2021年 コロナ禍のドイツで40歳の男が
妻のワクチン接種証明書を偽造したことが
発覚しそうになったので一家心中をしました。
逮捕されて一家がバラバラになることを恐れたとのこと。
そのように残された遺書めいたものに
書かれていたということでしょうか。
この男の極端な行動に対して
色々と理由を見出すことは出来そうですが、
そのようなことは犯罪心理学者に任せておいて
私なんかは、もう全く分からんと言いたいなあ。
妻のワクチン接種証明書の偽造で逮捕されたとしても
人生の全てを悲観するほどの長期刑を喰らうとは思えず、
さらに言うと一家を道連れにするってのが
あまりにも身勝手すぎて腹が立つし悲し過ぎるんですよね。
自死を選ぶ人の精神状態は、苦しさや辛さの逃げ場所として
最悪の選択しか思えないほど追い込まれている状態ですが、
何か腹を立ててお皿を壁に投げつける人のように
その行動をとる強い感情を一時流すことが出来れば、
最悪の行動を回避することが出来たりします。
元々の思考の動きが良くない方向へと動く何かが
無意識に存在している可能性もあるので
一度回避すれば後はもう大丈夫と言うことではなく
個人によっては心が落ち着くまでは
防止が出来る空間に保護することも必要かと思います。
一番、危険なのは元気になったり笑顔が見られたりして
一見、良くなって立ち直ったかのように見える時、
つまり良くなりかけの時だと言われているので
危ないサインを見逃さないよう注意深く観察し、
近くで見守ることは大切です。
とは言え、本気で飛び降り自殺をしようとしていた時に
現れた人に防がれたり、説得され思い留まったことで
その後は、まるで憑き物が落ちたかの如く、
あの時の私は何だったんだとまで心が変化する人もいます。
第三者からすると最悪の選択だと思えることを
その人が選択することもその人の自由だと言う人もいますが、
その際、大なり小なり周りを巻き添えにすることは間違いないし、
最悪以外の選択は視野のすぐ脇に必ずあるものです。
本人には他の選択が見えない状態になっているので
本人が最悪の行動を取る前に、
それ以外の選択を見せることが出来たり、
その気持ちを止めることが出来る人間が
傍にいたとて簡単ではありませんが、
それでも傍にいてあげることができれば………