閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

駒繋ぎの桜 (3)

2008-04-24 | 自然景観

桜の脇にある水田の水面に映る枝垂れ桜の姿が“絵”になるということで、「駒繋ぎの桜」は、写真愛好家の間ではあまりにも有名だ。山間の素朴な農村風景の中に立っている枝支えのない一本桜の古木は、なかなか見応えがある。そのために、桜の季節には、遠方から大勢の観光客が来るほどの観光名所にもなっている。有名になりすぎたためか、桜の脇にある水田には、桜の季節になると、早々と水を満たして準備をするという“演出”もされているようだ。
コメント

駒繋ぎの桜 (2)

2008-04-24 | 自然景観

桜に限らず、花が満開になる時期や天候と、こちらの都合がなかなか上手くタイミングが合わないのが常である。今回の「駒繋ぎの桜」も、残念ながら見頃には少し早すぎたようで、まだ4~5分咲きほどであった。
コメント

駒繋ぎの桜 (1)

2008-04-24 | 自然景観

奥三河から東濃、下伊那にかけて巡った今回の“桜シリーズ”は、天候にはあまり恵まれなかったが、最後の桜は、長野県阿智村にある有名な「駒繋ぎの桜」である。

「駒繋ぎの桜」は、中央自動車道・園原ICの近くにある。樹齢300年のエドヒガンザクラの古木で、その昔、源義経が奥州に下向した時に、馬をこの桜の木に繋いだという伝説から、「駒繋ぎの桜」と名付けられたそうだ。但し、800年以上も前の当時の老木は既に枯れてしまい、現在の桜は、当時の株から出てきた“ひこばえ”が大きくなったものだと言われている。“二代目”なのか“三代目”なのか判らないが、いずれにしろ、長い年月を生きてきた「駒繋ぎの桜」は、幹の太さが4m、樹高20mの実に風格のある立派な桜である。数年前の台風で、一部の枝が折れたらしいが、それでも美しい見事な樹形をしている。
コメント