おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

特捜は「強きを助け、弱きをくじく」のか!?

2016年04月15日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス1度。

今朝は、雪が降ったり、荒れ模様のお天気と聞いておりましたが、いまんとこ雨がポツポツ降る程度。

きょう日中も、最高気温が1度というから、ご当地は肌寒い一日となりそうです。

写真はきのうようやく届いた「沖縄決戦 高級参謀の手記」。

文庫本で、字が小さいのでちょいと辛いですが、この先お楽しみなのでござる。

ところで、

昨夜は九州熊本で大地震があり、これまでに死者4人、心肺停止8人の情報もある。

熊本県によると避難している人も3万3000人。

最初が震度7で、それ以降震度6とか5とか、体に感じる自身の回数は、96回にも上るとか。

怖いだろうなぁ、、、

熊本の皆さんにお見舞いを申し上げます。

九州で震度7を観測したのは初めてだという。

なんだかんだ言いつつ、天災は忘れたころに突然やってくるし、初めてのことも起きるのですわ。

自然に抗うことなど、人間さまにゃぁ、できゃしませんです、ハイ!!

さて、

今週号のセンテンススプリング、元へ週刊文春は「甘利疑獄 一色武氏が初めて明かすURの秘密爆弾」と、「升添血税乱費知事の下劣な金銭感覚 外遊予算3億円以上」となかなか凄まじい。

甘利氏の疑惑は、週刊文春が大臣室での「現金授受」を取り上げてから2ヵ月半になる。

そこで、いよいよ東京地検特捜部が動き出した。

4月8日には「あっせん利得処罰法」の疑いで、特捜はURなどあちこちでガサ入れを行った。

容疑は、甘利氏の秘書が現金や接待を受けて、URに対して、薩摩興業(千葉県の建設会社)への補償金が増額されるよう働きかけたというもの。

ほかにも、一色氏に内部情報を教えてくれたURの幹部職員2人がいて、フィリピンパブや多国籍クラブに計7回行ったのだそうな。

使ったカネは約100万円だそうな。

ひとり50万円の接待か、おいしいなぁ~

詳しくは週刊文春を読んでいただきたいけど、気になるのは今後の特捜部の捜査の行方だ。

記事は、社会部記者の話として、こう締めくくっておる。

「ただ、特捜幹部は腰が引けています。衆参ダブル選が噂される中、安倍政権からにらまれることを恐れている。

今回の強制捜査も、甘利事務所や清島氏の自宅は家宅捜索されないという異例の形でした。

4月24日の衆院補選後に、甘利事務所の強制捜査に踏み切るかどうかが注目されます」

ってことで、甘利事務所の家宅捜索がなかったのは、安倍政権への気遣いなの?

「強きを助け、弱きを挫くでは、秋霜烈日のバッジが泣く」とした文春、まことにごもっとも。

文春には権力を恐れず闘って欲しいもんでござる。

厳正な検事の職務とその理想像を現したという「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)バッジ」が飾りとならんよう、庶民は祈るばかりだわ。


なんでもかんでも先送りする「インチキ安倍政権」

2016年04月14日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス3度。

きのうからぐずついたお天気ですが、今朝は雨も止んでおる。

あたりに霧が立ち込めておりまする。

まだまだ寒いけど、福寿草やクロッカスなど、春の息吹があちこちにみられる早春のニセコでござる。

さて、

標記の通り、安倍政権がなんでもかんでも先送りするメチャクチャ体質に呆れかえっておりまする。

それもこれも選挙のため。

もっといえば、ただただ改憲したいがためだから、辟易とする。

まずは、なんといっても「TPP」国会採決の先送り

採決しないのだから、野党からどう追求されようが、のらりくらりでいいことになる。

野党も採決しないと言ってるので、気合がさっぱり入らん。

いわゆる「のれんに腕押し」状態でござる。

TPPはよくわかってないので、コメントしにくいのだけれど、下記ポスターにあるように、自民党は農家向けには反対と言いながら、実際には積極的に推進してきたわけで、完全な二枚舌。

散々推進しておいて、よくもまあ「ウソつかない。ブレない」などと書いたものだと呆れますわ。

品性ってもんがない!!

次は「公的年金運用成績の発表」を先送り

昨年の四半期、公的年金は7.8兆円の損失を出したとされる。

その理由は、おカネの運用先を大きく変更したためじゃ。

おととし10月、約130兆円の公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)という、国民をバカにしておるがごとき、やたらに長い名前の組織は、運用するポートフォリオを変更した。

国内株、外国株の構成比率をビックリ仰天、倍増したのです。

ただでもヤバいとされる年金、これをあろうことか、株による運用比率を大きく増やしたのです。

勝手にそんなことしていいのかと思うけど、塩崎恭久厚生労働相から認可を受け、やってくれちゃった。

賢い当ブログの読者はご存知でしょうが、資本主義の権化みたいなアメリカでさえ、年金は「株で運用しておりません」。

アメリカの場合、年金の積立金は、全額債券(アメリカ国債と政府保証債)で運用され、株式で運用することは法律で禁止されておる。

年金を、株で運用するなんてヤクザなことは、アメリカでは法律で禁止されてんだぜ!!

おぢも株買ってるわけで、ヤクザで、儲けようと損しようと、どうなろうと自己責任だと思ってますわ。

だけど、国民のカネを預かるGPIFが株で損していいのか?

そして、株の比率を高めた運用をして、どうやら大失敗したってことなのだ。

これを、従来なら毎年7月前半に世間に公開しておりました。

だけど、参院選は7月10日だから、選挙が終わったあとで、年金の大損を公表するというのです。

年金で大きな損失が出て、運用に大失敗。

だから選挙が終わったあとで、目立たぬよう皆さんにこそっとお教えしますってこと。

国民を舐めくさっておる。

そして「自衛隊の海外派遣」を先送りだ。

これはもう、選挙前に自衛隊員を海外に派遣して、犠牲者でも出ようもんなら、選挙はボロ負けになるからだ。

言い方を変えるなら、安倍政権は自衛隊員の海外派遣によって「犠牲者が出る」と確信でもあるんだろね。

それが選挙前なら困るけど、選挙後なら影響は少ないと踏んだってことになる。

自衛隊員の命、なんと思っておるのか!!

安倍政権のやり口、危機管理としては、たいした上等かもしらん。

それってだれのための危機管理よ???

こんな政治が、国民のためのものか?

自身の野望(憲法改正)のためなら、都合の悪いことはすべて隠したり、先送りしたりの安倍政権、下品な詐欺みたいな手口だと思いますわ。

上記ニャンコの写真のように、国民に見えないところで、ペロッと舌出しておる安倍晋三に腹立ってきますです、ハイ!!

 


呆れた恥知らず、東京電力のデタラメ

2016年04月13日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス1度。

どんよりとした曇り空のお天気でござる。

きょうも静かで穏やかな朝がやって来て、おぢは幸せ感でいっぱいじゃ。

あっちが痛い、こっちが痛いという運動不足のじーさん、ばーさんには、たいした申し訳ないのだけどね。

さて、

福島第一原発事故により、世界中を放射能で汚染するという未曽有の大公害事故を起こした東京電力でござる。

この東電が、メルトダウンの判断基準について、マニュアルがあったにもかかわらず、「この5年間、気が付かなかった」と謝罪したのは今年2月のことだ。

そもそもの話で悪いけど、東電がメルトダウンを認めたのは、事故発生から2ヶ月も経ったあとだった。

このマニュアルの基準に従えば、事故からわずか3日後には1号機と3号機はすでにメルトダウンしておったことになる。

こんな大事なことを、ついこの間まで隠しておったのが東電だ。

この5年間、メルトダウンについては「判断する根拠がなかった」としてきたのだから呆れますわ。

マニュアルの存在が分かったのは、偶然でも何でもない。

新潟県の泉田知事の意向でつくられた「技術委員会」と呼ばれる有識者会議が、フクシマの事故について独自に検証を続け、なぜメルトダウンの公表が2ヶ月も遅れたのかを問題視してきたことによる。

そもそもは今年1月、新潟県の柏崎刈羽原発を再稼働させたい東電の広瀬直己社長が、原発の安全対策を強調し、避難計画作りへの協力を知事に求めたからだ。

これに対して泉田知事は「メルトダウンを隠されると、避難ができない」と、ごく当たり前のことを言った。

そして、不明な点について細かな質問票をつくって、東電に回答を求めたという。

柏崎刈羽原発をなんとかしたい東電は、社内の聞き取り調査をし、その後、マニュアルの存在に気が付いたというのだ。

なんだろねぇ、こういうの。

拉致被害者の調査をしたとか、しないとか、ムニャムニャしておる北朝鮮によ~く似ておる感じがしますけど…

とにもかくにも、新潟県と技術委員会の取り組みで、マニュアルの存在が明らかになったということ。

そして、おとといの11日、東電の広報担当は「個人的な知識」とした上で「メルトダウンの判断基準は認識していた」と発言したという。

広報担当のこの原子力・立地本部長代理は「社内で20年以上、原子力の業務をするなかで把握した」そうな。

これでは東電さん、ハナからメルトダウンと認識しておったのに、ニッポン政府も、国民も、騙しておったことになる。

たいしたしつっこいおぢだとは思うけど、なんであのとき、東電を「破たん処理」しなかったのか!!

東電が破たんすると停電するとかわけわかんないことを申しておったね。

JALは破たん処理したけど、ちゃんと飛行機は飛んでおりましたです。

さらに、電力会社の労働組合を支持基盤とする民主党政権では、それもムリだった。

まして自民党政権ではどもこもならん。

4月1日からスタートした電力の自由化、消費者の「選択の自由」の下で、こうしたデタラメ企業が追い詰められると期待したいおぢでござる。


注目の北海道5区は、きょう告示じゃ!!

2016年04月12日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス4度。

きのう10センチ以上降った春の淡雪、一旦融けたのですが、今朝はサッと1センチほど積もっておる。

とはいえ、スカッと晴れの良いお天気でござる。

さて、

参議院選挙の前哨戦として注目を集める北海道5区と、京都3区の補欠選挙がきょう告示される。

京都は自民党の不戦敗だけど、北海道はガチンコでござる。

町村信孝さんの死去に伴うこの選挙、これまで民主党と動きを共にしておった新党大地がすっかり自民党支持に転換。

そんなこんなで自民党が「大差の勝利」と見られておったけど、ここへきて世論調査ですっかり逆転するなど、たいした面白いことになってきた。

きのうの地元テレビニュースでも取り上げておったわ。

自民党の和田義明候補は、選挙カーに赤ちゃんと共に撮影した写真をでかでかと掲げるなど、イメージアップ作戦が目立つ。

過日も書きましたけど、和田さんはたいそうタカピーの上から目線野郎で、三菱商事出身のエリートらしく、人に頭など下げないタイプ。

だからさっぱり選挙民受けしないのだそうな。

加えて、選挙区内の千歳市、恵庭市には自衛隊駐屯地がある。

だから自民党の和田候補が有利かというと、実はそこがネックなのだそうな。

03年の衆院選では、圧勝と思われた町村信孝さんだったが、民主党新人の猛追で辛くも勝利しておる。

理由は、当時政府が自衛隊のイラク派遣を決めたことで、自衛隊員の家族などが反発したためだという。

前回がイラク派遣なら、今回は安保法で地球の裏側まで行って、駆けつけ警護で犠牲になる可能性があるわけで、自衛隊員とその家族の不安は、当時と比較にならんほど大きい。

そういえば、2013年に当時の石破茂幹事長は、自衛隊を国防軍にする際には、命令違反があったら「死刑」「懲役300年」に「軍法会議」の設置とのたまっておる。

自衛隊員の中には、災害や大震災での派遣で国民の役に立ちたいだけって方もいる。

今度は海外で殉職する可能性もあるわけで、ビビって逃げたくなるお方だっているような気も、しないではないけど、それで死刑とか、懲役300年ってねぇ、、、

そんなこんながあったりする中で、中卒シングルマザー、生活保護を受けた過去もあり、その後は北大大学院を卒業した苦労人の池田真紀さんが、がぜん有利になったらしいですわ。

「保育園落ちた 日本死ね…」もインパクトあった。

なんだかんだ、安倍政権の今後と、参院選の行方を占う上で大注目のこの選挙は、24日に投開票でござる。

どうなるんだろ???


世界を揺るがす「パナマ文書」、さてニッポンは???

2016年04月11日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス1度。

朝方から降りだした雪で、外は写真のようにすっかり雪景色。

すっかり真冬に逆戻りでござる。

せっかく春だというのに、朝からクラッ!! といたします。

そこへニャンコがご飯の催促にやってまいりました。

寒そうなので、ご飯を差し上げてまいります。

ニャンコも寒いか知らんけど、こっちも寒いんだけど…

ってことで、積雪はあっという間に10センチにもなりましたぁ~

さて、

パナマ文書とかいうもんが突如として出てきて、世界中が大騒ぎだそうな。

中米パナマにある法律事務所から流出した膨大な顧客データゆえ「パナマ文書」というそうだ。

南ドイツ新聞の2人の記者がそもそも入手したデータで、世界各国の首脳や著名人の「闇資産」「隠し資産」が、載っておるのだそうな。

南ドイツ新聞は、世界各国の記者で作る団体、ICIJ=「国際調査報道ジャーナリスト連合」と連携して分析に乗り出したら、ビックリ仰天の事実が次々明らかになったのだそうな。

まずはリーマンショックで財政破たんしたアイスランド。

この国のグンロイグソンとかいう首相は、自身が投資していた3つの銀行が破たんしたことを国民に隠しておきながら、この3銀行の債務処理にあたっていたというので、辞任に追い込まれた。

中国では、習近平国家主席の姉の夫や、共産党序列5位の政治局常務委員の親族、序列7位の副首相の親族が、それぞれイギリス領バージン諸島のタックスヘブンの株主になっておるそうだ。

そしてロシアのプーチン、サウジアラビア国王、シリアのアサド大統領、イギリスのキャメロン首相なんかもタックスヘブンと関係があるそうだ。

そして、そして、ニッポン関係も400の人や企業が載っておるそうだ。

世界各国のジャーナリストが集まって、このパナマ文書を元に、これから調査報道がドンドコ進む。

ニッポンでも、隠れた巨額のマネーの流れが、早晩、明らかになるはずだ。

不透明なカネの流れが明らかになるってことだ。

パナマ文書に名前が出てくる各国の首脳は、世界一貧しい大統領だったムヒカさんの爪の垢でも煎じて飲むがいい!!


「戦争はビジネス」

2016年04月10日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス4度。

スカッと晴れわたって、まことに良いお天気でござる。

気持ちがよろしいです。

さて、

作家の橘玲(たちばな あきら)さんのブログ「日々刻々」に、旧日本軍の高級参謀、八原博通の話が載っていて、これがたいした面白いのでご紹介じゃ。

制海権・制空権を失った沖縄戦、圧倒的不利な状況で地形を利用した持久戦を指揮し、2カ月にわたって米軍を苦しめたのがこの八原博通だそうな。

陸軍大学校を抜群の成績で卒業し、アメリカ駐在の経験もある超エリートで、合理的思考の持ち主だったとか。

でもって、大本営の愚策で、兵士や沖縄県民が無駄に死んでいったことをきびしく批判した方だそうな。

その八原さんが捕虜になったとき、収容所にやって来た米軍の一等兵の言葉が標記「戦争はビジネス」だそうな。

ただの一等兵が、日本の高級将校に「国家、政府、戦争、これらはすべてビジネスです。ビジネスにならぬ国家、政府、戦争は有害無益です」と申したそうな。

八原さんは「神がかりの日本軍」との違いに愕然としたそうな。

ってことで、この八原さんの手記「沖縄決戦-高級参謀の手記」、早速ネット購入することに。

劣勢を認めることができない大本営の愚策によって、兵士や沖縄県民が無駄に死んでいったことをきびしく批判したものだそうな。

また、「沖縄悲遇の作戦-異端の参謀八原博通」という本もあるそうな。

おぢは、こちらも読んでみますです。

戦争は大消耗するもの。

戦争に関わるものは、毎日消耗するわけだから、関連産業は増産に次ぐ増産となるわけで、儲かってしょうがない。

これまでの戦争は、とにもかくにも好景気をもたらした。

なんだかんだ、ああだこうだと言いつつ、儲かる人と、その一方、ごっちゃり死ぬ人がいるのが、リアル戦争なのでござる!!

 


世界一貧しい大統領の言葉が心に刺さるぅ~

2016年04月09日 | Weblog

 

更新が遅れました。

朝から仕事しておって、ようやく手が空きました。

スマンこってす!!

さて、

標記の元ウルグアイ大統領、ムヒカさんが来日し東京外語大で講演したそうな。

元極左ゲリラで、13年も逮捕監禁されておった闘士だったそうだけど、まことに温厚なお顔をしたお方でござる。

報酬のほとんどを寄付し、生活費は10万円程度。

古っちいワーゲンが愛車だそうで、郊外の質素な家で暮らすのだそうな。

「清貧」という言葉がふさわしいお方です。

そこで悲しいほど情けないのは升添東京都知事だわなぁ~

5000万円のヨーロッパ大名旅行、自費で行くならいいけど、公費だもねぇ、、

選挙前は、介護がどうだと、自身の介護体験で同情を買って、当選したらこの体たらくだ。

升添要一さんよ、ムヒカさんの爪の垢でも煎じて飲むがいい。

もっとも、チョー凡人のおぢも、カネはあれば、あるだけ嬉しいタイプ。

だけど、まもなく65歳になろうというじーさんなわけで、いまさらカネがごっちゃりあったところで、使い方もよう分からん。

ハニーさんとヨーロッパをのんびり旅行したいけど、いまは仕事が優先で、行く時間がそもそもない。

ボケなきゃ、あと10年は仕事していたいのがいまの望みだ。

10年後も元気で、ハニーさんと旅行するカネがあれば、それでいい。

ムヒカさんはこうも言う。

「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人だ」そうで、まことにごもっとも!!

墓場にカネは持って行けませんからねぇ、、、

このムヒカさんが、リオの会議で述べたという以下の言葉は胸に刺さる。

私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません

そう、人生は短いし、なにより命が大事です。

自衛隊員の命を危険にさらす安保法を「日本が先走って大きな過ちを犯していると思う」と批判したのも、ごもっともだ。

また、「発展」そのものが悪いとは言ってはおらん。

「発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません」とも述べておる。

ムヒカさんに学ぶことは多いですわ。

大統領だった当時は、他国の大統領の飛行機に乗せてもらって帰国したこともあるそうな。

そういう節約も悪くない。

そんなことで、話はゴロンと変わるけど、安倍総理よ、まずは地球12周分のガソリン代について、国会でしっかりご説明してはいかがかね?


強力な冷却設備「緊急炉心冷却装置」を、なぜ起動しなかった???

2016年04月08日 | Weblog

 

午前5時の気温はプラス2度。

デッキが湿ってますから、小雨でも降ったのでしょう。

曇り空で、あたりは霧に覆われておる。

予報によると、きょう午前中のご当地、こんな天気らしいですわ。

さて、

今朝のNHKニュースによると、福島第一原発では、汚染水をためるために設けられた地下の貯水槽で、地下水の放射性物質の濃度が1週間で100倍近く急上昇したという。

この貯水槽は現在使われていないものだという。

「地下水の放射性物質の濃度は汚染水の1000分の1ほどで、東京電力は濃度が急上昇した原因は分からないとしています」とニュースは伝えておる。

だけど、地下水の放射性濃度が1週間で100倍ってなんじゃらほい。

汚染水が漏れ出した可能性も含め調査するという。

なんだかなぁ???

この福島第一原発については、

「福島第一原発 メルトダウンまでの50年」の著者・烏賀陽弘道さんのインタビュー記事が「ダイヤモンドオンライン」に掲載されておってまことに興味深い。

「なぜ津波到達までに緊急炉心冷却装置は起動されなかったのか」と題したインタビュー記事だ。

フクシマの事故原因が、そもそもなんだったのかを取材したもの。

これによると、「原発には、大事故の際に大量の水を入れて燃料棒を強制的に冷やす『緊急炉心冷却装置』という強力な設備があり、まずそれを動かすことが世界のルールになっています」という。

東北各地を襲った大震災が起きて、津波が福島第一原発を襲うまでに約50分の時間があった。

この間に、世界のルールというから、いわば世界常識となっている前出「緊急炉心冷却装置」を稼働すれば、今回の大事故は防げたというのです。

しかし、東電はこの緊急冷却装置を稼働しなかった。

動かしたのは別のモノ。

緊急冷却装置ではなく、この10分の1の能力しかない「非常用復水器」と「原子炉隔離時冷却系装置」を動かした。

そうこうしているうちに全電源が喪失、そもそも強力な冷却装置である緊急炉心冷却装置が動かすことができなくなったのだそうな。

なんでそんなことになるのか?

その理由にたいしたビックリした。

「実は、日本の電力業界内では『電源喪失は30分以内に収まると考えてよい』というルールの変更がなされていたのです」という。

そんなことをなんでしちゃったのかというと、

「『原発では事故は絶対に起こらない』という“安全神話”の中で、緊急炉心冷却装置を動かせば、『大事故だ!』と反原発派は勢いづきますし、原子炉を水浸しにすれば、原発の寿命が縮まります。電力会社には『それは避けたい』という経済的な動機がありました」そうな。

つまり、大事故だ!! となれば反原発の動きが強まるわけで、電力会社にとってたいした都合の悪い理由がひとつ。

さらに、原子炉を水浸しにすれば寿命が縮まるという経済的な理由がもうひとつ。

この2つの理由によって、緊急炉心冷却装置は稼働しなかったというのです。

緊急炉心冷却装置さえ使っておれば、メルトダウンもなく、放射性物質を世界中にばら撒くこともなかったわけだけど、、、

これが「原発のメカニズムに詳しい技術者たちが『人災だ』と指摘している点なのです」と烏賀さんは指摘しておる。

このインタビュー記事の(下)で書いておりますが、この烏賀さん「原発否定論者ではない」そうな。

「福島第一原発 メルトダウンまでの50年」読んでみようかしらん!!


地球12周分のガソリン代という安倍総理も、ちゃんと説明しないとねぇ、、、

2016年04月07日 | Weblog

 

午前6時の気温は零度。

曇り空で風もなく穏やかな朝でござる。

一方、本州方面は春の嵐だそうな。

狭いようで広いのがニッポン列島でござる。

さて、

昨夜開かれた山尾志桜里議員の記者会見でござる。

件のガソリン代について、以下のように述べておる。

「月に(ガソリン代が)30万円を超えたのが平成23年の8月から平成24年の5月の期間だけ。ある秘書の在職期間とほぼ合致している」

でもって、この元秘書は12年7月に退職しており、不透明な支出は在籍期間と重なっているという。

どうやら、元秘書による横領の疑いがある。

そうなら山尾議員、ここはこの元秘書をちゃんと告訴するべきじゃん、って話だけど、それはムリなのだそうな。

しかしこれでは「秘書が…」「秘書が…」と秘書にすべておっかぶせて逃げようとしたかつての自民党議員と、さほど変わらん。

応援しておりましたけど、ここは、まことに残念だけれど、責任とって政調会長は辞めるべき。

出直すのがよろしい、とおぢも考えを改めましたわ。

それにしても、山尾さんが地球5周分なら、他の議員はどうなんだ???

そこで話はブーメランのように戻って、今度は安倍総理のガソリン代でござる。

以下は安倍総理の山口県第4支部における12年の政治資金収支報告書だ。

http://rakusen-sien.com/wp-content/uploads/2016/01/%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89_2012%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%9C%8C%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E9%81%B8%E6%8C%99%E5%8C%BA%E6%94%AF%E9%83%A8.pdf

びっくりポンなのは、この69ページ、H24/7/31というから平成24年7月31日だ。

この日はガソリン代だけで、計8回総額16万7601円を購入しておる。

この報告書は、63ページから75ページまで、延々とガソリン代に代行タクシー代、タイヤオイル交換代などだ。

12月25日のタイヤオイル交換代に7万7175円ってなんじゃらほい???

安倍総理のこの事務所は、山尾議員事務所の地球5周分をはるかにしのぐ地球12周分、580万円を超えるガソリンを購入しておる。

ほかにも事務所はあるだろうから、安倍事務所全体でどんなことになってるのか?

車のタイヤとオイル交換で計76万円ってねぇ、、、

さらに文房具代だけで約92万円だぜ。

これはこれで、会見を開いて、ちゃんとご説明していただかないとならん!!


ガソリン代 安倍総理は山尾さんをしのぐ地球12周分だとさ!!

2016年04月06日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス2度。

お天気は晴れでござる。

気持ちがよろしい!!

さて、

民進党の政調会長にご就任したばかりの山尾志桜里さんに230万円のガソリン大疑惑が浮上しておる。

週刊新潮のスクープだそうな。

産経新聞や夕刊フジ、さらにはネットでも大騒ぎだという。

しかしこのガソリン代は、どうやら事務所内での架空請求らしい。

つまりは秘書による使い込みの可能性があるという。

この秘書、すでにトンズラしておるというから、山尾さんはむしろ被害者ってことか?

使い込みをした秘書に、被害弁済を求めるか、横領罪で訴えることで、一件落着する可能性が高いそうな。

ある政治部記者によると「甘利明元大臣の口利き疑惑などとは比べものにならないしょぼい不正で、自民党議員にしょっちゅう発覚しているレベルの政治資金報告書の虚偽記載」という話もある。

実際、安倍首相が代表をつとめる「自民党山口県第4選挙区支部」が同じ12年に計上したガソリン代はなんと573万2858円。

山尾さんの2.5倍「山尾さんが地球5周分なら、安倍総理は地球12周分のガソリン」だそうな。

また、同じ年の自民党・菅義偉官房長官のガソリン代記載額も、ほぼ同額の223万円だったそうな。

こちらはプリカではなく実費での購入。

菅長官の選挙区である神奈川2区は40平方キロメートル弱とたいした狭い。

どうみても地球5周分のガソリンってのは変だろ???

ガソリン代の金額には、あっちもこっちも、呆れるばかりですけど、山尾さんは秘書による横領の疑いが濃厚だ。

さて、安倍総理はこれにどう答える?

そんな話だと思うけど、どうよそのあたり???


「再稼動」には「不買運動」!?

2016年04月05日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス4度。

晴れの良いお天気でござる。

三寒四温とは、よく言ったものです。

こうしてまもなく本格的な春を迎えるのでしょう。

そういえば、

いきなり耳鳴りが発症したのは、去年3月のこと。

すでに1年が経過しておる。

最初の頃は、一体全体どうなることかと思いましたが、NHK「ためしてガッテン!」で放送しておったTRT療法のおかげでずいぶんと良化しておりまする。

サウンドジェネレーターという一見補聴器のようなモノを耳に装着すると、耳鳴りが緩和されるのです。

おかげで、これを付けなくても、耳鳴りがしない日もあったりして、大いに助かっておる。

読者の皆さんが、もし耳鳴りを発症した場合は、とにもかくにも1週間以内に耳鼻科に行って、ステロイド剤を投与してもらうことだ。

1週間以内だと、ステロイドの効果で治るそうだ。

それを過ぎてしまった場合は、もう治りません。

このTRT療法しかないのでござる。

サウンドジェネレーターを使うようになってからというもの、ずいぶん楽になりましたです。

ただし、この2~3日はやたらに大きな耳鳴りがしておる。

春のこの時期は、なにか体に異変が起きやすいときなのかもしれませぬ。

さて、

日経新聞電子版によると、電気が余ってきたそうな。

4月4日付の記事「電力自由化の盲点 再生エネルギーを送れぬ送電網」にそう書いてある。

電気事業連合会(電事連)によると、各電力会社が持つ発電設備の能力は10電力合計で2億1241万キロワット(14年度末)だそうな。

この数字には当然のことながら原発を含んでおる。

一方、国が15年11月時点で、電気の固定買取制度(FIT)として認定したのは、太陽光だけで7964万キロワット。

再生エネルギー全体では、8558万キロワットに達するそうな。

日経新聞は「出力だけで単純に比較するとで、電力会社の発電設備の4割に相当する」と書いておる。

原発による発電量は全体の約3割といわれておったから、再エネはすでに原発の発電量をはるかに凌ぐ。

そこをちゃんと書かないところが、原発推進派の日経新聞らしい。

だけど、発電設備の4割に相当する再生可能エネルギーと書いておる時点で、3割の原発はまったく不要だとわかる。

原発はいま、ほとんど動いておりませんからね。

記事では「太陽光などは日中に限られ、発電量としては少ないものの~中略~ピーク時の電力は余ることになる」としておる。

びっくりポンですが、原発がほとんど動いていないのに、電気はすでに余っておるのです。

また、製鉄会社は火力発電所を保有して売電している。

電力会社も石炭火力を中心に安価な設備を増強しておるとか。

石炭火力発電の新規計画は2000万キロワットを超えるというから、電力の余剰はさらに進むのだそうな。

くどいようですが、ニッポン国内の原発、ほとんど動いていないのに、電気は余るのです。

記事は「発電した電力を平等に買い入れて送電する仕組みが欠かせず、送電網にもイノベーション(技術革新)が求められている」と締めくくっておる。

送電線の柔軟性を高めて「再生エネの電気をどれだけ電力系統に導入できるようにするか、そこが重要だ」ということらしい。

どう考えても原発は不要ですという記事のような気がしますけど…

一方、

ご当地泊原発には、先日、丸川原子力防災担当大臣が視察に訪れるなど、再稼働に向けた動きが活発化してきた。

北電は、今月13日から「泊発電所の安全対策等に関する地域説明会」を開催するそうな。

再稼動へ向けて、ずんずん動き始めておるのです。

だけど、考えてくださいな。

ついこの間まで、北海道民はどうしても原発を所有する北電から電気を買わねばならんかった。

いまは曲りなりにも自由化され、様々な電力会社を選択できるようになった。

原発が嫌なら、別の電力が社を選択することができる。

全国の各電力会社の原発が、次々と再稼動してくると、原発の電気は買わないという「不買運動」が起きても不思議ない。

そろそろそういう形の「脱原発運動」が、全国各地で湧き起る可能性がある。

それもこれも、「自由化のなせる業」でござる。


「保育園ヤジ議員」はモラハラ男だった

2016年04月04日 | Weblog

 

寝坊いたしました。

午前7時の気温はプラス2度。

今朝も曇り空ですが、雨は降っておりません。

きょうはこの後、スカッと晴れの良いお天気になるそうですが、どうだろ?

さて、

4月7日号の週刊文春《総力取材 自民党よ、国民をなめるな!》は、「保育園落ちた」ブログを国会で山尾志桜里さんが質問中に、アホなヤジを飛ばした自民党の菅原一秀衆院議員(54)を愛人が告発しておる。

この菅原議員は、当選5回で入閣が取り沙汰される中堅議員だそうな。

待機児童問題等緊急対策特命チームに名乗りをあげ、筆頭幹事に就いたそうだ。

「息子を保育園に通わせた経験を生かしたい」と語っていたそうだから笑止千万だ。

本人は、10数年前に離婚し現在は独身だそうで、A子さんという柴咲コウ似の清楚な美人とお付き合いしておったそうな。

男女の仲になると、この菅原さんの態度は一変したという。

「デートの待ち合わせ場所まで、黒塗りの公用車で来たことがあるんですが、運転手に見られたくなかったらしく、『なんで分かりやすいところに立っているんだ』と食事の最中ずっと怒鳴られたそうです。『バカじゃないの』とか『親の教育が悪い』とか、人を見下したことを言う」

また「別れ際に、いつも3万円渡すのですが、急に怒り出し、お金を投げつけて帰ったこともあるそうです。A子は、怒るポイントが分からないと悩んでいました」というから、わけのわからん男らしい。

さらに「若い女性が好きで、当時27歳だったA子は『俺は25歳以下がいい。25歳以上は女じゃない』と言われて傷ついていた」というからセクハラパワハラだ。

加えて、「食事をしていると、A子の服装が気に入らない、と怒り出し、しまいには突然コートを投げつけて、一人でさっさと帰ってしまった」というから、ほぼキチガイ。

でもって、文春がこの菅原議員に一連のことについて問いただすと、

「まさかまさか。そんなことは絶対にありません。そんなこと絶対ないです。他の方も含めて。A子さんという方は思い出せないんだよな」だとか。

さらにはA子さんとのハワイ旅行や交際について確認すると、明確な回答は避け、〈本人が公衆の前に出てくれば冷静に判明できます。(略)出てきて下さい。そのA子さん〉というから凄い。

週刊誌の取材を舐めてはいけません。

週刊誌は、周辺取材を含めて、「完全にウラ取り」を済ませてから、取材の最後に本人に直接当たるから凄いのです。

この場合、議員さん本人に取材する際には、周辺取材はほぼ終わっておるとみていい。

ウソは、その場で即座にばれる。

ニッポンの政界を揺るがしたスキャンダルの第1報は、ほとんど週刊誌だ。

だから賢い政治家は、週刊誌が一番怖いと思っておる。

その一方、新聞やテレビの取材は、手を回せば記事なぞ何とかなる、と思っておる節がある。

そこで国会議員は「週刊誌は信用できない」「週刊誌はウソばかり」とか言いふらす。

おかげさんで、何もわけがわかっていない一般人までも、それを鵜呑みに「週刊誌なんて、へっ!!」みたいになっておるね。

何遍でも書いておきますけど、週刊誌は今も昔もニッポンのジャーナリズムを代表するメディアでござる。

それにしても、与党も野党も議員のレベルが低いですわ。

しつこいようですが、国会議員の年収、北欧スウェーデン並みに800万円にでもしないと、アホバカが増える一方だと申しておきましょう。


我が家も「あさロス」か!?

2016年04月03日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス3度。

空はどんより曇り空だ。

時おり小雨がパラついて、デッキが濡れて光ってますわ。

予報では、きょうは一日、こんなお天気が続くようでござる。

ところで、

蘭越町にある、上記写真の新見温泉が3月末で営業を終了いたしました。

3代、103年の間、家族経営で続けてきた温泉でしたが、経営者の高齢化で閉館です。

31日午前中、山の秘湯にハニーさんとゆったり浸かってまいりました。

ハニーさんは「湯あたり」しましたけどね。

今後、経営者が替わり、リニューアルして再開するそうですが、具体的な日程は決まってないのだそうな

無くならないってことで、ホッとしております。

さて、

NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」も、きのう2日でとうとう最終回。

我が家でも、毎朝楽しく拝見しておりました。

ヒロインあさ役の波瑠さんがステキでした。

玉木宏さん演じる夫の新次郎さんが、フアフアした感じだけれど、あさをしっかり支えて、女性の心をわしづかみ。

脇を固めた役者さんも、姉の宮崎あおいさんをはじめ、力のある俳優さんばかり。

さらには、実業家・五代友厚役を演じたディーン・フジオカさんが彗星のように現れて、これまた女心をわしづかみに。

一方、男心の方はというと、三味線の師匠美和さんこと、元宝塚の野々すみ花さんが、文字通り華を添えて、コロッとやられました。

こちらは、どうにもこうにも1回お願いしたい感じの色っぽさ。

また、昔でいうところの女中役のうめさんを、お笑い芸人友近さんがこれまた好演。

おまけに、あさのセリフ「びっくりポン」は今年の流行語大賞がすでに当確じゃ。

「話題満載」という意味では、クドカンの「あまちゃん」に匹敵すると思いますわ。

さすがにカネと余裕のNHKさまでなければ、こんな作品できません。

ついでながら、あさを演じた波瑠さんですけど、まんまで、テレビ出演してるの見ると、オーラも魅力もさっぱりない。

そこらのねーちゃん風。

ところが、和服とかドレスなど、役柄の扮装とお化粧で、生き生きとした昭和の大女優に変身するから不思議。

なで肩ですから、和服が似合うんだろねぇ。

女優3人と出演しておるTVのCMがありますけど、存在感のないことったら、それこそびっくりポン。

素顔はとっても地味な印象だけど、いい女優さんには違いありませんです、ハイ!!

 


毛ガニが一番うんまい季節

2016年04月02日 | Weblog

 

午前6時の気温は零度。

どんより曇り空で風もある。

そんなことで、なんだか肌寒い朝でござる。

写真は雄武町からきのう届いた毛ガニじゃ。

毛ガニのお取り寄せは、この時期の我が家の恒例行事でござる。

今年の毛ガニ漁は、オホーツクの流氷が早く去ったことで、道北の枝幸町などでは3月半ばから早々とスタートしておる。

いつもの年よりずいぶんと早い。

ってことで、昨夜はビールたくさんと、おいしい毛ガニを夫婦で堪能したのです。

何遍も書いてるような気がして勘弁してほしいけど、いま時期の毛ガニが旨いのには、ちゃんとした理由がある。

オホーツク海にやってくる流氷は、ロシアのアムール川から流れ込んだ水によって、海水の塩分が薄くなることで出来る、といわれておる。

こうしてできた流氷は南下してオホーツク海に。

これと一緒に、多くのプランクトンが運ばれてくる。

栄養たっぷりのプランクトンを食べて、いわゆる「堅ガニ(かたがに)」に成長したのが、流氷が去ったあとのオホーツク海沿岸の毛ガニでござる。

だから、身がぎっしり詰まっていてたいした旨い。

北海道のあちこちで毛ガニは獲れるわけですが、いまはオホーツク産が一番うんまいことになっておる。

ちなみにカニみそが一番うまいわけですが、これはカニの脳みそなんぞではございませんぞ。

フォアグラとか、あん肝と同じで、肝臓とすい臓を併せ持つ「中腸線」ってことですので、ヨロピクね!!

今年は、旧友Sの出身地、雄武町の畠森水産(TEL0158-84-4211)のものを美味しくいただいた。

ゴールデンウイークまでに、もう一度お取り寄せしようと思ってますが、次回は枝幸町の秋田水産(0163 -66-1422)にしようかしらん。

読者の皆さんが注文する場合のポイントは、「非冷凍の毛ガニ」と指定すること。

大きさは500グラム程度が良い毛ガニの基準で、一般に販売されている毛ガニは400グラム程度が多い。

購入する場合は「500グラム前後の非冷凍」と、はっきり指定すると、おいしい毛ガニが届くのです。

500グラムだと、1パイ2000円前後で、それクール便の送料でござる。

春の味覚、お試しくださいな。

うめどぉ~


きょうから待ってましたの電力自由化だ!!

2016年04月01日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス2度。

晴れの良いお天気でござる。

そしてきょうから4月、いよいよ電力自由化なんだなぁ~

遅ればせながら、我が家でも先日「コープさっぽろ」の電気、「トドック電力」の申し込みをしてまいりましたです。

そのトドック電力には2種類ある。

我が家は、水力、木質バイオマス、風力などでつくられた電気を中心とした「FIT電気」を選択。

この電気は、単独ならわずか0.5%しか電気代はお安くなりませんが、灯油の定期配送とセットなら北電に比べ2.5%安くなる。

FIT電力とは別に、お得な「ベーシック電気メニュー」というのもあって、これだと灯油とセットで北電より3%安くなる。

たいした割引率ではございませんが、コープさっぽろで使えるポイントも貯まるそうで、そこは嬉しいかも!!

この先コープさっぽろの「スマホ」にもしようと思っておるので、さらなる割引もあるかもしれんね。

「チリも積もれば…」ってことですわ。

いずれにせよ、電力会社を変更するには、カネはかからないけど、それなりに手続きがある。

見方を変えると、あれこれ手続するだけで、それなりにお安い電気だったり、お好みの電気だったりが買えるわけですから、なんだか気持ちいい。

我が家の場合は、特定のムラに所属しておれば、そこに群がる業者ばかりが儲かるという、恥知らずな「原発の電気」は使いたくなかったので、これでそこはスッキリだ。

道内では原発は動いておりませんから、いまは北電を選択しておっても原発由来の電気ではないですけど…

切り替えの手続きはまだ完了しておりませんが、すでに申し込みが終了した家庭でも、トドック電力の使用開始は6月からだそうな。

かつては、原発が止まったら、ニッポン経済が奈落の底に落ちるとか申しておった「原発推進の大ウソつき集団」がいた。

そんな大ウソが効果を発揮できたのは、電力が地域独占状態だったから。

なにせ電気を独占しておった大手電力会社が「電気は足りません」といえば、それまでだった。

3.11の原発事故後は、原発推進派が「大変だ!大変だ!」と大騒ぎして、電力不足を煽った。

消費者は、ウソかホントかよくわかんないまま、電力会社のいうことを「鵜呑み」にするしかなかった。

電気料金だって、なんだかんだいいつつ、経産省との打ち合わせで自由自在。

それが、「電力自由化」となったいま、それなりに競争原理が働くわけだから、透明性が増す。

大手電力会社は、2020年の「発送電分離」後も、電力に関しては大きな影響力を維持するのでしょうが、とにもかくにも風穴があいたのです。

共産国家みたいな電気の「地域独占」が、21世紀のいまも続いておったのが、そもそもおかしな話ではございましたけどね。

おかげさんで多くの利権がそこに群がった。

経費が増えれば増えるほど利益が上がるという、悪名高い「総括原価方式」も自由化で消滅した。

だから大手電力会社も余計な経費は削減して、否が応でも競争に対応しないとならん。

地域独占にあぐらをかいておった大手電力会社も「経費を削減して、効率化を図る」ことになる。

ようやくフツーの会社になるってわけだ。

これまでのように、原発さえ動けば、儲かる時代ではないと自覚せざるを得なくなるね。

消費者の方も選択肢が広がり、賢く選べる時代になりましたわ。

こと電気に関しては、ようやく共産主義から資本主義に移行したわけで、まことにけっこうな電力自由化初日なのでござる。