「ホーケキョ!?」「ホーキョ!?」
今朝はウグイスのさえずりで目が覚めましたです。
よく聞いておると、鳴き声がなんか変だ。
毎年のことではありますが、いまどきのウグイスの鳴き声は、なんとも下手くそ。
「ホーホケキョ」ときれいに聞こえるのは、3回に1回ぐらい。
あとは「ホーキョ」「ケキョ」だったりで、なんともたどたどしい。
上手に鳴くようになるのは、もう少し先なんだろう。
とはいえ、小鳥のさえずりで目が覚める時季が来たかと思うと、感慨もひとしおの朝でござる。
そんな午前5時の気温はマイナス1度。
お天気は、気持ちよく晴れておりまする。
「きょうもいい一日になりますように」と願うおぢでした。
さて、
きのうの羽鳥慎一モーニングショーで、小説「武士の家計簿」で知られる歴史家で作家の磯田道史さんの話を放送しておったです。
それによると今回の熊本の地震、400年前と多くの類似点があるという。
古文書によると、1611年に「慶長三陸沖地震」というのがあったそうな。
この地震のマグニチュードは8.1だそうで、大津波で仙台藩や津軽藩に多くの死者が出た。
その8年後1619年には熊本県八代地方で地震が発生し「卯の刻より大地震、午の刻にいたり、城楼崩壊す」。
…ってことで麦島城というお城が崩れたそうな。
さらに6年後1625年には熊本で大地震が起きて、熊本城の瓦が落ち、火薬庫が爆発したとか。
つまり、慶長三陸沖地震→八代地震→熊本地震の流れ。
今回は東日本大震災→熊本地震→大分地震だ。
400年前と現在、よ~く似ておるじゃんて話なのだ。
そんなことで、この先どうなるのか、そこが最も気になるところ。
古文書によると、400年前のその後は、広島・愛媛・香川でも地震が起き、1633年に長野・小田原・江戸で地震が起きておるそうだ。
「同じことが起きる可能性がないわけではない」としておるけれど、なんだか怖い。
愛媛ってことは伊方原発があるしねぇ、、、
歴史は繰り返す???
そういえば、
脱原発といえば、一般庶民ばかりで、企業経営者はこぞって原発推進かと思ったらどうやら違うという。
経済人として、地域での再生可能エネルギーの給体制の実現と、持続可能な地域経済の自立を目指す組織が2012年に小田原市にできた。
「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」というそうな。
神奈川県小田原市のカマボコ屋の副社長が立ち上げておる。
この方は会合でこう述べたそうな。
「私たちは、地域で仕事をさせていただいている中小企業を中心とした経営者の団体です。単なる原発の反対運動をしようとは思っていません。商売人ですので、実を取るのが得意です。とにかく新しい現実を作っていこうと、今、大きく二つの柱を掲げて活動をしています。
一つは、地域で再生可能エネルギーを中心としたエネルギー自給の仕組みを小さくてもいいから作っていこう。そういう動きを促進していこう。仲間を増やしていこうという活動です。
もう一つは、エネルギーはもっともっと賢い使い方があるはずで、学んで実践していこう。大企業さんは専門の部署があって専門のスタッフがいますから、かなり節電とか省エネルギーも進んでいる。けれども私ども中小企業はおやじが全部やっていますので、なかなかそこまで知恵がまわらない。そこをしっかり学んでいこう。電気を減らすことはエネルギーを作ることと同じ効果がありますので、(この)ふたつの柱を進めていこうと思っています」
そして以下のように締めくくったそうで、そこがなかなかよろしいのです。
「声高に反対運動をしようというつもりはない。商売をしている人間ですので、後ろからごつんと殴られるとすぐころころっとしてしまう弱い立場ですので、その辺はしっかりわきまえながら、みなさんと一緒に活動をさせていただければと思っている次第です」
「うしろからゴツンと殴られるとコロッとしてしまう立場」と、中小企業の厳しさをユーモアにしてしまうこのお方に好感を持ってしまいます。
こういう方が、したたかに、そして確実に原発を追い詰めていくのだと思うきょうのおぢでした。