金勝山へは短い周期で登りに来ていますが、気持ちが疲弊してきた時、この山を駆け巡ることで随分と気持ちが晴れる思いがします。
何度か登る間にいろいろなルートを通って見ごたえのあるポイントにも立ち寄りましたが、「後天狗岩」へは行ったことがありませんでした。
ですので、今回は「後天狗岩」をコースに組み入れました。
金勝山というと「天狗岩」が人気の場所となっていて、岩塊を登られる人が絶えませんが、隠れスポットとして「後天狗岩」という場所があります。
「後○○」とアルプスの山名のような響きも恰好が良く、登山口でもらえるハイキングマップには記載のない場所。ということで秘境感があって楽しみです。
場所は思い込みで勘違いしていて「竜王山」の山頂から行けるものだと思い込み、竜王山の山頂へ登ってしまいました。
金勝山には竜王山(標高604.7m)、鶏冠山(標高490m)の2つのピークがありますが、両方とも木に囲まれて眺望はあまり期待できません。
「後天狗岩」は、竜王山の山頂から反対方向へ下るのかと勘違いしていたのですが、そちらは道らしきはあるが藪漕ぎの道でなんか違う。
ヤマップで調べると、「後天狗岩」は竜王山とは方向違いで、今来た道を戻った先に分岐があるようです。
「後天狗岩」への道は分岐があるとはいえ、とても分かりにくい感じのところにあり、道もその先に目的地があるとの確信がなければ躊躇してしまうような道です。
天狗岩にはいつも大勢の人の姿がありますが、後天狗岩方向には人の姿がない。
というかこの日は結局誰一人として出会うことはありませんでした。
どうやらここが「後天狗岩」という場所に辿り着き、次は写真奥の岩塊に登ることになります。
後天狗岩は天狗岩より規模は小さい感じとはいえ、どうやって登るか登り道を探さないといけない。
実際に岩の前まで来ると、かなり傾斜のある岩の間を登って行かないとならない。
危なそうなのでリュックやトレッキングポールは岩の下にデポして身軽な状態で登ります。
下は岩塊の反対側の風景です。
では登りましょう!ルートは岩の間の裂けめのような場所で一応足場はあります。
岩の上の方まで登ると足場が悪くなりますが、ロープが垂らされていますのでロープを頼りに登ります。
ただしこの岩塊は登るよりも下りる方が怖いやつです。
後天狗岩の最上部から見えた光景。
鶏冠山が手前にあって、その先は琵琶湖や湖西の風景ですが、残念ながら雲がかかってきました。
下山するまで雨が降らないことを祈る。
岩直下の木には「後天狗岩590m」の標示があります。
岩自体は「天狗岩」の方が大きいですが、「後天狗岩」は一味違った岩塊でした。
帰り道、金勝山の麓にある「九品の滝」へと立ち寄ります。
過去にこの滝を訪れたのはもう5年も前。石碑や小道に記憶はあったが滝の姿はもう忘れていました。
「九品の滝」は、3段に分かれて流れ落ちるさまが、仏教用語の九品浄土を思わせることからその名がついたといわれている。
上滝(約10m)、中滝(約8m)、下滝(約3m)からなる滝は総高約20mの滝で、渓流を含めると100mになり見応えは充分です。
滝と太陽光の角度が直射してしまい滝の岩や水に反射してしまったのが残念でしたが、水量もあって迫力がある。
上滝は大きな一枚岩を滑り落ちるように落下していて、中滝は上滝の滝壺から傾斜のある岩を流れ落ちる。
傾斜は段々と緩やかになっていき渓流へと変わっていきます。
『九品』について言い伝えがあり、江戸時代中期に島津藩の側室だった方が、近くの観音寺の尼として住んでおり、時折この滝に訪れて歌を詠んだという。
その歌を要約すると「この滝の音のすがすがしい響きは、さながら極楽浄土の美しい音楽を聴く思いである」という意味だという。
下が最後の下滝かと思いますが、小さいながらもしっとりとした感じのする小滝です。
滝は渓流になり、湿地になっていきます。湿地は草に覆われ生き物の豊富そうな場所です。
何度か登る間にいろいろなルートを通って見ごたえのあるポイントにも立ち寄りましたが、「後天狗岩」へは行ったことがありませんでした。
ですので、今回は「後天狗岩」をコースに組み入れました。
金勝山というと「天狗岩」が人気の場所となっていて、岩塊を登られる人が絶えませんが、隠れスポットとして「後天狗岩」という場所があります。
「後○○」とアルプスの山名のような響きも恰好が良く、登山口でもらえるハイキングマップには記載のない場所。ということで秘境感があって楽しみです。
場所は思い込みで勘違いしていて「竜王山」の山頂から行けるものだと思い込み、竜王山の山頂へ登ってしまいました。
金勝山には竜王山(標高604.7m)、鶏冠山(標高490m)の2つのピークがありますが、両方とも木に囲まれて眺望はあまり期待できません。
「後天狗岩」は、竜王山の山頂から反対方向へ下るのかと勘違いしていたのですが、そちらは道らしきはあるが藪漕ぎの道でなんか違う。
ヤマップで調べると、「後天狗岩」は竜王山とは方向違いで、今来た道を戻った先に分岐があるようです。
「後天狗岩」への道は分岐があるとはいえ、とても分かりにくい感じのところにあり、道もその先に目的地があるとの確信がなければ躊躇してしまうような道です。
天狗岩にはいつも大勢の人の姿がありますが、後天狗岩方向には人の姿がない。
というかこの日は結局誰一人として出会うことはありませんでした。
どうやらここが「後天狗岩」という場所に辿り着き、次は写真奥の岩塊に登ることになります。
後天狗岩は天狗岩より規模は小さい感じとはいえ、どうやって登るか登り道を探さないといけない。
実際に岩の前まで来ると、かなり傾斜のある岩の間を登って行かないとならない。
危なそうなのでリュックやトレッキングポールは岩の下にデポして身軽な状態で登ります。
下は岩塊の反対側の風景です。
では登りましょう!ルートは岩の間の裂けめのような場所で一応足場はあります。
岩の上の方まで登ると足場が悪くなりますが、ロープが垂らされていますのでロープを頼りに登ります。
ただしこの岩塊は登るよりも下りる方が怖いやつです。
後天狗岩の最上部から見えた光景。
鶏冠山が手前にあって、その先は琵琶湖や湖西の風景ですが、残念ながら雲がかかってきました。
下山するまで雨が降らないことを祈る。
岩直下の木には「後天狗岩590m」の標示があります。
岩自体は「天狗岩」の方が大きいですが、「後天狗岩」は一味違った岩塊でした。
帰り道、金勝山の麓にある「九品の滝」へと立ち寄ります。
過去にこの滝を訪れたのはもう5年も前。石碑や小道に記憶はあったが滝の姿はもう忘れていました。
「九品の滝」は、3段に分かれて流れ落ちるさまが、仏教用語の九品浄土を思わせることからその名がついたといわれている。
上滝(約10m)、中滝(約8m)、下滝(約3m)からなる滝は総高約20mの滝で、渓流を含めると100mになり見応えは充分です。
滝と太陽光の角度が直射してしまい滝の岩や水に反射してしまったのが残念でしたが、水量もあって迫力がある。
上滝は大きな一枚岩を滑り落ちるように落下していて、中滝は上滝の滝壺から傾斜のある岩を流れ落ちる。
傾斜は段々と緩やかになっていき渓流へと変わっていきます。
『九品』について言い伝えがあり、江戸時代中期に島津藩の側室だった方が、近くの観音寺の尼として住んでおり、時折この滝に訪れて歌を詠んだという。
その歌を要約すると「この滝の音のすがすがしい響きは、さながら極楽浄土の美しい音楽を聴く思いである」という意味だという。
下が最後の下滝かと思いますが、小さいながらもしっとりとした感じのする小滝です。
滝は渓流になり、湿地になっていきます。湿地は草に覆われ生き物の豊富そうな場所です。
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