心の扉 神戸カウンセリング花時計

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ミソフォニア(音嫌悪症候群)

2020年08月06日 | 雑感・愚見

2014年のクエートで結婚して1週間後に

夫は、妻から離婚を突きつけられました。

 

何でも夫が豆料理をフォークではなく

パンですくって食べることに我慢ならなかったとのこと。

 

珈琲にパンを浸して食べる行為をダンクと言うそうで、

バスケット・ボールのダンク・シュートは

そこから名称が付けられたと聞いています。

 

クウエートでは、男女二人だけで映画や食事にいったりと

婚前交際が許されていないようなので

結婚後に上の様なことが起きても不思議ではないですよね。

 

奥さんの方から夫へ食べ方を直して欲しいと

何度か話しても直す気配が全く無かったので

堪忍袋の緒が切れてということなのでしょうか。

 

クウエートでは、豆料理をパンですくって食べることが、

食事マナー的に問題があるのかないのか。

 

マナー的に問題が無いとするなら

夫からすると一番美味しいと感じる食べ方で食べたいし、

細かなことに文句付ける妻の方に非があると思うでしょうし、

治すのは私の方ではなく妻の方だと思うかも。

 

妻の方からすると見た目的、生理的に

どうしても許容できない食べ方であるので

治すのは夫の方だと思うでしょうね。

 

夫婦が仲良くやるために

どちらかが譲らなければならないとするならば

今回は、夫の方が協力しやすいように思えるので

夫の方が治す努力をしてあげるケースかな。

 

上は、夫の行動に対しての嫌悪感から離婚となったのかな?

行動ではなく音に対して強い拒否反応を示す場合もあります。

 

多くの人が気になると言われる食事の時の相手の咀嚼音。

でもなあ、動画なんかで人間の咀嚼音やペットの咀嚼音が

耳が気持ちいい音【ASMR】として

人気動画になっていたりするので、この違いは何なんでしょうね。

 

一時期、テレビで煽っていたヌードルハラスメント。

これは私的にはふざけんな!ってな感じです。

絶対にすすって食べたほうが美味い!

 

しかも、日本に来た外国人が郷に入っては郷に従えで

ラーメンを食べる時にすすって食べようとする動画が

沢山アップされているのを見たりすると尚更です。

 

個人が言うのならまだ受け入れられますが、

公共の電波で流すのは、どうなのよ。

問題が無い所に火をつけて問題だ!問題だ!と

日本の風習を壊す流れを作りたいのかなと疑ってしまいます。

いや風習と言うより、すすった方が旨い方が強いかな。

 

上のような個人の好き嫌いな音のレベルを超えて

激しい不快感、不快な感情が起きる人を

ミソフォニア(音嫌悪症候群)と言います。

 

ミソフォニアの人が嫌う音は人それぞれ違っていて

音の大小に関わらず、ある特定の音に対して

否定的な強い感情が起きます。

 

強い恐怖、不快感、怒り、憎しみ、嫌悪感、拒否感。

それに伴い身体の反応として

動悸、手足の震え、汗をかく、手足の震え、

過呼吸、パニック反応等が起きることがあります。

 

そして、その音から離れようとするか、

攻撃的、暴力的な行動に出たり、自傷行為にまで至ったりします。

 

つまりミソフォニアの人にとっては不快レベルを越えて

どうしても我慢ならない音になります。

 

どのような音に対して反応するのかですが、

咀嚼音はもちろん。

咳払い、人の会話、笑い声、嚥下音、くしゃみ、呼吸音、

キーボートを叩く音、隣の部屋の音、ボールペンのノック音、

子供、赤ちゃんの声や泣き声等々、

 

とにかく他人が発するあらゆる生活音に強い拒否反応を示し、

湧き上がる自分の感情を抑えられるかどうかの

ギリギリの所で戦っています。

 

原因についてはハッキリとしたことが分かってないようで

ミソフォニアと言えるかどうか分かりませんが、

過去に音が気になる相談を受けた際に

「PTSD(心的外傷後ストレス症候群)」として扱い、

状態が改善したことがあります。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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