午前6時30分の気温はプラス7度。
曇り空で肌寒い朝を迎えております。
突然発症したジンマシンですが、きのう昼前にはすっかり消えてなくなりました。
何が原因なのかわかりませんけど、30代前半に酷いジンマシンになって以来のことでした。
そんときは、何が起きたのかが分からず、「これはとうとう難病か?」とビビリまくり。
でもって、当時転勤で住んでおった北見市にある病院の夜間救急を訪れた。
そしたら当直の医者が若い研修医。
この研修医、おぢの身体を見て、首をかしげるばかり。
おぢもいよいよ不安になった記憶がある。
で、わけのわかんない薬を処方されて帰宅したけど、そのころには、ジンマシンが気管支まで広がり、呼吸まで苦しくなった。
朝まで途方に暮れたのだけは、しっかり記憶にある。
でもって、まんじりとしないまま翌朝、同じ病院を再び訪ねたのです。
今度はちゃんとした皮膚科です。
おぢの身体を見たベテラン医師、ソッコー「ジンマシンです」
でもって、さっそく点滴したら、アッという間に消えてなくなったのでした。
嬉しかったけど、研修医の不安そうな顔にも腹が立った。
若い研修医の皆さんよ、なんだか分かんない病気でも、不安そうな顔するのだけは止めてくださいね。
そんなこんなで、この頃同じ病院での空前絶後のおバカな出来事を思い出した。
30代のこのころ、おぢはいつものようにヘベレケに酔っておった。
自宅に戻り、小用を終えて、ズボンのファスナーをぎゅっと閉め、なんと、そのまま寝てしまったのです。
ようは、例のモノを出したまんま、ギロチン状態で寝たわけだ。
酔いが覚めた翌朝、痛くておそるおそるファスナーを下ろすと、ファスナーの歯型がついて血がにじんでおった。
痛いのなんの…
で、さすが30代の若さ、一週間ほどで傷は癒えた。
ところが、そのうちどんどん痛くなり、とうとうオシッコと一緒に膿が出だした。
ほぼ毎日呑んだくれ、不摂生極まりない生活をしておった当時のおぢ、どうやら尿道が化膿したのです。
若くて元気なおぢでしたが、その当時、「ファスナー」以外の心当たりはまったくない。
そして当該病院の泌尿器科、おっちゃん医師の前でパンツを脱いだ。
生まれてこのかた、酒も飲まずに男の前でパンツを脱いだのはこれ一回だけだ。
酔ったときは、何回かあるらしいけど、覚えておりません。
医者には、ここに至る経過をていねいにご説明させていただいた。
だけど、医者が「ニヤッ」と笑ったのを、おぢは見逃さなかった。
「ま、膿を調べてみます。とりあえず抗生物質注射しときますけど」と医者。
そんときの顔は、「フン、どこで遊んだんだか、このあんちゃん」だった。
「せんせー、それ誤解!!そうじゃないのよ」と言おうと思って、グッと飲み込んだ。
そばにおった若い看護師さんは、親指と人差し指でつまみ上げ、上下左右におぢのあれを振ってるわけ。
そんな扱いでいいのか?
これで診察が終わったかと思ったら、別の中年看護師まで出てきた。
で、同じように親指と人差し指…
若き日のおぢ、心身ともにボロボロじゃった。
ところが事態はこれで終わらなかった。
薬を処方していただき、病院の階段をうなだれて下りていたときでした。
看護婦ふたりがくすくす笑いしながら階段上ってきたね。
「チャックで挟んだって、フフフッ」
「ウソよねぇ~」
そんで、その看護婦と目が合った。
ふたりは下向いたまんま、おぢの横をさぁーとすり抜け、階段を駆け上がって行った。
看護師の控え室は、しばらく盛り上がったに違いない。
「チャックで挟んで、膿みだしたヤツ、信じられる?」ってね。
この話はあの病院で代々受け継がれる「笑い話」、いまや伝説だろね。
原因は、ホントにチャックなんだけど…