おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

国民に「弾道ミサイルの避難訓練」までさせて危機を煽ったニッポン政府だけど…

2018年05月01日 | Weblog

午前5時30分の気温はプラス8度。

あたりは朝霧に覆われ、薄暗い朝を迎えております。

きょう日中のお天気は晴れで、夕方から曇りだそうな。

この大型連休、ご当地周辺はいつものように多くの車が行き交っておる。

近くを流れる尻別川のラフティングにも大勢に若者が訪れている。

なので時おり、「ワー」とか「オー」とか大きな歓声が我が家まで響いてくる。

世間の皆々さま、連休を楽しく過ごしておるようで、まことにけっこう。

おぢはというと、この春第1回の草刈り作業をきのういたしました。

半年ぶりですから、草刈り機もエンジンの吹け上がりが悪くてイマイチ作業がはかどりません。

プラグを外して磨いたり、カバーを外しコンプレッサーを使って圧縮空気で汚れを飛ばしたり。

機械音痴のおぢに出来る範囲でメンテしたら、エンジンはすっかり回復したのでした。

で、めでたく約1時間、早めの草刈りをいたしました。

そのあとは冬の後片付けも。

パンチャーと呼ばれるスコップや、新潟県三条市の山谷産業ご謹製の平型スノーダンプを物置小屋へ。

その代わりに簡易台所を取り出して屋外に設置したりと、あれこれ冬から夏へと衣替えでござる。

都会のマンション暮らしでは味わえないのが、こうした外での作業だ。

自分の敷地内なら、誰にも制約されずに、あんなことやこんなことが自由にできるのが嬉しい。

家の周りでは、クロッカスにスイセンも咲きだし、サクラもほころんできた。

 

春はいいなぁ~

さて、

朝鮮半島にもそんな春の兆しです。

韓国と北朝鮮の南北首脳会談の際、金正恩委員長はニッポンと対話する用意があると述べたそうな。

元外務官僚の孫崎享さんは「北が平和体制の構築へとカジを切れば、日本の安全保障も当然、見直しを余儀なくされるでしょう」と申しておる。

さらに「これまで『北の脅威』を理由に迎撃ミサイルや在日米軍などを拡充してきたわけです。本来は日本も早い段階で北との対話交渉に乗り出すべきですが、安倍政権は『圧力一辺倒』を主張してきたため、対話のルートを何も持っていません」とか。

ニッポン政府、対話ルートのない困った状態だった。

そもそも、ポンペオCIA長官と金正恩との会談だって、ニッポン政府に事前に何ら知らされていなかったというのにも呆れましたわ。

思い出してほしいけど、

安倍政権は国民の不安や危機感を煽りまくった揚げ句、北の脅威を「国難」と称して解散・総選挙を断行し、勝利を収めたのです。

その直後、麻生財務相が「(選挙の勝利は)明らかに北朝鮮のおかげ」とまで言ってのけたのを、おぢは忘れておらん。

ミサイル発射のたび『圧力しかない』と申しては、軍拡路線を進めてきたのが安倍政権だ。

そんなことで、ニッポンのあちこちで、北朝鮮の弾道ミサイルに備えて避難訓練までさせた。

戦時中を彷彿とさせる気持ち悪い光景さえ出現した。

ミサイルを撃ち落とすなど、到底ムリっていうのが軍事の常識だからねぇ、、、

考えてもみてくださいな。

池上彰さんの番組でもやってましたけど、飛んでるピストルの弾を、ピストルの弾で撃ち落とせるか? って話だ。

残念なことに、弾道ミサイルはピストルの弾よりさらに早いんだなぁ~これが。

飛行船みたいにのんびり飛んでるならいいけど、マッハで飛んでるわけで、迎撃するっていったって、何発撃ったら当たるのよ???

と、疑問符ごっちゃりな話でもある。

そもそも安倍政権は、いわゆる保守ではない。

日本会議に通じる極端な右よりだ。

「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」とか申したように、多様性を否定し、意見の違う人たちを敵だとみなす。

「俺は正しい、お前は間違っている」みたいなもんで、自分たち以外の考え方を完全否定するから困る。

そして口先では「美しい国」とか「道徳」を説くから、さらに困る。

森友問題の国有地だって、国民の財産を8億円も値引きして、どこが道徳だ?

加計学園の新設だって、文科省が足りてるって申している獣医学部をつくったわけで、こちらにも道徳のかけらがない。

「岩盤規制の突破」などと、きれいごとを申しておったけど、実態はお友だちへの優遇ですわ。

それも加計理事長の息子が、獣医学部をご卒業されておるためってのが定説だ。

こんなことでは、どもこもならんでしょう。

憲法改正だって、改正に賛成する国民は、ようやく50%を超えたか超えないか。

この状態で憲法改正など発議すれば、国論は二分する。

混乱を招いてしまうだけだ。

国民の7~8割が憲法改正を言い出すならともかく、憲法で縛られるべき為政者が自ら憲法改正を言い出すなんぞ、まことにおかしな話なのだ。

憲法改正は時期尚早って話ではないのかね。

一方、北朝鮮との対話は拉致問題含めて急がれる。

河野太郎外相はきのうも会見で、北朝鮮に対しては「圧力を維持する」だ。

蚊帳の外をこの先も継続するつもりでしょうか?

なんともトンチンカンな気がするのは、おぢだけかねぇ???