75歳以上が1割を占めた

人口減少が止まらない住民基本台帳による調査で人口数は微増というが基本的には増加傾向とは言えない。あいかわらず高齢者数が増加、特筆すべきは後期高齢者が人口の1割を占めたこと、いよいよ医療費、介護費用が国の財政を破綻させることの現実味を帯びてきた。
7月３１日・日経朝刊コラム「大機小機」に人口政策不在の亡国と題して人口問題を述べている。たしかにマーケットを決定するのは人口数であり経済成長も人口数が左右するので人口の減少は一国の危機といえるだろう。そして人口増加の対策を打っていないことも事実、将来日本は消滅の危機に瀕する。コラムのなかで世界からは人口政策を打たない日本はすでに消滅しているとまで言い切っている
倫理をすりかえるつもりはないが安易な人口増加だけを議論するのは地球資源の減少や環境の観点からすると一国だけの議論ではおさまらないものもあるだろう。日本という国の在り方全般の議論が求められているのだろう。