2005年 アメリカで刑務所を脱走した
34歳の男が逃走中に女性からハンドバッグを
ひったくろうとして逮捕されました。
バッグの持主は警察官で、
しかも男性の警察官も一緒だった。
脱獄した犯人を援助する人間がいなければ
逃走資金を何とか得ようとするのは
自然なことではあるのですが
警察官にひったくりを働いてしまうって
これ以上に罪が積み重ならずにすんだので
奇跡のような幸運だったと言いたいですね。
でもまあひったくり未遂の罪は、
上乗せされるとは思いますが。
これ死刑囚とか終身刑とか何十年もの禁固刑の囚人だと
一発逆転を狙っての脱獄に及ぶ気持ちは、分かるとしても
数年とかの場合に、身柄を確保され刑期を上積みしたり、
逮捕されるまで警察から身を隠しながら生活をするって
なんか割に合わない感じがするので
何で馬鹿なことをするのだろうと思ってしまいます。
でもまあこの辺りのことは、
犯人本人に会って気持ちを聞かなければ
本当の所を理解することは出来ないんでしょうね。
例えば、心から愛している一人娘の結婚式には
出席することが出来ないけれども
せめて少し離れた場所からでも目に焼き付けておきたい、
お祝いしたいと脱獄したのかもしれませんしね。
そして、結婚式の終了直前に
祝福の気持ちをしたためた手書きの手紙を
出席者の一人に託して刑務所へと戻っていく。
突然、渡された手紙を読んで驚き、
「お父さ~ん!」と叫びながら父親の姿を探す花嫁。
なんだか映画になりそうな感じです。
世界中が愛に包まれますように。