午前6時の気温はマイナス4度。
スカッと晴れわたって、まことに良いお天気でござる。
気持ちがよろしいです。
さて、
作家の橘玲(たちばな あきら)さんのブログ「日々刻々」に、旧日本軍の高級参謀、八原博通の話が載っていて、これがたいした面白いのでご紹介じゃ。
制海権・制空権を失った沖縄戦、圧倒的不利な状況で地形を利用した持久戦を指揮し、2カ月にわたって米軍を苦しめたのがこの八原博通だそうな。
陸軍大学校を抜群の成績で卒業し、アメリカ駐在の経験もある超エリートで、合理的思考の持ち主だったとか。
でもって、大本営の愚策で、兵士や沖縄県民が無駄に死んでいったことをきびしく批判した方だそうな。
その八原さんが捕虜になったとき、収容所にやって来た米軍の一等兵の言葉が標記「戦争はビジネス」だそうな。
ただの一等兵が、日本の高級将校に「国家、政府、戦争、これらはすべてビジネスです。ビジネスにならぬ国家、政府、戦争は有害無益です」と申したそうな。
八原さんは「神がかりの日本軍」との違いに愕然としたそうな。
ってことで、この八原さんの手記「沖縄決戦-高級参謀の手記」、早速ネット購入することに。
劣勢を認めることができない大本営の愚策によって、兵士や沖縄県民が無駄に死んでいったことをきびしく批判したものだそうな。
また、「沖縄悲遇の作戦-異端の参謀八原博通」という本もあるそうな。
おぢは、こちらも読んでみますです。
戦争は大消耗するもの。
戦争に関わるものは、毎日消耗するわけだから、関連産業は増産に次ぐ増産となるわけで、儲かってしょうがない。
これまでの戦争は、とにもかくにも好景気をもたらした。
なんだかんだ、ああだこうだと言いつつ、儲かる人と、その一方、ごっちゃり死ぬ人がいるのが、リアル戦争なのでござる!!