最近、米作の話が出てきている、作柄指数とか新潟での平均温度上昇による作柄への影響とかが話題になっている。しかし米作は縄文、弥生時代からの2000年の歴史と土地開墾の歴史、米作改良事業などの歴史があり、その間には土地をめぐる争い、水の分配をめぐる争いなどがあり、飢饉という経験があって米作への研究や資金の投入が行われて今日の生産量がある。生産調整、減反という政策をとらざるを得ないほど米作は完成された技術を持っている。この成果はそれまでの歴史と経験、努力、研究の成果そして資金投下が行われてきた成果であろう。それに引き比べて介護は以前の福祉とは異なる視点が求められることから10年にも満たない歴史、かかわりのある員数も限られた人数であり、研究も数年にしかすぎない。投下された資金も他の産業に比べ物にもならないほどの小額でしかない。そんな介護で一定の成果を求めることに疑問を生じる。すくなくとも成果を求めるにはその過程を検討し、段階ごとに検討を加えていくという方法をとらないと現場への要求ばかり、的外れの要求ばかりになる。
ぜひ道を踏み外さずに、しかも一歩一歩確実にやっていきたい。
ぜひ道を踏み外さずに、しかも一歩一歩確実にやっていきたい。