほころんだ様子はさっぱりありません。

北海道がポカポカ暖かくなるのは、もう少し先のことでござる。

そんなきのう、

熊本地震を支援しようと、「災害救援ネットワーク北海道」にわずかばかりですが、支援金を送付いたしました。

おぢの周りにはいい歳なもんだからヒマしておって、ボランティアで現地に駆けつける方もいる。

人生も後半戦になると、なんとか世間のお役にたちたいと考えて行動する人がいる。

かと思えば、墓場にカネなど持って行けないのに、ひたすら金儲けにひた走る方もいる。

どっちがどうだとは申しませんが、短い人生をどう生きたか、引き際も大事だと感じる今日この頃なのでござる。

そんなことで、末期のガンに罹った公務員が残りの人生をかけて地域のために公園をつくる、黒澤明の映画「生きる」を突然思い出しましたわ。

おぢもそれなりに、世間のお役に立つ残りの人生でありたいと思ったりも…

そんなきっかけとなった熊本地震が発生したのは今月14日、それからもう6日が経過しておる。

最初に「本震」としておったのが、実は「前震」で、この先もっと大きな地震が起きると、それが本震になるのだそうな。

そうなると、これまでのは全て前震ってことになるそうですわ。

いずれにせよ、前例のない直下型地震のようでござる。

そして、この地震がこのまま鎮静化するのか、はたまたこの先もしばらく続くのか、被災地の皆さんの不安な気持ちを思うと、なんだかやるせない。

テレビを見ておると、前日までは傾いたとはいえ、なんとか大丈夫だった家が、次の日にはペシャンコだ、、、

住んでおった人々の怖さったら、これは尋常でない。

避難しておる方も、当初は4万人前後でしたけど、いまは約10万人というから、「危険で住んでいられない」と思う方が増えたのでしょう。

そんなことで、我が家が似たりゴンベの地震に見舞われたら、「さて、どうしよう…」と夫婦して考えておるところだ。

生きていくうえでの拠点となる我が家がペシャンコでは、さて、どうしたもんかと思案投げ首でしたわ。

それでも一軒家なら、カネさえあれば早急に建て直すことも可能だ。

けれど、ひび割れしてしまったマンションでは、建て直すにも時間もかかるしそうもいかんだろうとか。

水が無いと、トイレも使えないし、風呂にも入れない、ご飯もつくれない。

どうしよう…

そんなことで、どうやら「悲観的に準備して、楽観的に生きる」のがいいそうだ。

そういえば、美人気象予報士の菅井貴子さんが去年、留寿都村で講演した際に「旭川市が安全」だと申しておりましたです。

気象庁のデータによると、1923年1月1日から2012年6月7日までの90年間、旭川における地震は以下の通りだ。

震度5以上なし、震度4が3回、震度3が17回、震度2が20回、震度1は85回。

地震大国ニッポンにおいては、圧倒的に少ない地震回数でござる。

加えて台風は来ないし、洪水もない。

ってことで自然災害が少ないことから、リスクの分散を考慮して2012年には「日本IBM」が免震装置を設けたデータセンターを設置しておる。

首都直下型や、南海、東南海地震を想定したものだと、プレスリリースには書いてある。

そんなことで、我が家でも「移住するなら旭川」も選択肢に入ってくる。

あれやこれや考えさせられる熊本の地震なのでござる。

リスクの分散ってことでは、一般家庭でも「オール電化」などは避けて、電気、暖房、給湯は分けておいた方がいい。

そもそもオール電化は一旦動かしたらなかなか止められない原発の、深夜における余剰電力が大前提だってことを認識しておきましょうね。

まずは「悲観的に準備して、楽観的に生きる」ことにいたします。