心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

京都 松花堂庭園Ⅰ

2022年06月01日 | 名所めぐり(京都)

 

江戸時代初期に

書画や茶の湯に秀でた文化人として活躍した

松花堂昭乗(しょうかどう しょうじょう)は、

 

石清水八幡宮の寺坊の一つ瀧本坊の住職を務め、

隠居後は男山にあった宿坊の一つ泉坊の一角に

草庵『松花堂』を建て松花堂昭乗と名乗ります。

 

明治初年の神仏分離で

全ての宿坊は撤去されて草庵『松花堂』は、

明治24年に現在の場所に移転し

「松花堂庭園・美術館」という文化施設となっています。

 

 

 

京都 松花堂庭園・美術館

 

昭和32年(1957年)に

男山山中にある松花堂跡国の史跡に指定され

共に現在「松花堂庭園・美術館」敷地の内園にある

草庵『松花堂』とその区域国の史跡に指定されます。

 

平成26年(2014年)には、

草庵『松花堂』と『書院庭園』は、国の名勝に指定されました。

 

 

 

美術館

 

松花堂庭園は、外園と内縁に分かれていて

草庵『松花堂』・書院庭園を含む内園は、

2018年の大阪北部地震、台風被害の復旧工事のため

長らく封鎖されていました。

 

草庵『松花堂』の復旧工事終了にともない

4月1日から5月31日まで

内園の特別公開を実施されるとのことなので

友人と訪れることにしました。

 

 

 

松花堂庭園 受付

 

庭園受付での特別公開の内容説明では、

内園の立ち入りは、

草庵『松花堂』とその敷地区域のみとなり

復旧工事中の泉坊書院はもちろんのこと

内園全域の散策は出来ないとのこと。

 

「おもってたんとちゃう~。」

 

ここまで来て入園せず引き返す訳にはいかないので

外園と特別公開部分だけの観賞でも

十分に楽しめることを期待して入園することに。

 

 

 

松花堂庭園 外園

 

良く手入れされている木々を見て

入園直後から十分に満足できそうな予感がします。

 

 

 

 

庭園には、40種類を超える竹・笹類、

200本を超える椿、紫陽花、梅や桜等があり

四季の花々を楽しめるとのことです。

 

 

 

 

私達が来園した時期は、開花を終えた花と

これから開花を始めようとする花の狭間でしょうか。

園内の主役の色は、新緑の緑色。

 

 

 

 

園内の空間は、外の世界の生活音から切り離され

庭園の空間に没入出来るのも魅力的です。

 

 

 

 

外園を流れる川に三本の竹筒から流れ落ちる水音と

風に揺らめく木々の葉音が遠慮がちにさざめき、

ツツジの赤い花とオオヤマレンゲの白い花で

ほんのりと彩されています。

 

 

 

 

 

 

 

池泉に浮かぶ井戸蓋のようなもの。

まさかの井戸があったら驚きですが

さすがにないはずなので何の用途なんでしょうか。

 

池泉に浮かぶ謎の井戸蓋の有る無しで

この池泉の風景がまるで違ってきますね。

 

 

 

 

曲線加工された竹垣。

 

 

 

松花堂庭園 茶室『梅隠』

 

松花堂庭園の外園に設けられている

3つの茶室の内の一つ茶室『梅隠』は、

宗旦流(三千家)の祖『千 宗旦』好みの

四畳半の茶室を再現したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶室『梅隠』 水琴窟

 

竹筒に耳を近づけると

水琴窟独特の音色を聞くことが出来ます。

水琴窟を考え付いた人って天才だと思うんですよね。

 

 

 

茶室『梅隠』 竹枝穂垣

 

 

 

松花堂庭園 茶室『松隠』

 

茶室『梅隠』に隣接してあるのが

九畳の広間や四畳台目の小間がある茶室『松隠』

 

 

 

 

閑雲軒は、小堀遠州が昭乗の為に造ったものを

再現しています。

 

 

 

 

『梅隠』『松隠』の2つの茶室を観賞し終えて

外園の残りあと一つの茶室の観賞へと向かうのですが

残り一つの茶室の名称が何なのか

もう分かるのではないでしょうか。

 

 

 

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