午前6時40分です。
どんより曇り空で、気温はプラス13度。
きょうはこんなお天気で夕方から雨だそうな。
最高気温23度のパッとしないお天気の朝です。
さて、
「日本人の給料は国際的に安くなった」
というのは一橋大名誉教授の野口悠紀雄さんだ。
多くの外国人がニッポンに憧れ、出稼ぎにやってくる豊かな国だったのは、とうの昔の話なのだ。
「日本人が老後の生活を送るためには、海外出稼ぎを真剣に考えなければならない時代になってきた」そうです。
どこへ行くかというと「出稼ぎ先は、アメリカや英独仏、あるいは韓国」だ。
いつから貧しくなったかというと「アベノミクスの期間に急速に」だそうな。
なぜか?
野口さんはこう申しております。
「円高になると、輸出の有利性は減殺される。本来は、円高を支えるために、企業が技術革新を行い、生産性を引き上げねばならない」
「それが大変なので、円安を求めた」
「手術をせずに、痛み止めの麻薬に頼ったようなもの」
「このため、日本の実質賃金は上昇しなかった」
「物価が上がらないのが問題なのではなく、実質賃金が上がらなかったことが問題なのだ」とも。
一橋大名誉教授、あまりに分かりやすい。
ようするに、(技術革新と生産性向上)といった問題点を解決せずに、円安という麻薬に頼ったのが、アベノミクスの本質だ。
日銀は2%の物価上昇を目指して低金利政策を継続してきたけど、問題は実質賃金にあったのだと野口さんは言う。
安倍晋三さんが亡くなったことでアベノミクス批判がしやすくなったのか知らん。
とはいえ、こういうの、「もっと早く言ってよ!!」って話でもある。
スーパーに買い物に行くとあれもこれも価格が急上昇中だ。
一方、外国人はというと、ニッポンでたくさん買い物できてなんとも嬉しそうなのだ。
物価高で苦しいニッポン人、円安で買い物が楽しい外国人、そんなこんなでおぢは「ムッとする」
やっぱここは「令和の所得倍増計画」だと思うけど、岸田さんにやる気はあるか?