グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

芋掘り体験

2009年11月17日 | 歴史・文化
 今日は真冬のような寒さです。北東の風がぴゅーぴゅー吹き、雨もたくさん降っています。

 今日はこの時期としては異例の寒さだそうですが、(12月上旬並み)もうちょっとで本格的な冬になりますね。

 さて、今頃の時期、島の人たちが楽しみにしている自然の恵みがあります。10月19日のブログで嶋田さんがもう書かれていますが、自然薯です。

 今回は、島出身の方からのありがたいお誘いを受けて自然薯堀りに連れて行っていただきました。山を歩くとあちこちに誰かが掘った自然薯堀りの穴を見ることがあるので、だいたいどれくらいの大きさの穴を掘るのかはなんとなく知っていましたが、大きいものでは人がすっぽりと入れるくらいの大穴です(^▽^;)

 後で知ったのですが、上手な人ほど小さな穴で自然薯をゲットできるみたいです。もちろんイモ掘り初体験の私たち夫婦は墓穴クラスのでかい穴を3つも掘ってしまいました(^▽^;)
(山芋堀りでは掘った後にきちんと穴を埋めるのがマナーです!)

 

初心者の私たちにはどこにイモがあるのかも見当つかないので、達人が場所を教えてくれたり至れり尽くせりで助けてくれます。しかしそれでも上手な人はあっという間に自然薯を掘り出しているのに対し、我々は二人がかりで1時間近くもかかってしまいました。

無心に地面を掘っていると、白いものが転がってきました。手を休めて見てみると、セミの幼虫です。

多分アブラゼミだと思うのですが…2齢か3齢くらいの幼虫ではないかと教えてもらいました。写真を撮り、そっと軟らかい土の上に置くとゆっくり潜っていきました。

 結局あまりにも掘るのが遅いので、他の人に手伝ってもらってようやっと掘り出すことができました!その自然薯がこれです。重い…(^▽^;)


 その後も3つも山芋を掘り、明日は100%筋肉痛確定です。(T_T)

もちろんすりおろして食べるのですが、その辺の画像などは10月19日の記事を見て頂くとしましょう。

 今回は地元の方が地主の方に許可をとって掘っていますが、自然薯がこれくらいの大きさに育つには5,6年かかるのだそうです。なので毎年同じ場所で掘ると自然薯がなくなってしまうので、毎年ローテーションでポイントを変えて掘っているのだそうです。なおかつ掘ったイモの根元部分を近くに植えておけば、数年後にまたそこからイモが収穫できるとのことで、昔ながらの知恵と、捕り尽くしてしまわない様な工夫に感心しました。

 また、よく似ている毒イモもあるそうなので知識が無くてはとても手を出す気にはなれません(^▽^;)今回お世話になった地元の方に感謝です!

 今回私たち夫婦が2人がかりで掘った自然薯です。
(ニンゲンは比較用です。)
コメント (4)
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