カタバミ
2008-04-27 | 草花
カタバミは、日本各地の道端や空き地などあちこちに生えている雑草だ。3枚が一緒になった葉は、ハート型でクローバーに似ている。この画像はクローズアップで撮っているので大きく見えるが、花の大きさは1cmもないくらいだ。花が開くのは、日光が当たっている時だけで、朝晩とか曇や雨の日は閉じている。植木鉢や芝生などに繁殖すると、根が蔓延るので、除草がやっかいだ。
なお、このカタバミとムラサキカタバミの写真は、カシオのEX-P700という数年前のコンパクト・デジカメで撮ったものだ。このカメラには、被写体のピント位置を少しづつずらして同時に5枚の画像を写すことができる「フォーカス・ブラケティング」というユニークに機能がある。その機能を使って撮った5枚の画像を、昨年たまたまネット上で見つけた「Combine Z5」という無料の画像合成ソフトを使って、試しにモンタージュ写真のように合成したものだ。
立体的な被写体を接写する場合は、被写界深度が極めて浅くなるのが常だが、この方法を使うと広い範囲にピントが合った1枚の画像を作ることができる。但し、撮影条件にもよるのだろうが、合成による被写界深度の“効果”が思ったほど出なかったことと、この画像合成ソフトは、無料だから文句は言えないのだが、マニュアルなどが全て英語表記のためによく理解できない部分もあって、撮影から画像合成までの全体の操作に時間がかかり面倒なのが欠点だ。写真としては全く“邪道”だろうが、“観察写真”なら、たまにはこんな“遊び”も面白い。