心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

表現の仕方

2014年10月16日 | 雑感・愚見




限外まで努力してプロになれなかった人を

僕は知らない。

と、イチロー選手が言ったとか言わなかったとか。



このような上手い言い方を

考えなしに自然と出来ることにも

イチロー選手の凄さを感じるのです。



何も考えずに、素直に聞くと

夢を持とう、そして、

本気で努力しさえすれば

その夢は叶うと言うような

自己啓発系で言っているかもしれない

言葉と同じように



限界まで努力をすれば

誰だってプロ野球選手になれると言ったとしたなら

それは明らかな間違いであることは

誰だって分かります。



だってプロ野球の登録選手数は決まっているので

それ以上の人はなれませんし、

もっと極端に言うと

全員プロ野球選手になると観客はいなくなり

収入が得られずに

プロ野球が成り立たなくなります。



よって限界まで努力しても

プロ野球選手になれない人はなれないのです。



イチロー選手は、

自分の体験を通して真理はこうだと断定して言っていのではなく、

ただ自分が体験したことを述べているにすぎません。



何を言っているのでしょうか。

イチロー選手の周りの人は、

努力をしてプロ野球選手になった人ばかりですから

朝になると太陽が昇り、夜になると月が昇ると同じような

ごく当たり前のことを話しているのでしょうか。



努力することの大切さ、

努力することを怠り、

自分の可能性や力を眠らせてしまわないようにと

言っているのでしょうか。



努力を怠っている人を責めてたり

自己反省することを

促しているのでしょうか。



あのような言い方をする事によって

個人の考えを押し付けていませんから

受け手が自由にその意味を選択することが出来るので

反発を受けにくくもなります。



なんか催眠的な言い方とも言えるかもしれません。




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