おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

日大アメフト部と似たりゴンベの安倍政権

2018年05月19日 | Weblog

午前6時の気温はプラス5度しかありません。

雨もしとしと降ったり、ときおり激しく降ったりというお天気だ。

寒いでの今朝も薪ストーブに火を入れましたです。

予報によると、きょうあすは季節が逆戻りしたかのように寒いのだそうな。

札幌では「ライラックまつり」だそうですから、英語名ライラック、フランス語ではリラの花が咲いておる。

この寒さ、渡辺淳一さんの小説「リラ冷えの街」から言われるようになった「リラ冷え」なのでしょう。

ご当地ではそんなオシャレ感、さっぱり感じない寒さですけどね。

ところで、

日大のアメフト選手が、関西学院大との試合中に行った反則行為でござる。

関学のクオーターバックを務める選手が、ボールを投げ終えて、まったく無防備な状態だったところに、日大選手がうしろから異常なタックルをした。

ことアメフトに関してはド素人のおぢでさえ、瞬時に「そりゃないだろ!」だと判っちゃう酷さですわ。

そして、これに対する日大の対応がムニャムニャしておって、どうにも納得がいきません。

試合のキーパーソンであるクオーターバックを「潰したら試合で使ってやる」と日大の監督が選手を名指しし命じた、とも伝えられておる。

とにもかくにも、日大アメフト部の監督は、ケガをした関学選手にすぐさまお詫びするのが筋ってもんだ。

これをしておらんから、そもそも変なのだ。

日大と監督はトットとお詫びの記者会見をすべきところ。

あれだけTVで放映されても、知らぬ顔の半兵衛を決め込んだのか、世間に対してまったく無反応ってことはフツーないだろ。

被害を受けた関西学院が先に記者会見しちゃったもんだから、どうなってんの? って話にもなる。

このムニャムニャ感、いったいなんなんだ? 

…と思って考えたら、昨今国会で行われておる「モリ・カケ」問題における安倍総理の答弁とよく似た不快感なのだ。

日大側では、アメフト部の監督がケガをした関学選手と保護者に直接お詫びする方向で、ただいま調整中だそうな。

これ、なにか「調整が必要」なことかね?

ケガをさせた時点で、すぐさまケガ人にお詫びする話だ。

それを、いま調整中って、何言ってんだって話だ?

内閣府が出張の際に加計学園の車を利用した件もそうなのだ。

「法令違反がないか調査」と、内閣府は慎重に「確認作業」しておるとか申しておるけど、どっからどうみてもこれは「関係業者による便宜供与」

しかも、加計の車を使ったのに出張記録には「公用車」と記入したというから「虚偽記載」にもなる。

どっからどう見てもおかしな話が、「調整」だとか、「確認作業」とか言いながらムニャムニャなことになっておる。

たいした不快なのだ。

日大とアメフト部がインモラルなら、官僚も政治家もそれに輪をかけて不道徳なのだ。

先日14日の国会で、安倍総理は加計学園問題に関してこう述べた。

京都産業大学の獣医学部の提案について、「文部科学省の前川前次官ですら、加計学園しかなかったとおっしゃっていた」

安倍さん、ここで前川さんを引き合いに出すとは、驚きますなぁ~

前川さんはこの安倍総理の発言に「事実に反する」として、以下のようにコメントを発表しておる。

「京都産業大学の提案内容は知らされておらず、加計学園と比較考量することは不可能だった」

さらに、

「京都産業大学の準備や提案の熟度が十分ではないという認識を、私が持っていたとする総理の発言は事実に反する。極めて心外だ」と述べておる。

国会という国の唯一の立法機関で、この国の総理大臣は、前川さんが言ってもいないことを突如として言い出すのだ。

「風俗通い」とレッテル張りして大批判したにもかかわらず…

どうしてこんな大ウソを平気でつけるのかがわかりません。

国のトップがそんなことだから、大学の運動部がおかしな対応するのも無理はないとさえ思えてくる。

右でも左でも、どっちでもいいから「国民に正直にモノを話し」「正直にことを行う」総理大臣の国にしないことには、どもこもならん。

何遍も書いてますけど小学校に「道徳」を導入した国のトップが、大ウソを国会でゲロゲロ垂れ流す不道徳ぶりだ。

ウソを垂れ流す総理大臣が目指す「美しい国」って、一体全体どんな国だ????

「バカなこと言ってんじゃないよ!」と思うおぢなのでした。