おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

呆れた恥知らず、東京電力のデタラメ

2016年04月13日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス1度。

どんよりとした曇り空のお天気でござる。

きょうも静かで穏やかな朝がやって来て、おぢは幸せ感でいっぱいじゃ。

あっちが痛い、こっちが痛いという運動不足のじーさん、ばーさんには、たいした申し訳ないのだけどね。

さて、

福島第一原発事故により、世界中を放射能で汚染するという未曽有の大公害事故を起こした東京電力でござる。

この東電が、メルトダウンの判断基準について、マニュアルがあったにもかかわらず、「この5年間、気が付かなかった」と謝罪したのは今年2月のことだ。

そもそもの話で悪いけど、東電がメルトダウンを認めたのは、事故発生から2ヶ月も経ったあとだった。

このマニュアルの基準に従えば、事故からわずか3日後には1号機と3号機はすでにメルトダウンしておったことになる。

こんな大事なことを、ついこの間まで隠しておったのが東電だ。

この5年間、メルトダウンについては「判断する根拠がなかった」としてきたのだから呆れますわ。

マニュアルの存在が分かったのは、偶然でも何でもない。

新潟県の泉田知事の意向でつくられた「技術委員会」と呼ばれる有識者会議が、フクシマの事故について独自に検証を続け、なぜメルトダウンの公表が2ヶ月も遅れたのかを問題視してきたことによる。

そもそもは今年1月、新潟県の柏崎刈羽原発を再稼働させたい東電の広瀬直己社長が、原発の安全対策を強調し、避難計画作りへの協力を知事に求めたからだ。

これに対して泉田知事は「メルトダウンを隠されると、避難ができない」と、ごく当たり前のことを言った。

そして、不明な点について細かな質問票をつくって、東電に回答を求めたという。

柏崎刈羽原発をなんとかしたい東電は、社内の聞き取り調査をし、その後、マニュアルの存在に気が付いたというのだ。

なんだろねぇ、こういうの。

拉致被害者の調査をしたとか、しないとか、ムニャムニャしておる北朝鮮によ~く似ておる感じがしますけど…

とにもかくにも、新潟県と技術委員会の取り組みで、マニュアルの存在が明らかになったということ。

そして、おとといの11日、東電の広報担当は「個人的な知識」とした上で「メルトダウンの判断基準は認識していた」と発言したという。

広報担当のこの原子力・立地本部長代理は「社内で20年以上、原子力の業務をするなかで把握した」そうな。

これでは東電さん、ハナからメルトダウンと認識しておったのに、ニッポン政府も、国民も、騙しておったことになる。

たいしたしつっこいおぢだとは思うけど、なんであのとき、東電を「破たん処理」しなかったのか!!

東電が破たんすると停電するとかわけわかんないことを申しておったね。

JALは破たん処理したけど、ちゃんと飛行機は飛んでおりましたです。

さらに、電力会社の労働組合を支持基盤とする民主党政権では、それもムリだった。

まして自民党政権ではどもこもならん。

4月1日からスタートした電力の自由化、消費者の「選択の自由」の下で、こうしたデタラメ企業が追い詰められると期待したいおぢでござる。