おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「深刻な四国の獣医師不足を解消」するはずの加計学園獣医学部「四国枠」、合格者たった1人…

2019年02月22日 | Weblog

久々に早起きいたしました。

午前5時30分です。

気温はマイナス5度。

今日は日中の最高気温の予想がプラス4度だそうな。

2月いっぱい暖かな日が続きそうです。

そんなこんな、おぢはこの冬初めて股引をはかずに過ごしております。

このまま春かなぁ???

そんな昨夜、北海道内で大きな地震がありました。

震源となった厚真町が震度6弱だそうでしたが、ご当地は停電することもなく震度は3。

どうやら去年9月に発生した北海道胆振東部地震(M6・7)の余震らしい。

ご当地に滞在中の外国人の中には、地震など生まれてこの方経験がないという人もいるだろうから、たいした驚いたに違いない。

友人でサンクトベルグ出身のロシア人は、ニッポンに来て、生まれて初めて地震を経験したという。

赤ん坊のころからどんだけ地震があったかわからんニッポン人と違って、大人になって初めて経験する地震に、あたふた床を這いつくばったという。

人生で地面が1度も揺れた経験がない人なら、ビビッて床を這いつくばっても不思議ない。

だけど昨夜も我が家は、アラートが鳴ってもボーっとテレビ見ておったから、それもどうなんだ?

も少し緊張感がないとまずいかしらんね。

さて、

国家戦略特区で、なんと52年ぶりに新設されたあの獣医学部です。

「深刻な四国の獣医師不足を解消するため」に設立された加計学園獣医学部。

久々にこの名前を聞いたけど、なんと獣医師を希望する四国のための特別枠の入学者がたった1人だったそうだ。

四国で獣医師になることを希望する人が1人だけって、「深刻な四国の獣医師不足を解消するため」が聞いて呆れるのだ。

四国の深刻な獣医師不足はどうしてくれる。

この四国枠は前の愛媛県知事の加戸(かと)守行さんが、国会でこう申した経緯からできた。

「四国での単独の獣医学部になりますものですから、四国枠という四国出身者の入学枠を設けて、そこで奨学金の減免をおこないながら、公務員獣医師、産業動物獣医師への誘導を図る」

この加戸守行さんは、元文部官僚で「美しい日本の憲法をつくる愛媛県民の会」実行委員長という。

ようは安倍さんのお仲間だ。

その安倍さんも国会でこう答弁した。

産業獣医が不足している、あるいは獣医公務員が不足している、獣医師が地域に偏在をしているというなかにおいて、四国に1校もないというのはどう考えてもおかしいわけであります」

ってことで、四国に特待生制度を設けたけど、なんのことない1人なのだから機能していないのだ。

「四国枠」特待生制度は、開学した昨年度も応募者はたったの6人で、合格者は4人。

そして2年目となる2019年度入試では、とうとう1人なのだ。

「獣医学部の新設は、結果を見れば、歪められた行政が正されたと評価されると考える」と述べたのは、だれあろう安倍総理だ。

公務員獣医師が不足している問題は、52年ぶりに画期的な? 加計学園獣医学部をつくっても解決しなかった。

獣医師になりたい人の多くは、汚れ仕事の公務員獣医師ではなくて、ペットの獣医師になりたいという予想通り展開だったってこと。

そのペット獣医師も、高齢化によってペットそのものが減少し、一部の都会はともかく、ニッポン全体ではそんなおいしい仕事ではなくなってきた。

86歳になる義母もニャンコ2匹が亡くなったら、ペットを飼うのをやめちゃった。

ご近所でも同様にワンコが亡くなったら、もうペットは飼っていないのです。

公務員獣医師の不足は、「待遇改善」で解消した問題だったんでないの?

結果、「52年ぶり岩盤規制の突破」が聞いて呆れる加計学園獣医学部の設立だった。

すでに愛媛県は、加計学園関連に補助金10億円もつぎ込んでおるそうだ。

加計学園獣医学部「バッカじゃなかろかサンバ」って顛末だ。

アホくさ!!