1998年、ブルントラントは自国ノルウェーの大統領を辞任した後、
WHOの事務局長に就任し、その就任演説でいきなり
「煙草は人殺しである。」と宣言し、
国際がん研究機関が長年の研究から出した結論、
「受動喫煙と肺癌の明白な関連性は認められない。」を
科学的な根拠によって反証せずに
強い政治力で撤回させて、全世界的な嫌煙運動へと繋がり
今に至っていることを多くの人が知っています。
これにはズッコケてしまうオチがあって、
就任演説で過激な宣言したブルントラントは、
後に、自分は電波過敏症であることが判明し、
本人もそれを認めています。
つまり、
「煙草は人殺しだ!」は、「電波は人殺しだ!」と
同じ根からの発信であったことが分かっています。
煙草は、殆どの人が健康を害する要因になると考えていると思いますが、
それが本来の寿命をどの程度短くするだけの害があるのか
1日なのか、1週間なのか、1か月なのか、1年なのか、
全く分かっていないのが実情です。
しかしながら、嫌煙活動は大きな波となり世界中に広がり、
日本でも日本禁煙学会と言う団体の「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。」的な
行き過ぎではと思われるような活動を展開しています。
喫煙者の私も食事中に近くで煙草を吸われると美味しさが半減するし、
食事の時に限らず
煙草の煙の臭いが嫌だと感じる時があるので、
煙草の煙が嫌いだと言う人の気持ちも十分に分かっているつもりなので
分煙、禁煙の場所を設定するのには反対する気持ちは全くありません。
ただ昨今の行き過ぎた、まるで煙草は悪魔である的な
過激で偏った運動には顔をしかめてしまいます。
私は、騙されたり踊らされたりするのが大嫌いなんですよね。
2003年、愛煙家の夫を偲んで女性が建てたのは、
好きな銘柄マイルド・セブンをもじり「マイルド・ヘブン」と彫った墓。
香炉は灰皿、燭台(しょくだい)はライターを形どっています。
上手い!座布団10枚!
この墓は2003年、墓石業者からデザイン賞を受賞しました。
どこかの国のおかしな行動に対して日本が非難、批判すると
ヘイトだと言論人と称する人達が声を大にして叫び、
同じ人達が、日本の国に対してのおかしな言動については、
言論の自由だと声を大にして叫び、
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いで、日本の女性や旗が攻撃されることは
致し方無いことと声を大にして叫ぶ。
このような人達と過激な嫌煙運動家達と何が違うのだろうかと思う。
将来、嫌煙運動が勢いを増していき、
夫への愛を形にしたこのような墓を、「社会の悪だ。」「悪魔の所業だ。」と
打ち壊すような行動が賛同されるような社会にまでならないことを願っています。