2019年の春 ピットコイン事業で大きな利益を上げた
アメリカ人男性とタイ人の女性の夫婦が洋上に住宅を建造して、
独立国を宣言しようとしたのですが、
住宅は違法建造物として撤去されたそうです。
まるで映画のような話ですが、本当の話だそうです。
国であることの大きな条件として
①領土があること。②国民がいること。③主権があること。
の三条件に加えて、
他の国から承認されることが必要だそうです。
男性が建造物を建てた土地が新大陸や未発見の島であるなら
まだ建国の可能性が残りますが衛星が宇宙を飛び交う今の時代、
どこかの国の主権が定まっていないのは南極大陸くらいで
地球上のどこかに未発見の大陸や島があるとは思えず、
仮にどこの国の領域にも属さない海域で
海底火山の噴火によって大陸が出現したとしても
すぐさま発見されて現存の国が主権を握ることになるのでしょうから
男性に「どうぞ、どうぞ。」とはならないでしょう。
男性は、何でまた独立国を創生しようとしたのか分かりませんが、
独立を勝ち取った場合に何よりも大きなことと思うのが、
権利を与えられる側から与える側になることで
他の主権国家に迷惑をかけない限り
好きな所で立ションしてもOK。全裸で外を歩き回ってもOK。
全くの自由を保持することのように思います。
これを個人のレベルに当てはめてみると、
②の国民がいることは、
自分という個性を有する存在がいることになりますし、
①の領土を有することは、
個人の領土(境界線)をしっかりと確保することになるでしょうし、
③の主権を有することは、
①と②をしっかりと確立したものを防衛し維持して、
他者と良い外交関係を構築することと考えることが出来そうです。
幸にも私達は、個人の①も②も③も認められ
個人のそれを脅かす存在には国家が力を貸して護ってくれる
日本の国で生活をしています。
私達一人一人は日本国の中の小さな独立国の盟主であること、
一人一人が有する権利を再確認するだけでも
いくつかの悩みは、解決するかもしれません。