グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

紅い子が来た!

2009年11月21日 | 
11月も半ばを過ぎて大島にも冬の鳥たちがたくさんやって来ています。

ツグミ、アカハラ、クロジ、カシラダカ、タヒバリ、シメ、アトリ、ジョウビタキ・・・つい先日はオオジュリンまでも姿を見せてくれました。
葦原のない大島ではとっても珍しいんですよ。


そして昨日は牧場でベニマシコを見ることができました。

「フィッ!フィッ!フィッ!フィッ!」という聴き慣れない声で鳴いていて気付いたのです。
いつもいるカワラヒワやホオジロとは明らかに違う鳴き声です。

注意深く近くを探すと少し離れた所でヨモギにとまり、種をついばんでいました。






あ!
見つかっちゃった!!
警戒して首を伸ばしています。

お食事中にごめんなさい~。
ちょっとモデルになってね。


目先や胸がちょっと赤くなっています。
まだ若い、きっと今年産まれのオスの鳥でしょう。
メスには赤い部分がなく、とても地味な色合いです。

ベニマシコはクチバシが短くて、なんともいえない可愛らしさがあります。
ケモノの子供に似ている?
大人になっても子供子供した顔つきのように見えます。
鳥の顔でこんなに可愛らしいのはちょっと珍しいかもしれません(そう思うのは私だけ!?)



ヨモギを食べている間もずっと「フィッ!フィッ!フィッ!フィッ!」と鳴きっぱなしでした。
仲間を探していたのかな・・・?

でもそれに応える声は返ってきませんでした。








後姿はこんな感じです。




これから仲間を探して旅立つもよし、このまま大島で冬を過ごすのもよし、若いベニマシコの幸運を祈る!!


      がんま
コメント
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