心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

宝物かのように

2013年11月27日 | モデリング




難しく骨の折れるものにチャレンジする時には、

大きなエネルギーを投入する必要があるけれども、

上手く行けば一回の成功で、

大きな成果を得ることが出来ます。



チャレンジとまで言えないような

簡単にやれることをやって

大きな成果を上がるためには

簡単な事は何度も、長く継続して

行う必要があります。



これを

難しいものなのだから

大きなエネルギーを投入し、尚且つ

何度も同じ事を繰り返す必要があるとか、



簡単にやれることを、ちょっとやるだけで

大きな成果が得られるかのような話しを

そのまま信じて始めると、



始める人の心構えが違ってしまうのですから、

途中で挫折したり、

合っていないカギで扉を開けようとするような

無理な方法や無駄な方法を

何度も繰り返し続けることになるので要注意です。



ただし、嘘であろうが何であろうが

簡単な事を少しやるだけの言葉に触発されて

最初の一歩を踏み出すと、

後は転がるように行動が持続して

ゴールに到達したり、

自分が目指したゴールでなくとも

良い意味での別のゴールに

たどり着いたりすることがあります。



このような結果を得られた人にとっては、

落語の『芝浜』のように、

「よくぞ、私に嘘をついてくれた。」

となることもあるので一概に嘘は悪とは言い切れません。



しかし、挫折やリバウンドの数だけ

本棚にダイエット本が増えていったり、



悩みや苦しみの回数だけ、

部屋の本棚に関連本が増えていったりする時には、

誤解によって持ってしまった心構えに

原因があるのかもしれません。



そして、もしも提案者の利益のためだけに

それほどでもないものを宝ものであるかのように

読者が誤解することを狙っているのだとしたら

例え、結果が良かろうと

最近の食材偽装と何ら変わりは無いように思うのです。



ただ、その読者が

同じ結果を繰り返しているのにもかかわらず、

それでもなお同じ事を繰り返すのには、

理解力、思考力、判断力の欠如だとは

とても思えませんから、

それらの媒体に触れることで

成功以外の何かを満足させる目的が

達成されているのかもしれません。



そのような場合には、

提供する側と受け取る側との利害が一致しているので

第三者がとやかく口をはさむのは

余計なお節介にしかならなくなるのですが。。。



さて、少し話が変わりますが、



数分前には普通の状態であった人が、

誘導者が一言、二言話すことで

数分後にはもうワサビを抹茶アイスだと言い張って食べている。



そんな私の師である仲山氏がある収録の時に一言。


「難しいことを、あんなふうに簡単にやると、

それを見ている人は、まるで魔法のように見えるだろうし、

分からないだろうから、

それを簡単に真似をしようとしても難しいだろうね。」



どんな分野でも卓越した技術を持っている人が

やっていることを外から見ると

とても難しいことを、

さらさらと簡単にやっているように見えるものです。



何かを学ぶ時には、

その分野の一流の人を真似ることから始まると言うように、

真似ることで、

読んで、聞いて、観るだけでは

気が付かなかった何かを発見することが出来ます。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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