午前6時の気温は零度。
どんより曇り空で風もある。
そんなことで、なんだか肌寒い朝でござる。
写真は雄武町からきのう届いた毛ガニじゃ。
毛ガニのお取り寄せは、この時期の我が家の恒例行事でござる。
今年の毛ガニ漁は、オホーツクの流氷が早く去ったことで、道北の枝幸町などでは3月半ばから早々とスタートしておる。
いつもの年よりずいぶんと早い。
ってことで、昨夜はビールたくさんと、おいしい毛ガニを夫婦で堪能したのです。
何遍も書いてるような気がして勘弁してほしいけど、いま時期の毛ガニが旨いのには、ちゃんとした理由がある。
オホーツク海にやってくる流氷は、ロシアのアムール川から流れ込んだ水によって、海水の塩分が薄くなることで出来る、といわれておる。
こうしてできた流氷は南下してオホーツク海に。
これと一緒に、多くのプランクトンが運ばれてくる。
栄養たっぷりのプランクトンを食べて、いわゆる「堅ガニ(かたがに)」に成長したのが、流氷が去ったあとのオホーツク海沿岸の毛ガニでござる。
だから、身がぎっしり詰まっていてたいした旨い。
北海道のあちこちで毛ガニは獲れるわけですが、いまはオホーツク産が一番うんまいことになっておる。
ちなみにカニみそが一番うまいわけですが、これはカニの脳みそなんぞではございませんぞ。
フォアグラとか、あん肝と同じで、肝臓とすい臓を併せ持つ「中腸線」ってことですので、ヨロピクね!!
今年は、旧友Sの出身地、雄武町の畠森水産(TEL0158-84-4211)のものを美味しくいただいた。
ゴールデンウイークまでに、もう一度お取り寄せしようと思ってますが、次回は枝幸町の秋田水産(0163 -66-1422)にしようかしらん。
読者の皆さんが注文する場合のポイントは、「非冷凍の毛ガニ」と指定すること。
大きさは500グラム程度が良い毛ガニの基準で、一般に販売されている毛ガニは400グラム程度が多い。
購入する場合は「500グラム前後の非冷凍」と、はっきり指定すると、おいしい毛ガニが届くのです。
500グラムだと、1パイ2000円前後で、それクール便の送料でござる。
春の味覚、お試しくださいな。
うめどぉ~