午前6時の気温は零度。
冷たい雨がしとしと降る「雨の日曜日」だ。
そんなきのうは、「宝塚歌劇雪組全国ツアー」が札幌のニトリ文化ホールで開催されるというので、ハニーさんと行ってまいりました。
よくよく考えたら、北海道厚生年金会館がニトリ文化ホールに名称変更して、初めての観劇なのでした。
でもってこの雪組公演は、3月の大阪梅田に始まって、きのうきょう、14、15日の札幌公演が最後だそうな。
始めは「幕末ロマン 誠の群像」ってことで、新選組副長・土方歳三さんが主演の群像劇。
で、宝塚ファンの皆さんには申し訳ないけど、おぢは途中、お尻が痛くなったり、眠くなったりを我慢して、観劇したのでした。
そんなこと言ったものの、驚嘆したことがいくつもあった。
まずは、場面転換の迅速さとその正確さだ。
これには驚いた。
飽きない工夫なのでしょうか?
頻繁に場面が変わるのですが、当然といえば当然ですけど、これがスピーディーで実に正確なのです。
裏方さんの苦労がしのばれます。
で、1時間半の幕末物語を鑑賞し、そこからなんと30分のトイレタイム。
考えても考えなくても、満席の客席には9割以上の女性が詰めかけておるわけで、トイレの混雑は想像するに恐ろしい。
元祖宝塚劇場なら、女性用トイレの充実は完璧でしょうけど、一般劇場では、そうはイカキンなのだ。
そして延々30分のトイレタイムのあとは、おぢもお待ちかねキンキラキンの「レビュー」ですわ。
これが、さらに約1時間も続くのです。
ご出演の皆さん、凄い体力です。
しかも昼夜2公演なのだという。
その間、クルクル、クルクル着替えるわけですから、華やかな舞台の裏では、壮絶なことが容易に想像されるのです。
そして舞台で繰り広げられる、華やかな歌と踊りは女性にとっては夢の世界に違いない。
この手のもの、「オカマのショー」でしか見たことにないおぢ、そのキラキラぶりに目が痛くなるほど。
おぢがいまもご尊敬申し上げる手塚治虫さんも愛し、少女マンガ「リボンの騎士」の原型がここにあったわけで、しみじみいたしました。
それにしてもご出演の皆さんのお顔は、舞台から遠いもんだから誰が誰やら判りません。
でもって最後は、例のふあふあの羽を付けてご登場でござった。
その大きさで、ようやくどのお方が、トップなのかが判りましたです。
相当重そうなドデカイ羽を付けた男役さんが「望海 風斗」さんか?
少し小さいのが「真彩 希帆 」さんか?
HPにそんな名前が書いてありましたけど、どう読んでいいのか、そこがさっぱり分かりません。
それでも、スタイル抜群の男役も女役も、そして声量豊かな歌声も、たいした楽しませていただきました。
ハニーさんに至っては「男役しか見てなかった!!」そうですわ。
ありゃりゃ~
あの足の長いスッとしたたたずまいに、コロッといっちゃう女性はごまんといるに違いない。
ハニーさん、しばし短足老人のおぢを忘れて、少女の顔しておりました。
上演後、ぞろぞろと会場を出たら、すでに次の部の行列だ。
しかも、出てきたばかりなのに、再び列に並ぶ女性もいて、これにはビックリ。
そして、会場周辺には「函館ナンバー」や「旭川ナンバー」の大型バスが何台も並んでおったのでした。
おぢは今回の初宝塚で十分楽しませていただきました。
スッカリお腹いっぱいだ。
だけど、ハニーさんはおぢが死んだあとで、これにはまっちゃうかもねぇ、、、
おちおち、死んでられませんです、ハイ!!