おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「ニセコバブル」といいますけど、ちゃんと実需なんですけど…

2024年02月07日 | Weblog

なかなか起きることができず、ただいま午前6時40分。

ちらちらと雪が降っております。

気温はマイナス7度です。

きょうはどんな1日になるんでしょう…

写真は先日までスーパーで販売していた一番お安いウニです。

ほかにも1万円近いのが広いスペースを割いて販売しておりました。

スーパーによっては3万円のウニも販売しておったと聞きました。

いまは姿を消してますけど、旧正月、中国人向けに大復活するのでしょう。

ってことで、

ご当地スキー周辺にわらわら集まったキッチンカーでは、黒毛和牛とウナギが乗った奇妙な丼が1つ5000円で販売中だ。

かつ丼も1杯3000円。

宿泊施設も一泊60万円のコンドホテルは極フツー。

HANAZONOスキー場には、ルイビトンの大型テントがお目見えし、ホテルパークハイアット内にも店舗ができた。

外国人向けのバーでは、1本10万円を超えるドンペリがざっと100本以上も鎮座。

なんとまぁゴージャスなことですが、町民にはほぼ無関係。

町民は、ごくフツーに暮らしております。

町の中心部では、ラーメンだって700円~980円程度。

最近できた牛丼のすき家もごくフツーの値段で販売中だ。

ようはスキー場周辺を中心に、ニッポンの常識的な消費者とは違う種類の大金持ちが、わんさか来て、飲食店が足りなくて、値段が高騰しているのだ。

その値段だって、チョー円安ですから、世界レベルで見たら、たいしたことではないのかもしらん。

ニッポン人が円安で貧乏くさい生活している間に、世界中はコロナを経て大旅行ブーム。

世界標準の料金が、ご当地に突如として出現した、ってことかもしらん。

おかげさんでスキー場周辺のアルバイトの時給は1500円から2000円がフツーですが、これも世界標準から見れば相当安い。

バカ高いホテルも満室ですが、冬の間のごく短い期間に、プライベートジェット持ってるお金持ちが「ジャパウ」を楽しもうと、世界中から集まってくると考えれば、そう不自然でもない。

世間は「ニセコバブル」という。

だけど、地球温暖化でも「ニセコの豪雪は今後も続く」と気象関係者も申しておりましたゆえ、これはある意味、ちゃんとした実需。

かつてのニッポンの怪しい土地バブルとは違います。

パウダースノー「ジャパウ」が招いた実需だね。

もっとも、貧乏くさいおぢはスキー場では飲食なんぞ、とてもできませんけどね。

とはいえ、

30年以上も停滞を続け、そこに円安も加わって、すっかり貧乏くさいことになったニッポン国の方が、もしかすると異常かもしらん。

世間でいうところの「ニセコバブル」、凋落ニッポン国を考える、いい機会なのかもしれませんです、ハイ!!