『八方塞がり』という言葉を聞いたことがあると思います。
「この状況じゃ“八方塞がり”で何ともならない」のような使い方をすると思いますが、元々は陰陽道(おんようどう)でいう“どの方角にも障りがあって何もできない状態”から来ているそうです。
厄年のお祓いは知っていましたが、“八方除け”のお祓いがあるのを知ったのは少し前に参拝した近江八幡市の賀茂神社でのことでした。
今年の当方は“何ともやりきれない閉塞状態”が続いていたのですが、賀茂神社で『八方塞がり』の年に当っていたのを知った時は思わず納得してしまいました。
いよいよ気が詰まって我慢も限界にきてましたので、気分を一新したいと思い立ち、再び賀茂神社に参拝して八方除けのお祓いを受けました。
2016年はもう半分以上過ぎているとはいえ、太陰暦で年の初めとされる節分(立春の前日)を考えれば、『八方塞がり』はあと半年続きますからね。
賀茂神社は奈良時代に聖武天皇が陰陽道の祖とされる吉備真備に命じて創建され、平安時代に安倍晴明と並ぶ陰陽師であった賀茂氏の先祖の賀茂大神を御祭神として祀る神社です。
京都にある上賀茂神社・下鴨神社との関係はよく分かりませんが、上賀茂神社の御祭神の「賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)」、下鴨神社の「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」は賀茂神社でも大神として祀られています。
賀茂神社は背後に大きな森があり、境内には神木がいくつかあって、「気」が溢れてくる感じのある神社です。
拝殿や本殿はさほど大きな建物ではありませんが、これは度重なる兵火によって縮小せざるを得なかった歴史があるそうです。
賀茂神社の本殿で不思議なのは、神社の本殿の屋根には必ずと言っていいほどある『千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)』がないことです。
神社の本殿というと、屋根の両端にあるVの形に突き出している千木がありますが、賀茂神社にはありません。
京都の上賀茂神社や下鴨神社も同様にないそうですから陰陽道の神社にはないのかもしれませんね。
お祓いをして頂いたのは祈祷殿になりますが、禰宜の方の説明によると地元の樹木15種を使用して建築したため、総檜造りではないとのことです。
それぞれの樹木がそれぞれの使命を果たして祈祷殿は作られているともおっしゃってました
受けたお祓いは非常に丁寧なお祓いで驚いたのですが、儀式の前後に講話していただいた話は深みがあり感動を覚えるくらいでした。
<お祓い前の話の一部>
・杜(森)に入って、木の切り株に腰掛け、自然の気を取り入れるような気持ちになってください。
・落ち着いて五感に集中していけば六感で感じ取ることができるものがあるかもしれません。
・人や生き物(生きとし生けるもの)には全て生まれてきた使命があります。何が出来るか考えてみてください。
<お祓いの後の話の一部>
・縁があってお参りにきてくださるのは神様のお導きがあるのだと思います。本日は神様との縁を「言霊(ことだま)」でおつなぎさせていただきました。
・「陽」の気を取り入れて活力を養ってください。
さて、ご供与品の中にあった絵馬に願い事を書いて、祈願を致しました。
陰陽道の神社ですから、絵馬に書かれているのは八咫烏です。
左の黒い八咫烏は日本神話で神武東征(じんむとうせい)の際、神武天皇の道案内をしたとされるカラスだと思いますが、右の金色の八咫烏はなんでしょう?
これは、古代中国の伝説上のカラスである金烏(きんう)の影響だそうで、金烏は太陽信仰の象徴とされることがあるそうです。
陰陽道では、九星(一白・二黒・三碧・四緑・五黄・六白・七赤・八白・九紫)を八角形の角に8星を配置し、真ん中に1星を配置して方位を占うとされています。
真ん中である中宮にくる星が『八方塞がり』の星になりますが、本来は強運であるものの、つまずくと最低になる、「最高と最低」のどちらかしかない方位だそうです。
当方は特別何かを信仰しているわけではありませんが、お祓いを受けて、気分一新で気持ちを切り替えるいいきっかけになったと思っています。
「この状況じゃ“八方塞がり”で何ともならない」のような使い方をすると思いますが、元々は陰陽道(おんようどう)でいう“どの方角にも障りがあって何もできない状態”から来ているそうです。
厄年のお祓いは知っていましたが、“八方除け”のお祓いがあるのを知ったのは少し前に参拝した近江八幡市の賀茂神社でのことでした。
今年の当方は“何ともやりきれない閉塞状態”が続いていたのですが、賀茂神社で『八方塞がり』の年に当っていたのを知った時は思わず納得してしまいました。
いよいよ気が詰まって我慢も限界にきてましたので、気分を一新したいと思い立ち、再び賀茂神社に参拝して八方除けのお祓いを受けました。
2016年はもう半分以上過ぎているとはいえ、太陰暦で年の初めとされる節分(立春の前日)を考えれば、『八方塞がり』はあと半年続きますからね。
賀茂神社は奈良時代に聖武天皇が陰陽道の祖とされる吉備真備に命じて創建され、平安時代に安倍晴明と並ぶ陰陽師であった賀茂氏の先祖の賀茂大神を御祭神として祀る神社です。
京都にある上賀茂神社・下鴨神社との関係はよく分かりませんが、上賀茂神社の御祭神の「賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)」、下鴨神社の「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」は賀茂神社でも大神として祀られています。
賀茂神社は背後に大きな森があり、境内には神木がいくつかあって、「気」が溢れてくる感じのある神社です。
拝殿や本殿はさほど大きな建物ではありませんが、これは度重なる兵火によって縮小せざるを得なかった歴史があるそうです。
賀茂神社の本殿で不思議なのは、神社の本殿の屋根には必ずと言っていいほどある『千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)』がないことです。
神社の本殿というと、屋根の両端にあるVの形に突き出している千木がありますが、賀茂神社にはありません。
京都の上賀茂神社や下鴨神社も同様にないそうですから陰陽道の神社にはないのかもしれませんね。
お祓いをして頂いたのは祈祷殿になりますが、禰宜の方の説明によると地元の樹木15種を使用して建築したため、総檜造りではないとのことです。
それぞれの樹木がそれぞれの使命を果たして祈祷殿は作られているともおっしゃってました
受けたお祓いは非常に丁寧なお祓いで驚いたのですが、儀式の前後に講話していただいた話は深みがあり感動を覚えるくらいでした。
<お祓い前の話の一部>
・杜(森)に入って、木の切り株に腰掛け、自然の気を取り入れるような気持ちになってください。
・落ち着いて五感に集中していけば六感で感じ取ることができるものがあるかもしれません。
・人や生き物(生きとし生けるもの)には全て生まれてきた使命があります。何が出来るか考えてみてください。
<お祓いの後の話の一部>
・縁があってお参りにきてくださるのは神様のお導きがあるのだと思います。本日は神様との縁を「言霊(ことだま)」でおつなぎさせていただきました。
・「陽」の気を取り入れて活力を養ってください。
さて、ご供与品の中にあった絵馬に願い事を書いて、祈願を致しました。
陰陽道の神社ですから、絵馬に書かれているのは八咫烏です。
左の黒い八咫烏は日本神話で神武東征(じんむとうせい)の際、神武天皇の道案内をしたとされるカラスだと思いますが、右の金色の八咫烏はなんでしょう?
これは、古代中国の伝説上のカラスである金烏(きんう)の影響だそうで、金烏は太陽信仰の象徴とされることがあるそうです。
陰陽道では、九星(一白・二黒・三碧・四緑・五黄・六白・七赤・八白・九紫)を八角形の角に8星を配置し、真ん中に1星を配置して方位を占うとされています。
真ん中である中宮にくる星が『八方塞がり』の星になりますが、本来は強運であるものの、つまずくと最低になる、「最高と最低」のどちらかしかない方位だそうです。
当方は特別何かを信仰しているわけではありませんが、お祓いを受けて、気分一新で気持ちを切り替えるいいきっかけになったと思っています。
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