心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

素顔のままで

2022年06月07日 | 雑感・愚見

 

2015年 アルジェリアで新婚初夜の翌朝に

メイクが落ちた妻の素顔を見て驚いた夫が

妻を詐欺罪で訴えました。

 

素顔の妻は、まるで別人に見えたことが理由。

 

 

新妻が実は男性だったなんて話がありましたが

その場合は、さすがに離婚は認められるでしょうけど

化粧が上手すぎたことを理由に

離婚は認められることはさすがにないですよね。

 

ただもう夫の気持ちは一気に冷めているようなので

離婚が認められなかったとしても

その後の結婚生活が上手く行くかどうか。

 

まあ顔が好みだけで結婚に至らないと思うので

互いの性格の波長が合っていれば

周りからなだめられて結婚生活を続けるうちに

次第に仲良くなることも十分にあるとは思います。

 

昔の日本なんて結婚式で初めて互いの顔を見て

長年仲良く夫婦生活を送り、深い絆を築いた

夫婦なんてのは少なくなかったようですからね。

 

結婚生活を十年以上続けている女性が

旦那に素顔を見せたことがないなんて

言っているのを時折聞くことが有りますが、

それって途轍もない努力が………

 

もっと旦那を信用しても良いと思いますし、

結婚生活が何年も仲良く続いているのなら

旦那さんは、間違いなく顔の何倍も

内面が輝いて見えているはずなんですよね。

 

旦那さんに綺麗な自分を見てもらいたい。

旦那さんの前では綺麗でいたい。

と言うような女性心なのかも知れませんが

本人の負担が大きくならない程度で宜しいかと。

 

Billy Joel - Just The Way You Are (with lyrics)

 

 

 

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井上尚弥VSノニト・ドネア

2022年06月07日 | 雑感・愚見

 

今夜、ボクシングファン注目の一大決戦、

井上尚弥VSノニト・ドネアの第二戦が行われます。

 

残念ながら地上波での放送は無しで

最近の流行りの有料のネット配信のようですね。

 

地上波では、両者のファイトマネーが負担できずで

テレビ局との放映の契約ならずのようで

これらの流れは、

テレビ局の凋落ぶりを窺い知ることになるのか、

 

村田諒太VSゴロフキン戦と同じように

両者のファイトマネーが高騰していることだけを

示唆しているのか分かりませんね。

 

両者の第一戦は、

日本ボクシング界の歴代最高の選手と言われる

井上尚弥選手がノニト・ドネアを圧倒するなんて話が

一部の関係者を除いて蔓延していましたが

 

どちらもパンチを効かし効かされの

両者共に勝利する可能性があるほどの白熱した戦いとなり

最終結果は、井上尚弥選手の判定での辛勝。

 

井上尚弥選手は、

ライトフライ級で圧倒し、スーパーフライで圧倒し、

バンタム級でも圧倒して

いったいどこまで強いんだと思っていましたが、

ノニト・ドネア選手との一戦で

その実力の底を少しさらしたようにも感じました。

 

でもまあ

元五階級制覇のノニト・ドネアにまで圧勝となると

そらもう底知れぬ強さの証明となり

対戦相手が見つからなくなっていたかも知れないので

試合を組む上でも良かったかも。

 

今回の第二戦は、両者がどう過ごして来たか

どちらの陣営の対策が嵌るかになるように思えます。

この試合の勝敗を格闘技経験が少しはある

私が勝敗をズバリ予想するとどっち転ぶか分からない

 

井上尚弥選手の評価が高い半端ないパンチ力への

ドネア選手の耐久性は証明されたし、

一撃で切り落とす必殺のパンチは、

ドネアの方があるような気もするので

今回も尚弥選手にとっては、

かなり危険な戦いになるかと思われます。

 

今夜の戦いの結果が早いラウンドでのKO決着であっても

最終ラウンドまで縺れ判定決着となっても

どちらかに武運があっただけで

両者の実力は、五分五分であると考えています。

 

興行的には、今夜の第二戦で井上尚弥選手が負けて、

最高潮の盛り上がりや大金が動くであろう

第三戦が組まれることが正解かも知れませんが、

 

ノニト・ドネアの年齢を考えると

第三戦は、無理のように思われるので

井上尚弥選手は、どんな形であれ勝利が必須です。

 

はたしてどんな決着が待っているのでしょうか。

 

 

 

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京都 石清水八幡宮Ⅱ

2022年06月06日 | 名所めぐり(京都)

 

石清水八幡宮【国宝】

 

貞観元年(859年)に清和天皇の勅命で建立されて以来

幾度も焼失して造営14度、修理17度を経ていて

現在の御本殿は、徳川三代将軍の家光が修造したもので

現存する八幡造りの本殿の中で最古かつ最大規模

 

肉眼で見たままの御本殿の荘厳さを

写真に納めようと何枚か撮影したのですが

満足する写真を撮影出来ていないんですよね。

 

 

 

 

楼門から奥へと舞殿・幣殿・本殿が続き、

廻廊も含めて国宝に指定されています。

つまりは朱色の部分が全部国宝ですね。

 

 

 

 

奈良の春日大社でも印象的だった釣り燈籠が

石清水八幡宮御本殿の廻廊にも数多く見られます。

 

 

 

 

 

 

神楽殿の楠木(楠木正成公の大楠)

    

 

神楽殿の樹齢600年~700年の

大楠【京都府指定天然記念物】は、

1334年に楠木正成公が参拝し

必勝を祈願した際に植えた7本の内の一本です。

 

 

 

築地塀(信長塀)

 

土と石灰を油で塗り固め、瓦を重ねて作られていて

強固さと防火性に優れた土塀は、信長塀とも言われています。

 

 

 

西総門【重要文化財】

 

 

 

西門・回廊【国宝】

 

 

 

西門 木鼻

 

寺院建築で良く見られる木鼻が社殿に。

 

 

 

校倉(左)・住吉社(右)

 

社殿背面にある

校倉(左)は、【京都府指定有形文化財】。

住吉社(右)は、【重要文化財】。

 

 

 

本殿背面 廻廊【国宝】

 

社殿の朱色のものは、全部国宝。

 

 

 

北総門【重要文化財】

 

 

 

北総門【重要文化財】・貴船社・龍田社

 

 

 

若宮社【重要文化財】・若宮殿社【重要文化財】

 

 

 

 

若宮殿社(左)【重要文化財】

気比社(中央)・水若宮社(右)

 

 

 

石清水八幡宮 鬼門封じ

 

社殿の東北部分は鬼門であるために

鬼門封じとして土台の石垣が切り取られています。

 

こうすることで

牛の角を持ち、虎の毛皮を身に纏った鬼が来ることを

封じることが出来るらしいのですが

その方面に疎い私にはその理屈が分からん。けど面白い。

 

 

 

東総門【重要文化財】

 

 

 

東門【国宝】

 

石清水八幡宮の初参拝の最後は、展望台を訪れます。

 

 

 

石清水八幡宮 展望台

 

展望台は、本宮の北側にあって

木津川、宇治川、桂川の三川。

天王山、愛宕山、比叡山、京都市街地、醍醐、宇治等が

パノラマで眺望できます。

 

 

 

 

木津川と宇治川の間にある京都の桜の名所の一つ、

背割堤(せわりてい)も見えます。

 

 

 

 

目の前に広がる地域が、天王山の戦いとか山崎合戦と言われる

中国大返しの豊臣秀吉明智光秀とが激突した合戦場。

 

 

 

 

世界でも権威ある酒類コンペティションで

金賞に輝いた『山崎12年』

 

今も世界で高く評価されているウィスキー『山崎』を

生み出した山崎蒸留所も見えるはずですが

肉眼では難しいかな。

 

夜の街で一度だけ頂戴しましたが

かなり飲みやすかった記憶があります。

 

 

 

 

数多くの歴史を見てきた石清水八幡宮。

 

室町幕府の第六代将軍を

何とまあ驚きのクジ引きで決めたのですが

そのクジ引きが行われたのも

ここ石清水八幡宮なんですよね。

 

今回の京都名所巡りを石清水八幡宮で終えて

神戸に向かいます。

 

皆様、今回も私の趣味にお付き合い下さり

ありがとうございました。

皆様も少しは楽しんで頂ければ幸いです。

 

次回の名所巡りもお付き合いして頂ければ

嬉しく思います。

 

 

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京都 石清水八幡宮Ⅰ

2022年06月05日 | 名所めぐり(京都)

 

 

今回の京都名所巡りで最後に訪れたのは

京都府八幡市の男山の山頂にある石清水八幡宮

2012年(平成24年)1月には

境内全域が国指定史跡となっています。

 

また石清水八幡宮は、大分県の宇佐神宮、

福岡県の笘崎宮(または神奈川県の鶴岡八幡宮)らと共に

日本三大八幡宮の一つに数えられていて

本殿を含む建造物10棟が国宝に指定されています。

 

 

 

    

 

石清水八幡宮は、

貞観元年(859年)に清和天皇の命により

平安京の南西の裏鬼門を守護する神社として創建され

北東の鬼門を守護する延暦寺と共に

皇室や朝廷から篤く崇敬されていました。

 

また源氏一門から氏神として崇められ

元々あった武神『弓矢の神』としての信仰が強くなり

織田信長、豊臣秀吉ら多くの武将達から崇敬されていて

合戦の前に参拝に訪れていたようです。

 

 

 

石清水八幡宮 ボーイスカウト像

 

石清水八幡宮の社務所内には

ボーイスカウト事務局があって様々な活動を行っています。

 

 

 

石清水八幡宮 涌峯塔(ゆうほうとう)

 

昭和59年(1984年)に

彫刻・陶芸家の清水九兵衛氏の設計で建てられた

高さ18.3mの涌峯塔(ゆうほうとう)は、

モニュメントでもあるし給水塔としても機能しています。

 

 

 

エジソン記念碑

 

エジソンは、電球開発において

重要なフィラメントの素材に竹を使用すると

電球の持ちが飛躍的に伸びることを発見し、

世界で最適の素材が日本の竹だったと言うのは

どこかで聞いたことがあったのですが

それが男山周辺に自生する真竹だったとまでは

知らなかったんですよね。

 

 

 

石清水八幡宮 三ノ鳥居

 

ー オードリー・ペップバーン ー

 

恐怖、孤独、不幸を感じる人に

最高の治療法は外に出ることです。

 

どこか安らげて、至福と自然があり

神と向き合える場所へ

それらが存在し続ける限り

悲しみは必ず癒されます。

 

私は確信しています。

自然は、どんな困難にも慰めを与えると

 

 

 

一ツ石(勝負石)

 

三ノ鳥居を潜って直ぐの参道中央にある一ツ石は、

勝負石、百度石とも呼ばれています。

かつて走馬・競馬の出発点だったとされています。

 

 

 

鳩峯寮の庭(はとみねりょう)

 

昭和36年(1961年)の

第二室戸台風で倒壊した三ノ鳥居の石材を用いて

昭和41年(1966年)に

重森三玲氏によって作庭されました。

 

 

 

 

石清水八幡宮への参拝ルートは、

〇一ノ鳥居から徒歩で表参道又は裏参道のルート。

〇京阪電車石清水八幡宮駅からケーブルカーのルート。

〇境内まで車であがるルート。

 

最初の予定は、徒歩で男山山麓の一ノ鳥居から頓宮、

表参道を利用し、本殿へと向かうつもりでしたが

三ノ鳥居から下方へ続く恐ろしく急な階段を

参拝者の皆さんが息を切らして登って来るのを見ると、

車で男山頂上までが正解でしたね。

 

 

 

御鳳輦舎(ごほうれんしゃ)

 

鳳輦が三基納められています。

鳳輦とは、神輿と考えても良いかと思います。

 

 

 

石灯籠群

 

 

 

 

石灯籠が立ち並ぶ参道の奥には、南総門が見えます。

 

 

 

御羽車舎(おはぐるましゃ)

 

御羽車二基が納められています。

御羽車とは、神輿に似ていて神輿でもなくて

天神祭りとか祇園祭の山鉾巡礼の中で

見ることが出来たような………。

 

 

 

社務所

 

 

 

 

 

 

書院石庭

 

書院石庭は、1952年(昭和27年)に

重森三玲氏によって作庭されました。

 

 

 

 

この書院庭園は、国生み神話を表現したもので

中央の小さな石は、おのころ島と言う人もいるのですが、

本当のところはどうなんでしょうね。

 

 

 

 

右奥にある石灯籠は、

鎌倉期の1295年にあたる『永仁三年末乙三月』の銘があり

重要文化財に指定されています。

 

 

 

 

 

 

手水舎

 

石清水 つきぬみいつを とこしえに

くみて あがめむ 神の御光

 

男山に湧き出る清水が

永遠に尽きることがないように

石清水八幡宮の神の

尽きることのない御威光を崇め奉りましょう。

 

 

 

 

 

 

酒樽奉献舎

 

 

 

南総門

 

昭和13年(1938年)に再建された南総門を潜ると

石清水八幡宮の象徴的な社殿がお目見えします。

 

 

 

納め所・神楽殿

 

南総門を潜って左手にある納め所・神楽殿。

 

 

 

授与所

 

南総門を潜って右手にある授与所。

 

 

 

南総門 内側

 

くるりと後ろを振り返ると南総門。

 

 

 

石清水八幡宮 楼門【国宝】・本殿【国宝】

 

石清水八幡宮の御本殿は、

二棟の建物を前後に連結させて一つの社殿とする

独特の構造をしている八幡造りで

楼門から奥へと舞殿、幣殿、本殿が続きます。

 

立派な社殿。美しい社殿。荘厳な社殿。

 

 

 

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京都 徳迎山 正法寺Ⅱ

2022年06月04日 | 名所めぐり(京都)

 

徳迎山 正法寺 本堂庭園

 

私達を最初に出迎えてくれたのは

本堂と大方丈に面した枯山水庭園です。

 

 

 

本堂庭園・唐門【重要文化財】

 

三尊石と十二神将を模した石を配置して

周りの放射状の線は、後光を表しているとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

唐門、鐘楼、中門、大方丈の建物と

庭園が一体となった景観。

 

 

 

正法寺 本堂【重要文化財】

 

本堂は、1962年(江戸時代・寛永6年)頃に

相応院『お亀の方』によって建立されたものです。

 

本堂内部は、外陣、内陣、脇陣、後陣からなっていて

その装飾もかなり手の込んだものとなっています。

 

内陣には、阿弥陀如来と両脇座像の仏像が安置されていて

後陣には、歴代の徳川家の大きな位牌が祀られています。

 

 

 

 

本堂の屋根を支える二重の垂木の先端は、

金箔の逆輪(さかわ)が装飾されているのですが

これ十回以上の工程を経て金箔を張り付けています。

 

数年前に本堂の逆輪半分程度を修復したそうですが

このような技術が絶えることなく

伝承されていることが素晴らしい。

 

 

 

東照権現堂

 

 

 

 

観光ガイドさん曰く

この東照権現堂には少し不思議なことが。

 

 

 

 

屋根に設置されている阿吽の唐獅子像。

通常は、向かって右側に阿形像、

左側に吽形像を配置するのですが、

この阿吽の唐獅子像の配置が逆になっています。

 

最初からそうなのか、いつからそうなったのか、

何か意図があるのか、単に修繕の際に配置を間違ったのか、

観光ガイドさんも分からないそうです。

 

 

 

正法寺 小方丈【京都府指定文化財】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正法寺 開山堂

 

 

 

小方丈から本堂

 

当然ながら小方丈の建物内も撮影禁止。

なので大方丈、本堂、小方丈、書院等の

時代を感じられる素晴らしい室内装飾と襖絵など

写真に残せないのが残念です。

 

 

 

小方丈から 本堂・本堂庭園

 

 

 

小方丈・書院(奥)【京都府指定文化財】

 

小方丈から書院へと向かいます。

 

 

 

書院庭園 手水鉢

 

 

 

書院庭園【京都府名勝指定】

 

池泉鑑賞式庭園の書院庭園

池泉鑑賞式庭園とは、庭園を座敷や書院等の建物から

眺めることを想定して作庭されたもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瀧石組

 

滝石組が施されているだけでなく

実際に水が流れ落ちています。

 

 

 

 

昔は、庭園前の山にあった神社に参拝するために

池泉の飛石を渡り向かっていたのだそうです。

 

料理が高級すぎるお皿に盛られて提供されたら

私なんかは緊張して料理の味が

全くしなくなるに違いないのですが、

 

本堂・大方丈・小方丈・書院等の

室内装飾、襖絵等、どれも立派過ぎて

本堂は別にしても実際に使用されているのだろうか。

 

実際に使用する際は、

どんな気分になるのだろうか。

 

 

 

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京都 徳迎山 正法寺Ⅰ

2022年06月03日 | 名所めぐり(京都)

 

徳迎山 正法寺は、建久2年(1191年)に

鎌倉幕府の御家人の高田蔵人忠国により

天台宗の寺として開創。

 

天文15年(1546年)に

室町時代に住職となった伝誉上人は、

後奈良天皇の帰依を受け勅願寺となりました。

 

正法寺を菩提寺とする志水宗清の娘『お亀(相応院)』

伏見城に住んでいた徳川家康公の目に留まり側室となり

家康公の第9子を産み(後の尾張徳川家初代の義直

正法寺は繁栄していきます。

 

 

 

京都 徳迎山 正法寺

 

子供を行水中であったお亀の方

まもなく家康公が訪れると聞き、

このままでは無礼になると

行水中だった子供をたらいごと抱えて建物の中へ。

 

そのお亀の姿を見た家康公は、

丈夫で健康な我が子を産んでくれるに違いないと

側室へと向かえたという話が面白い。

 

今の時代、女性は子供を産む道具じゃないって

家康公も怒られるのかな。

 

 

 

徳迎山 正法寺 総門

 

1616年に家康公が亡くなると

お亀の方は髪を下ろして『相応院』となり

義直と共に名古屋に移りますが

その後も正法寺は、尾張藩の厚い庇護を受け続けます。

 

1629年頃には、相応院の寄進によって

現在も残る本堂・唐門・大方丈が建立されました。

 

 

 

正法寺 地蔵堂

 

そんな徳迎山 正法寺は、通常は非公開で

年間8日間だけ、たった8日間だけ特別公開されます。

 

今回の京都巡りは、松花堂庭園の特別公開日

ここ正法寺の特別公開日に合わせて出発しました。

 

 

 

正法寺 法雲殿

 

法雲殿の中には、男山の八角堂に安置されていた

480㎝に及ぶ石清水八幡宮の本地仏(鎌倉時代作)の

木造阿弥陀如来坐像【重要文化財】が安置されています。

 

以前、清凉寺の霊宝館で拝見させて頂いた

源氏物語の光源氏のモデル源融の供養のために造られた

阿弥陀三尊像以来の感覚が生じるほど

素晴らしい仏像です。

 

時間にゆとりがあれば仏像の前に腰を下ろして

1時間でも2時間でも拝見し続けたくなります。

 

 

 

徳迎山 正法寺 唐門【重要文化財】

 

唐破風造りと入母屋造りを組み合わせた屋根。

親柱筋の牡丹の透かし彫り。

桟唐戸(扉)の牡丹唐草の浮彫等で装飾されています。

 

 

 

 

 

 

 

唐門に掲げられている扁額の徳迎山の文字は、

徳川家を迎え入れるとも読めますが

この文字は後奈良天皇(室町時代)から

賜った額字(書)を元にしたもので

 

この扁額を掲げた頃は、

徳川家とは縁もゆかりもないどころか

徳川家は存在すら知られていなかったのですが

後に徳川家と縁深くなったのは不思議な縁ですね。

 

 

 

正法寺 庫裡門

 

 

 

 

 

 

正法寺 庫裡

 

ここまでは普段でも入ることが出来るようです。

 

 

 

正法寺 大方丈玄関・中門

 

 

 

正法寺 鐘楼【京都府指定文化財】

 

1621年(江戸・元和7年)に建立されたもの。

 

 

 

 

 

 

正法寺 庫裡内

 

ここからが通常では入ることが出来ない区域。

 

 

 

 

徳迎山 正法寺の特別拝観は、

約10人単位の拝観者に一名の観光ガイドの方が付いて

約1時間にわたって一緒に巡り

色々な事について詳しく説明をしてもらえます。

 

なんか特別の寺院感がビシビシ伝わります。

 

 

 

大方丈・本堂【重要文化財】

 

左の建物が大方丈で右奥の建物が本堂

その二つの建物に面して美しい本堂庭園があります。

 

 

 

大方丈前 手水鉢

 

手水鉢の形が亀の形をしているように見えます。

お亀の方にちなんでいるのかも知れません。

 

 

 

正法寺 本堂庭園

 

大方丈は、前三室と後三室の二列六室の構成となっていて

歴史を感じられる雄大な襖絵と上段の間等を

観賞することが出来ます。

 

それらは撮影禁止で

写真に残すことが出来ないのが残念。

 

 

 

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京都 松花堂庭園Ⅱ

2022年06月02日 | 名所めぐり(京都)

 

松花堂庭園の外園の後一つの茶室の名称は『竹隠』

どうでも良い事ではあるのですが

茶室の並びが松・竹・梅とはなっていないんですよね。

 

内園の草庵『花堂』の松からだと

茶室『竹隠』、茶室『梅隠』となって

南から北へに松・竹・梅と綺麗に並ぶので

外園の茶室『松隠』は、最後に造られたのかも。

 

なんて勝手に想像を巡らせて一人楽しみます。

 

 

 

松花堂庭園 茶室『竹隠』

 

琵琶床の四畳半の茶室。

 

琵琶床とは、達磨床とも言って

昔は楽器『琵琶』を置くために

床の間の脇に少し高い棚が設けられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『楊梅』(ヤマモモ)

 

小学生の頃に同級生達と山に自生している

ヤマモモの実を収穫していたのですが

あれと同じ種の木なのだろうか。

 

ヤマモモを食べたことありますか。

独特の甘酸っぱい味で美味しいんですよね。

 

 

 

別館 松花堂美術館前

 

 

 

松花堂庭園 『女郎花塚』

 

八幡市には、頼風塚女郎花塚と呼ばれる二つの塚があり、

男山の東の住宅街にあるのが頼風塚(男塚)で、

ここ松花堂にあるのが女郎花塚(女塚)です。

 

人々が悲恋の結末を迎えた二人を哀れんで

二人の塚を設けたものらしい。

 

 

 

 

 

 

松花堂・書院庭園

 

ここから先が松花堂庭園の内園となるのですが

復旧工事中のため草庵『松花堂』と

その周辺のみの観賞となります。

 

 

 

草庵『松花堂』・書院庭園 玄関

 

特別公開期間の後は、再びしばらく閉ざされます。

次回の特別公開は未定で泉坊書院が復旧工事を終えて

内園が完全に公開されるのは数年先になりそうとのことです。

 

 

 

松花堂 前庭

 

 

 

松花堂 露地門

 

 

 

草庵『松花堂』

 

明治24年(1891年)に

男山から現在の場所に移築された

松花堂昭乗が隠居後に住んだ広さ二畳ほどの建物。

 

草庵とは、高潔な生活を志す者の脱俗的な侘住居

草葺ぶきの質素で小さな家のこと。

起きて半畳 寝て一畳 天下とっても二合半。

 

 

 

松花堂 石灯籠・手水鉢

 

男山から移築された草庵『松花堂』の周辺の石灯籠や

手水鉢、飛石等は、忠実に再現されているようです。

 

 

 

 

 

 

 

草庵『松花堂』は、

外園の3つの茶室とは時代感が違いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松花堂 かまど

 

昭乗の質素な暮らしぶりを釜戸からも想像できるのですが

これ大丈夫なんだ。こんな場所に釜戸を設けて。

簡単に火事になりそうで怖い。

 

 

 

松花堂 天井画

 

 

 

泉坊書院庭園

 

草庵『松花堂』と同じく

明治24年に男山から移築された泉坊書院は、

完全にメッシュシートで覆われていて

書院庭園は、草庵『松花堂』から

見える範囲のみですが観賞できました。

 

内園自体は、散策できそうではあるのですが

来園者の安全対策の為や復旧工事の妨げにならないよう

内園散策も中止しているのだと思われます。

 

小さな区域に多くの時間を滞在して

外園へと戻ります。

 

 

 

松花堂庭園 外園『椿園』

 

200本を超える椿園。

椿の花が咲く時期は圧巻の景色となるかも。

 

 

 

 

松花堂庭園は、約20,000㎡の広さがあり

庭園内の木々は手入れが行き届き美しい庭園で

今回の訪問では、泉坊書院は観賞出来ず

内園も散策も出来ずでしたが満足できる訪問となりました。

 

よく知られている松花堂弁当は、

昭和の初めに吉兆の創業者・湯木貞一氏が

昭乗の庵で行われた茶会で使用された

四つ切箱を見て考案したのが松花堂弁当。

 

今度、松花堂庭園を訪れた際は美術館を観賞し、

吉兆松花堂店で庭園を観賞しながら食事をし、

庭園を散策したいなあ。

 

 

 

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京都 松花堂庭園Ⅰ

2022年06月01日 | 名所めぐり(京都)

 

江戸時代初期に

書画や茶の湯に秀でた文化人として活躍した

松花堂昭乗(しょうかどう しょうじょう)は、

 

石清水八幡宮の寺坊の一つ瀧本坊の住職を務め、

隠居後は男山にあった宿坊の一つ泉坊の一角に

草庵『松花堂』を建て松花堂昭乗と名乗ります。

 

明治初年の神仏分離で

全ての宿坊は撤去されて草庵『松花堂』は、

明治24年に現在の場所に移転し

「松花堂庭園・美術館」という文化施設となっています。

 

 

 

京都 松花堂庭園・美術館

 

昭和32年(1957年)に

男山山中にある松花堂跡国の史跡に指定され

共に現在「松花堂庭園・美術館」敷地の内園にある

草庵『松花堂』とその区域国の史跡に指定されます。

 

平成26年(2014年)には、

草庵『松花堂』と『書院庭園』は、国の名勝に指定されました。

 

 

 

美術館

 

松花堂庭園は、外園と内縁に分かれていて

草庵『松花堂』・書院庭園を含む内園は、

2018年の大阪北部地震、台風被害の復旧工事のため

長らく封鎖されていました。

 

草庵『松花堂』の復旧工事終了にともない

4月1日から5月31日まで

内園の特別公開を実施されるとのことなので

友人と訪れることにしました。

 

 

 

松花堂庭園 受付

 

庭園受付での特別公開の内容説明では、

内園の立ち入りは、

草庵『松花堂』とその敷地区域のみとなり

復旧工事中の泉坊書院はもちろんのこと

内園全域の散策は出来ないとのこと。

 

「おもってたんとちゃう~。」

 

ここまで来て入園せず引き返す訳にはいかないので

外園と特別公開部分だけの観賞でも

十分に楽しめることを期待して入園することに。

 

 

 

松花堂庭園 外園

 

良く手入れされている木々を見て

入園直後から十分に満足できそうな予感がします。

 

 

 

 

庭園には、40種類を超える竹・笹類、

200本を超える椿、紫陽花、梅や桜等があり

四季の花々を楽しめるとのことです。

 

 

 

 

私達が来園した時期は、開花を終えた花と

これから開花を始めようとする花の狭間でしょうか。

園内の主役の色は、新緑の緑色。

 

 

 

 

園内の空間は、外の世界の生活音から切り離され

庭園の空間に没入出来るのも魅力的です。

 

 

 

 

外園を流れる川に三本の竹筒から流れ落ちる水音と

風に揺らめく木々の葉音が遠慮がちにさざめき、

ツツジの赤い花とオオヤマレンゲの白い花で

ほんのりと彩されています。

 

 

 

 

 

 

 

池泉に浮かぶ井戸蓋のようなもの。

まさかの井戸があったら驚きですが

さすがにないはずなので何の用途なんでしょうか。

 

池泉に浮かぶ謎の井戸蓋の有る無しで

この池泉の風景がまるで違ってきますね。

 

 

 

 

曲線加工された竹垣。

 

 

 

松花堂庭園 茶室『梅隠』

 

松花堂庭園の外園に設けられている

3つの茶室の内の一つ茶室『梅隠』は、

宗旦流(三千家)の祖『千 宗旦』好みの

四畳半の茶室を再現したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶室『梅隠』 水琴窟

 

竹筒に耳を近づけると

水琴窟独特の音色を聞くことが出来ます。

水琴窟を考え付いた人って天才だと思うんですよね。

 

 

 

茶室『梅隠』 竹枝穂垣

 

 

 

松花堂庭園 茶室『松隠』

 

茶室『梅隠』に隣接してあるのが

九畳の広間や四畳台目の小間がある茶室『松隠』

 

 

 

 

閑雲軒は、小堀遠州が昭乗の為に造ったものを

再現しています。

 

 

 

 

『梅隠』『松隠』の2つの茶室を観賞し終えて

外園の残りあと一つの茶室の観賞へと向かうのですが

残り一つの茶室の名称が何なのか

もう分かるのではないでしょうか。

 

 

 

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