1781年に天王星を発見したイギリスの天文学者、
ウイリアム・ハーシェルの妹キャロライン・ハーシェルは、
生涯独身で兄の助手を務め、同時に自分も天文学を学び、
3つの星雲と8個の彗星を発見しました。
天王星は、太陽系の7番目の惑星で、
木星、土星についで三番目に大きい惑星で、
地球と並べてみると天王星の大きさが良く分かると思います。
地球と天王星
とても興味深いのが回転軸が天王星だけが
公転軸に対して自転軸が極端に横倒しに傾いているユニークな惑星で、
その原因については判明していないようです。
太陽系8つの惑星の公転軸に対しての自転軸
夜空に煌めく星々をぼんやりと眺めたり、
機会があった時に望遠鏡で一つ一つの星を覗いたりすることは
私も嫌いではありませんが、
人類が発見していない星をウォーリーを探せの如く
探すほどの興味とまではいきません。
天文学について知識がないから、その魅力を知るに至りませんし、
そこまでの魅力を感じないから知識も深まらないのでしょう。
妹のキャロライン・ハーシェルは、兄の影響なのか
宇宙の星の魅力にのめり込み、多くの功績を遺したようですが、
地上で輝く星に目がいかずに生涯独身でその生涯を閉じました。
人も色々、幸せも色々だなとつくづく思うのと同時に、
自分にはそこまで興味が無いことに
興味を持ってくれる人達がいてくれることで
その人達が生涯をかけて得た果実の一滴を
分け与えてもらえることは誠に有難いことだと思います。
人生、恋をすると世界に色が付きます。
なので若者には二つの恋を手にして欲しいと思うんですよね。
決して二股や愛人や不倫を奨励しているのではありません。
キャロライン・ハーシェルのように恋した一つのものを
両腕で抱きしめて持つことも素敵だとは思いますが、
素敵な人と出会い、素敵な恋愛をして、
左手と右手に二つの恋を持って抱きしめるのも
素敵なことだと思ったりするのです。