戦後昭和の政治が終わるのか？

今日の夕方のニュースのトップは、民主党小沢代表の公設秘書の逮捕だった。
以前から、一部週刊誌などではこの事件について、頻繁に記事として記載されていた。
それが現実となったと言うのか・・・。

内閣支持率の調査などで、次の与党として民主党の名前が挙がるのだが、その党首である小沢さんの人気はイマイチだ。
その理由はイロイロあるのだとは思うのだが、やはり「新鮮味が無い」と言うコトがあるような気がする。
「竹下→金丸」と言う、旧自民党のイメージが強いと言うか・・・。
その小沢さんが代表となっている、民主党に対しては期待感と小沢さんの持っている旧態的イメージのせめぎあいと言うのが、世論調査でも明らかになっていたような気がする。

その小沢さんの公設第一秘書の逮捕と言うのは、とても衝撃が大きいように思う。
その逮捕理由もまた旧自民党的な感じがする。
おそらく、「この機を逃さず！」と言うコトで、今度は自民党が民主党に対して反撃開始！をするのだろう。
しかし、多くの国民は「そんな事よりも、サッサと国会の重要法案を審議してくれ」と思っているのではないだろうか？

自民党も民主党も「選挙に結びつく政治」には興味があっても、「国民生活を支える政治」には興味が無いように感じるからだ。
もちろん選挙を支えるのは「地盤・看板・かばん」の「政治の三種の神器」だ。
そのうちの「地盤」は、地元だけではなく政治献金を提供してくれる業界団体や企業も含まれる。
今では地元支援者よりも業界団体や企業のほうが、選挙には有力な支持者かも知れない。
だからこそ、このような事件が後を絶たないのだ。

ただ、今回の逮捕劇は民主党・小沢さんに限ったことでは無さそうだ。
何でも自民党にも同じような疑惑を持たれている人がいるらしい。
もしかしたら、この事件がキッカケで総選挙になるかも知れない。
とすればこの選挙こそ、「戦後昭和政治の終焉」を告げるモノになるのでは？
「政界再編」と言うモノではなく、それこそ「チェンジ」となる可能性もあるのでは？
それを試されるのは、政治家ではなく選挙民なのだが・・・。