日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

Keep Your Smile-「笑顔度」測定器?-

2007-09-09 07:08:54 | ライフスタイル
朝日新聞のWEBサイトに、面白い新商品の紹介があった。
それがあなたの笑顔、今何%? オムロンが「笑顔度」測定開発だ。

拙ブログにアクセスしてくださる方ならよくご存知だろうが、私のエントリには「笑顔」という言葉を使っている内容が多い。
「何故?」と疑問に思われるかも知れないが、コミュニケーションの一つとして「笑顔」がある、と常々考えているからである。

その一つとして、笑顔を上手に使ったテレビCMがある。
「明治安田生命」の企業CMや、カルビーのポテトチップスなどが、代表的なモノだろう。
出演者は、一般から応募された「幸せな時間」を切り取ったフォトスナップの人たち。
その効果は、ヘタなタレントさんの作り笑顔よりもズッと素敵で、視聴者にも「幸せ感」が素直に伝わるCMとなっている。

これらのCMを見ると、人の表情や仕草などが言葉よりも強いメッセージを伝えることができる、と言うコトをよく現しているということがわかる。
その中でも一番伝わるメッセージが、「笑顔」という「幸福感」なのではないだろうか?
ところが、最近テレビニュースなどで「笑顔を見る」コトが、減ってきている。
その傾向が強いのは、政治家のみなさん。
それこそ大臣就任時には、「大臣だ~!!!」という笑顔が見られるのだが、その後はドンドンなくなっていき、いつのまにか人相も悪くなってしまっている。
まぁ、「大臣だ~!!!」という時の笑顔も、上述したテレビCMに登場するような笑顔に比べると、相当異質な笑顔で、多くの場合「権力とおカネの臭いがする笑顔」のように感じるコトは否めない。
それでも「大臣になった喜び」という、幸せ感は一応に伝わってくる。

テレビのバラエティー番組などをボンヤリ見ていても、相手を蔑むようなコトを芸風としているタレントさんなどの笑顔は、どこか安直な作り笑いのように見えるコトが少なくない。
まるで、そのタレントさんの「心の貧しさ」を見ているような気がする時もある。
反対に、年齢を重ねても笑顔の素敵な人は若々しく、心の豊かさを感じるモノだ。

この「笑顔測定器」、本当は余り使われないほうがいいのかも知れない。